世界中が衝撃を受けた訃報から8ヵ月。故・オスカー俳優最後の主演作が10月公開

スパイ小説の大家『裏切りのサーカス』のジョン・ル・カレがあぶり出す、“現代”の<リアル>諜報戦。

(C) A Most Wanted Man Limited / Amusement Park Film GmbH (C) Kerry Brown

『カポーティ』ではアカデミー賞主演男優賞に輝き、昨年も『ザ・マスター』での鬼気迫る演技で我々を魅了したフィリップ・シーモア・ホフマン。しかし2014年2月、突然の訃報に世界中が衝撃を受けた。彼が遺した最後の主演作『誰よりも狙われた男』が、いよいよ日本公開となる。

原作はスパイ小説の大家、ジョン・ル・カレが2008年に発表した傑作ミステリー。テロ対策を軸にした現代の諜報戦をリアルに描き出しおり、従来のスパイ物の多くと一線を画す作品。

ホフマンが演じるのは、ドイツ・ハンブルクの小さなテロ対策スパイチームを率いる男、ギュンター・バッハマン。酒とタバコを手離さず、組織との軋轢と闘いながら、己の信念を貫こうとするバッハマンの孤高の凄みや哀愁、人間臭さを、ホフマンはこれ以上ない深みで絶品の演技を披露している。
そして、ハンブルクの国際金融界を代表する英国人銀行家トミー・ブルーに、アカデミー賞(R)に2度のノミネート経験を持つウィレム・デフォーを起用。ホフマンが「女性版バッハマンのようなところがある」と語るマーサ・サリヴァンには、ゴールデングローブ賞(R)受賞経験を持つロビン・ライト。さらに人気女優レイチェル・マクアダムスが、理想主義者の人権弁護士アナベル・リヒターを演じるなど、ハリウッドを中心に活躍する名うての俳優たちが集結。

監督は『コントロール』『ラスト・ターゲット』のアントン・コービン。スタイリッシュな映像感覚と、伏線に伏線を重ねた繊細なストーリーテリングでル・カレの世界を独自に昇華し、知的で高品質のエンターテインメントに仕立てた。コービンは素晴らしい仕事を一緒に成し遂げた亡きホフマンに対し熱烈な賛辞を捧げ、「彼はこの映画を本当に誇りにしていたことを僕は知っている」と語っている。


【STORY】
ドイツの港湾都市ハンブルク。諜報機関でテロ対策チームを率いる練達のスパイ、ギュンター・バッハマンは、密入国したひとりの若者に目をつける。彼の名前はイッサ。体中に拷問を受けた無数の傷跡があり、イスラム過激派の容疑をかけられ国際指名手配されていた。イッサは人権団体の若手弁護士の女性、アナベル・リヒターを介して、銀行家のトミー・ブルーと接触。彼の経営する銀行に、イッサの目的とする秘密口座が存在しているらしい。一方、CIAの介入も得たドイツの諜報界はイッサを逮捕しようと迫っていた。しかしバッハマンはイッサをあえて泳がせ、彼を利用することでテロリストへの資金支援に関わる“ある大物”を狙おうとしていた。そしてアナベルは、自分の呪われた過去と決別しようとしているイッサを命がけで救おうとする。また彼女に惹かれるブルーも、バッハマンのチームと共に闇の中に巻き込まれていくのだった……。

映画『誰よりも狙われた男』
10月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー

監督:アントン・コービン 『コントロール』『ラスト・ターゲット』
原作:ジョン・ルカレ『誰よりも狙われた男』(早川書房)
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ロビン・ライト、ニーナ・ホス、ダニエル・ブリュール
2013年/アメリカ・イギリス・ドイツ/英語/カラー/DCP/シネスコ/122分/原題:A MOST WANTED MAN

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アーティスト情報

フィリップ・シーモア・ホフマン

生年月日1967年7月23日(46歳)
星座しし座
出生地米・ニューヨーク

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