サブカル好きで話題沸騰中!「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展に行ってみた

国立新美術館で開催中の「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展(6月24日~8月31日)が、「日本のエンタメの多彩さを改めて思い知らされた」「たくさんの懐かしい作品にまた出会えて嬉しかった」と、訪れたサブカルファンの間で早くも話題を呼んでいる。

本展覧会で焦点を当てているのは、日本の漫画・アニメの祖である手塚治虫が亡くなった1989(平成元)年以降のサブカル作品。

震災やテロ、ネットの普及など世界の動きとのリンクや、日々進化を遂げてきた表現方法の変遷を「マリオ」「ドラクエ」「エヴァ」「初音ミク」などの多数の具体例を挙げながら紹介しているという。話題展覧会の魅力迫るべく、その会場に足を運んでみた。

懐かしいあの作品との再会!

まず、なんといってもこの展覧会が多くの人を惹きつける最大の理由は、約四半世紀に渡る多数のサブカル作品が一挙に紹介されている点にあるだろう。
コアなファンはもちろんのこと、ライトな層にとっても慣れ親しんだコンテンツが多数あり、子供にねだられてゲームを買いに並んだ当時のお父さんお母さんから、今まさに最新のコンテンツに触れている小さな子供まで、まさに老若男女が楽しめる展覧会となっているのだ。

スーパーマリオ30周年記念映像

実際、会場に入ってすぐの「プロローグ」として様々なヒーロー・ヒロインが紹介されているスペースでは、ファミコン・スーパーファミコン時代のスーパーマリオブラザーズの原画が展示されており、「このイラスト、当時の説明書で見たことある!」と早くも懐かしい再会が。

他にも、セーラームーンのオープニングが放映されていたり、名探偵コナンの初期のコマが展示されていたりと、気分は早くも90年代にタイムスリップ。他にも、名機「ファミリーコンピュータ」や時代を先取りした3Dゲーム機『バーチャルボーイ』が代表作品のゲーム画面と共に展示されており、「子供時代にはもっと大きくみえたのに、こんな小さかったんだ」と新たな発見も。
近くにいた外国人客も、歴代ゲーム機の展示を見つけた途端に何か叫びながら駆け寄っていたが、「懐かしい!」と言ったであろうことはその興奮具合でよくわかった。

会場のそこかしこに、こういった「懐かしさを噛みしめている人たち」が大量発生しているので、「この人、人生のどんなときにこのコンテンツに出会ったんだろう」とちょっと客観的に観察してみるのもなかなかに楽しかったりする。世代も住む場所も越えた観客同士のふんわりとした一体感というのも、本展覧会ならではの魅力の一つだ。

好きな作品が登場した「文脈」がわかる!

多数の作品群が紹介されている本展覧会だが、ただ雑然と展示されている訳ではなく、当時の社会現象や前後との作品とのつながりについても解説がなされている。

『セーラームーン』一つとっても、60年代から少女向けの定番ジャンルとなっていた「魔法少女」作品の主流がバトルものになっていくターニングポイントとして位置付けられ、その後のプリキュアまどマギについても、そうしたジャンル全体の流れの中で、それぞれの作品がどういう進化を遂げいったのかが解説されている。

「サマーウォーズ」劇場用予告

こうした作品同士の関連はもちろんのこと、社会全体の出来事や表現技術の進化などと関連についても語られており、パトレイバーでは時代に先駆けコンピュータ・ウイルスの脅威を描いた点、サマーウォーズではネット上の仮想空間を現実空間とどう描き分けたか、などがそれぞれ解説されている。

加えて、作品の監督が以前にスタッフとしてどんなコンテンツに携わっていたかも紹介されるなど、それぞれの作品が作られた背景がより深く理解できるような工夫がされている。

全体として、作品一つ一つがパズルのピースとなって日本のサブカル全体を形作っていることがよく理解できる展示となっており、「見落としてたあの作品も見てみないと」と更なる興味を引き立てられるのである。

実際に作品に触れられる!

『BIOHAZARD REVELATIONS 2』クリーチャー紹介映像[オルトロス]

そして、ゲームコンテンツの展示では実際に作品に触れられるコーナーも随所に用意されている。会場では太鼓の達人をプレイする子供達のはしゃぎ声や、バイオハザードをプレイする外国人客の悲鳴が響き、往年のヘビーユーザーであろうおじさんがプレイする『ストⅡ』の「波動拳!」が炸裂。更に自分でコースを作ってゲームクリエーター気分を味わえる『スーパーマリオメーカー』の体験版を遊ぶ親子など、ほほえましい光景も多く見られた。

もちろん美術館なのではしゃぎすぎは御法度だが、みんなを笑顔にする「クールジャパン」のパワーを体感できる異色の展覧会なのは間違いない。この夏、足を運んでみてはいかがだろうか。

(文:小林三笠)

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