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【来日記念】THE RASMUS最新作『DARK MATTERS』アルバム・レビュー

フィンランドのメロディック・ロックTHE RASMUSが、11/29(水)TSUTAYA O-WEST、12/1(金)心斎橋THE LIVE HOUSE somaで、久々の来日公演実施!最新作の『DARK MATTERS』を含む、アルバム・レビューを時系列で書いてみます。1stと2ndは持ってないので、3rdからのレビューです。 (yas-no)

ハードロック/ヘヴィーメタル メロディアスハード メロハー 北欧 来日

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前作の延長線上にあるポップな感覚の強い復帰作

活動休止から復帰した最新作17年9th。先行音源を聴いた時に何となく予想していた通り、前作の延長線上にある、仄かな哀感を帯びた柔和なメロディを、エレクトロニクスなアレンジのビートに乗せたポップチューンが中心の作風。キャッチーなメロディ自体は相当なクオリティで、間違いなく良いし好きなんですが、これが今のTHE RASMUSだと理解はしているものの、やはり少し物足りなさを感じてしまうのも事実。
儚げに浮遊する歌メロのポップチューン"SOMETHING IN THE DARK"、郷愁漂うメロディが胸に染みる"SILVER NIGHT"、繊細な憂いを帯びたメロディを軽やかでダンサブルなビートに乗せた"DELIRIUM"あたりが良い感じです。

DARK MATTERS

DARK MATTERS THE RASMUS

  1. パラダイス試聴
  2. サムシング・イン・ザ・ダーク試聴
  3. ワンダーマン試聴
  4. ナッシング試聴
  5. エンパイア試聴
  6. クリスタルライン試聴
  7. ブラック・デイズ試聴
  8. シルバー・ナイト試聴
  9. デリリウム試聴
  10. ドラゴンズ・イントゥ・ドリームス試聴
  11. スーパーノヴァ (ボーナス・トラック)試聴
  12. ドラム (ボーナス・トラック)試聴

更にポップに洗練された結果やや薄味感の漂う8th

セルフ・タイトルを冠した12年8th。前作の時点でかなりポップな質感になっていましたが、本作ではHM/HR的な要素はほぼ皆無となった印象。メロディも暗くダークなものから、淡い希望を感じさせるようなポジティヴなものが目立つようになりました。これはこれで素晴らしいのですが、「DEAD LETTERS」以降の名作3枚と比べると、やや薄味な印象もあり、お気に入り度は若干落ちてしまいました。前作までは必ず存在したキラーチューンも、これといったものが無いような気がします。
靄のかかった朝の光のような浮遊感とポジティヴさの感じられる"STRANGER"、柔和でポップな歌メロがダンサブルなビートでドライヴする"I'M A MESS"の冒頭2曲が、本作の印象を際立たせています。ヘヴィなGtリフに陰鬱な歌メロが絡む"SOMEONE'S GONNA LIGHT YOU UP"、スムースで陰りを帯びた歌メロの"FRIENDS DON'T DO LIKE THAT"あたりは、従来の彼等らしい哀愁チューン。

THE RASMUS

THE RASMUS THE RASMUS

  1. ストレンジャー
  2. アイム・ア・メス
  3. イッツ・ユア・ナイト
  4. セイヴ・ミー・ワンス・アゲイン
  5. サムワンズ・ゴナ・ライト・ユー・アップ
  6. エンド・オブ・ザ・ストーリー
  7. ユー・ドント・シー・ミー
  8. サムホエア
  9. フレンズ・ドント・ドゥ・ライク・ザット
  10. スカイ
  11. メス-アヴァランシィ (リ・ヴァンプド・バイ・パウリ・ランタサルミ) (日本盤ボーナス・トラック)

ポップさが際立つ作風ながらもメロディの魅力は依然強力

DESMOND CHILDがプロデュースを務めた08年7th。ヘヴィなGtが控え目になっている代わりに、ポップ寄りの多彩なアレンジが加わって、全体的にソフトで聴き易いサウンドになっており、最早HR/HMと呼ぶのも躊躇われる程です。ただ、彼等の生命線は超メランコリックな哀愁メロディにあるわけで、そこは微塵も変わりなく、ある意味歌メロを聴かせる事に特化した結果とも言えるかもしれません。
ラップ調のVoにエレクトロニクス多用のバッキングと、今作での新機軸が全面に出つつも、変わらぬ強烈な哀愁メロディをポップに聴かせるリーダートラック"LIVIN' IN A WORLD WITHOUT YOU"、穏やかでメロウなメロディが徐々に盛り上がり、ヘヴィなGtをバックにダイナミックなサビメロに移行する"TEN BLACK ROSES"、奇妙なフックのあるGtリフと寂寥感漂いまくりの歌メロが秀逸な、従来の彼等らしいヘヴィロック"GHOST OF LOVE"、ネオクラシカルなGtフレーズが全編を舞い、憂いと華麗さを併せ持った歌メロと交錯する"THE FIGHT”等が素晴らしい。

BLACK ROSES

BLACK ROSES THE RASMUS

  1. リヴィン・イン・ア・ワールド・ウィズアウト・ユー
  2. テン・ブラック・ローゼズ
  3. ゴースト・オブ・ラヴ
  4. ジャスティファイ
  5. ユア・フォーギヴネス
  6. ラン・トゥ・ユー
  7. ユー・ゴット・イット・ロング
  8. ロスト・アンド・ロンリー
  9. ザ・ファイト
  10. デンジャラス・カインド
  11. リヴ・フォーエヴァー
  12. イエスタデイ・ユー・スルー・アウェイ・トゥモロー (日本盤ボーナス・トラック)
  13. リヴィン・イン・ア・ワールド・ウィズアウト・ユー:Starcityリミックス (日本盤ボーナス・トラック)

