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【来日記念】RHAPSODY『エメラルド・ソード・サーガ』全5作アルバム・レビュー

11/6(月)から、東京TSUTAYA O-EASTを皮切りに愛知・大阪で、リユニオン来日公演「20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017」を実施するRHAPSODY。今回のライヴで完全再現される2ndを含む『エメラルド・ソード・サーガ』全5作をレビューしてみます。 (yas-no)

ハードロック/ヘヴィーメタル メロスピ メロディック・パワーメタル メロパワ 来日

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1stにして既に完璧なオリジナリティを確立した名盤

「エメラルド・ソード・サーガ」の始まりとなる、記念すべき97年1st。壮大なシンフォニーとメタルの融合は、様々なバンドが試みてきた手法ですが、ここまで徹底的に突き詰めた形で提示したのは、彼等が初めてじゃないでしょうか。MANOWARやVIRGIN STEELEのようなヒロイック・ファンタジー的な歌詞も含めたトータルな作品コンセプトの作り込みは正に完璧で、20年経過した現在でも全く色褪せない輝きを放っています。リアルタイムで初めて聴いた時のインパクトもあって、個人的にはRHAPSODYと言えば本作のイメージが強いです。
個々の楽曲についても、文句の付けようの無い素晴らしい出来なのですが、強いてお気に入りを挙げれば、雄々しく大仰な歌唱からアグレッシヴにドライヴするオープニング・トラック"WARRIOR OF ICE"、中世ファンタジー的な美しい管弦楽の音色が彩るバラード"FOREST OF UNICORNS"、今回のライヴでも取り上げられたソリッドかつ勇ましいアップテンポ"LAND OF IMMORTAL"あたり。

LEGENDARY TALES

LEGENDARY TALES RHAPSODY

  1. イーラ・テーナックス試聴
  2. ウォリアー・オヴ・アイス試聴
  3. レイジ・オヴ・ザ・ウィンター試聴
  4. フォレスト・オヴ・ユニコーンズ試聴
  5. フレイムス・オヴ・リヴェンジ試聴
  6. ヴァージン・スカイズ試聴
  7. ランド・オヴ・イモータルズ試聴
  8. エコーズ・オヴ・トラジディ試聴
  9. ロード・オヴ・ザ・サンダー試聴
  10. レジェンダリィ・テイルズ試聴

シンフォニックなアレンジのスケール感が増大した2nd

98年2nd。前作でもシンフォニックなアレンジは山盛りだったのですが、本作ではそのスケール感が増大し、クワイアやストリングスのボリュームに圧倒されます。シンフォニックな華麗さや壮大さが前面に出た反面、HM的な緊張感はやや低下しており、至高の名曲"EMERALD SWORD"を配した序盤は、前作に劣らぬ勇壮美麗なシンフォ・エピック・メタルですが、中盤以降はやや冗長な印象が無きにしも非ず。
あまりにもヒロイックでアンセミックなサビメロがメロパワ・ファンの琴線を撃ち抜いたキラー・オープナー"EMERALD SWORD"は、彼等の代名詞とも言える超名曲。続く"WISDOM OF THE KINGS"も、美しくクラシカルなアレンジと希望に満ちたサビメロが絡むシンフォ・パワーメタルの名曲です。冗長とは書いたものの、ラストの13分にも及ぶ壮大な超大作のタイトル・トラックは、まるで映画のようなドラマティックさを誇り、彼等が「ハリウッド・メタル」と呼ばれたのが良く分かる力作です。

SYMPHONY OF ENCHANTED LANDS

SYMPHONY OF ENCHANTED LANDS RHAPSODY

  1. エピカス・フロール試聴
  2. エメラルド・ソード試聴
  3. ウィズダム・オヴ・ザ・キングス試聴
  4. ヒーローズ・オヴ・ザ・ロスト・ヴァレイ試聴
  5. エターナル・グローリー試聴
  6. ビヨンド・ザ・ゲイツ・オヴ・インフィニティ試聴
  7. ウィングス・オヴ・デスティニー試聴
  8. ダーク・タワー・オヴ・アビス試聴
  9. ライディング・ザ・ウインズ・オヴ・エターニティ試聴
  10. シンフォニー・オヴ・エンチャンテッド・ランズ試聴

華麗さよりも攻撃性が強まったアグレッシヴな3rd

物語の展開がそうさせたのか、前作でのシンフォニックさを極めたアレンジの反動なのかは分かりませんが、彼等にしてはややストレートでアグレッシヴなアレンジの目立つ00年3rd。
"CARMINA BURANA"を彷彿させるかのような荘厳かつ勇壮なクワイアをフィーチュアしたオープニングの"LUX TRIUMPHANS"から続く"DAWN OF VICTORY"は、従来の彼等らしいヒロイックなファスト・チューンですが、Gtリフのエッジの鋭さが際立っています。強烈なフックを持ったGtリフと力強く言葉を叩きつけるパワフルな歌唱が印象的なシングル曲"HOLY THUNDERFORCE"も、本作のアグレッシヴな印象を強める名曲ですが、今回のライヴでこの2曲が取り上げられているのは非常に嬉しいです。