前作の路線を継承しつつも洗練の度合いを深めた傑作

05年6th。ヘヴィなGtリフがHM的なダイナミズムを感じさせた前作に比べると、歌メロ展開が非常にスムーズに練り込まれてキャッチーさが増しているが、HM的なカタルシスは少し劣るという印象です。メロディのクオリティ自体は前作同様に素晴らしく、これはこれで名盤と言える出来栄え。
トリッキーでヘヴィなGtリフからメランコリックな歌メロへの展開がいかにも彼等らしい抜群のオープニングチューン"SHOT"、一度耳にしたら忘れられない超キャッチーな哀愁メロが余りにもキラーな名曲"NO FEAR"、ガッツィーなGtリフから繊細なAメロ、泣きのストリングスを交えた囁くようなブリッジに続いて、ダイナミックに盛り上がるサビという展開が強力な"DEAD PROMISES"、サビに向けて徐々に盛り上がり、ヘドバンを誘発する細かいリフがスピードアップしていく流れが格好良いHRチューン"IMMORTAL"等がお気に入りです。

HIDE FROM THE SUN

HIDE FROM THE SUN THE RASMUS

  1. ショット
  2. ナイト・アフター・ナイト (アウト・オブ・ザ・シャドウズ)
  3. ノー・フィアー
  4. ルシファーズ・エンジェル
  5. ラスト・ジェネレーション
  6. デッド・プロミセズ
  7. イモータル
  8. セイル・アウェイ
  9. キープ・ユア・ハート・ブロークン
  10. ハート・オブ・ミザリー
  11. ドント・レット・ゴー
  12. トリガー (日本盤ボーナス・トラック)
  13. ノー・フィアー - ヴレンナ・ミックス (日本盤ボーナス・トラック)

メロディック・ロック界に一気にその名を轟かせた名盤

日本デビューを果たした03年5th。僕が初めて聴いたのもこのアルバムです。当時のAOR HEAVENのコメントでは、HAREM SCAREMっぽいと書いてあったような気がします。エッジのある骨太のGtリフにキャッチーな歌メロを絡めるという意味では近いような気もしますが、その質感は圧倒的にダークでメランコリック。前作に比べてもGtのヘヴィさが際立っており、楽曲の方向性が絞り込まれ、傑作と呼ぶに相応しい作品に仕上がっています。今でも本作が最高傑作だと思っています。
"BACK IN THE PICTURE"を除いて全曲最高ですが、僕のフェイバリットは、ドゥーミーに地を這うヘヴィリフとあまりにも哀しい歌メロが涙を搾り取るスローチューン"TIME TO BURN"。ズンズンと響くGtリフと繊細なメロディの対比が秀逸なキラーオープナー"FIRST DAY OF MY LIFE"、強烈なフックを持ったGtリフが印象的な"IN THE SHADOWS"、憂いのメロディがドライヴするアップテンポ"GUILTY"等も名曲クラス。

DEAD LETTERS

DEAD LETTERS THE RASMUS

  1. ファースト・デイ・オブ・マイ・ライフ試聴
  2. イン・ザ・シャドウズ試聴
  3. スティル・スタンディング試聴
  4. イン・マイ・ライフ試聴
  5. タイム・トゥ・バーン試聴
  6. ギルティー試聴
  7. ノット・ライク・ジ・アザー・ガールズ試聴
  8. ザ・ワン・アイ・ラヴ試聴
  9. バック・イン・ザ・ピクチャー試聴
  10. フューネラル・ソング試聴
  11. フォーリング (日本盤ボーナス・トラック)試聴
  12. イフ・ユー・エヴァー (日本盤ボーナス・トラック)試聴
  13. ホワット・エヴァー (日本盤ボーナス・トラック)試聴
  14. エヴリシング・ユー・セイ (日本盤ボーナス・トラック)試聴
  15. (エンハンスド)「イン・ザ・シャドウズ」「ファースト・デイ・オブ・マイ・ライフ」 (日本盤ボーナス・トラック)試聴

音楽性が大きく変わり、現在のスタイルに通じる方向性を提示した好盤

01年4th。本作でかなり大胆な音楽性の変化が見て取れ、パンキッシュなハードポップという雰囲気の楽曲が中心になるのですが、キャッチーなメロディの中にも、次作での大化けの予兆を確実に感じられる陰りが存在しています。スタイルは若干異なれど、楽曲のクオリティは秀逸。
爽快感の中に仄かな憂いが感じられるアップテンポ"MADNESS"、現在のスタイルがほぼ確立しているダークな哀愁アップテンポ"BULLET"、軽やかなリズムにキャッチーな哀愁メロが踊る"F-F-F-FALLING"、サビメロでの疾走感が心地良い"HEARTBREAKER"、メランコリックな哀しみのメロディに彩られた"LAST WALTZ"等が際立った出来栄え。

音楽性の変化の予兆は感じられるが、全体的な印象はファンキーなポップ・アルバム

98年3rd。これ以前にアルバムは聴いてないのですが、今の彼らのスタイルとは全く違う音楽性だったようです。本作でも、物哀しいストリングスをフィーチュアした哀愁チューン"EVERY DAY"と、仄かな憂いを潜めたアコギバラード"LIQUID"には、今の彼等に通じるものがありますが、他の楽曲は、ホーンセクションを導入した朗らかでファンキーなポップ・チューン。ラストの"TEMPO"は、軽やかなビートのジャジーなアップテンポでなかなか良い感じ。

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PVの数に応じて在庫取扱いも検討していく予定です。

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