DAWN OF VICTORY

DAWN OF VICTORY RHAPSODY

  1. ラックス・トライアンファンズ試聴
  2. ドーン・オヴ・ヴィクトリー試聴
  3. トライアンフ・フォー・マイ・マジック・スティール試聴
  4. ヴィレッジ・オヴ・ドワーヴス試聴
  5. ダーガー、シャドウロード・オヴ・ザ・ブラック・マウンテン試聴
  6. ブラッディ・レイジ・オヴ・ザ・タイタンズ試聴
  7. ホーリー・サンダーフォース試聴
  8. トロールス・イン・ザ・ダーク試聴
  9. ラスト・ウイングド・ユニコーン試聴
  10. マイティ・ライド・オヴ・ザ・ファイアロード試聴

クライマックスへの繋ぎとなる大ボリュームのミニ・アルバム

全7曲が全てアルバム未収録で42分に及ぶ、ほぼフルアルバムと遜色の無いボリュームの01年ミニアルバム。メインのタイトル・トラックは、前作の攻撃性を継承したアルレッシヴなファスト・チューン。その後の楽曲は、クラシカルなアレンジや語りが前面に出た、シアトリカルな展開が多く、HM的な躍動感やダイナミズムはやや希薄。ラストの"THE WIZARD'S LAST RHYMES"では、ドヴォルザークの「新世界」を引用した楽曲。

RAIN OF A THOUSAND FLAMES

RAIN OF A THOUSAND FLAMES RHAPSODY

  1. レイン・オヴ・ア・サウザンド・フレイムス試聴
  2. デッドリー・オーメン試聴
  3. クイーン・オヴ・ザ・ダーク・ホライゾンズ試聴
  4. ライムス・オヴ・ア・トラジック・ポエム-ザ・ゴシック・サーガ ティアーズ・オヴ・ア・ダイイング・エンジェル試聴
  5. ライムス・オヴ・ア・トラジック・ポエム-ザ・ゴシック・サーガ エルノアズ・マジック・ヴァレイ試聴
  6. ライムス・オヴ・ア・トラジック・ポエム-ザ・ゴシック・サーガ ポエムズ・イーヴル・ペイジ試聴
  7. ライムス・オヴ・ア・トラジック・ポエム-ザ・ゴシック・サーガ ウィザーズ・ラスト・ライムス試聴

ストーリー最終章を飾るに相応しい集大成の傑作

アルバム4枚+ミニアルバム1枚という破格のボリュームで構成された「エメラルド・ソード・サーガ」の最終章となる02年4th。これまでの彼等が培ってきた音楽性の全てが凝縮された、正に「全部盛り」と言えそうな集大成の傑作に仕上がっています。
最早定番となった荘厳で緊迫感を帯びたクワイアをフィーチュアしたオープニング"IN TENEBRIS"から、今回のライヴのセットにも加えられている勇壮かつドラマティックなファスト・チューン"KNIGHTRIDER OF DOOM"へ展開し、その後も一切手を緩めることなく、怒涛のテンションをキープしたまま、ラストの20分超えのプログレッシヴな超大作"GARGOYLES,ANGELS OF DARKNESS"まで突き進みます。初体験のインパクトから、どちらかと言えば1stの方が好きなんですが、トータルな完成度で本作がベストという声には、全く異論がありません。
VoのFABIO LIONEの成長も著しく、"WHEN DEMONS AWAKE"では野卑なデス声、"THE MARCH OF THE SWORDMASTER"ではMANOWARのERIC ADAMSを思わせる猛々しく野太い歌唱、"LAMENTO EROICO"では、完全にオペラ的な歌唱と、場面に応じて見事に表情を変えていく様は、あのROY KHANに匹敵するような素晴らしさです。

POWER OF THE DRAGONFLAME

POWER OF THE DRAGONFLAME RHAPSODY

  1. イン・テネブリス~暗黒の中で試聴
  2. ナイトライダー・オヴ・ドゥーム試聴
  3. パワー・オヴ・ザ・ドラゴンフレイム試聴
  4. マーチ・オヴ・ザ・ソードマスター試聴
  5. ホエン・ディーモンズ・アウェイク試聴
  6. アゴニィ・イズ・マイ・ネーム試聴
  7. ラメント・エロイコ~英雄の嘆き試聴
  8. スティールゴッズ・オヴ・ザ・ラスト・アポカリプス試聴
  9. プライド・オヴ・ザ・タイラント試聴
  10. ガーゴイルズ、エンジェルズ・オヴ・ダークネス試聴

※紹介してる商品は店頭/ネットに在庫が無い場合があります。
PVの数に応じて在庫取扱いも検討していく予定です。

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