まさかのコラボも“とんでもねー!”『西遊記~はじまりのはじまり~』完成披露舞台挨拶

ゲストのお坊さんと一緒にタイトルバック撮影。かなりのレアショット!?

ゲストのお坊さんと一緒にタイトルバック撮影。かなりのレアショット!?

初めての挑戦ではあったが楽しもうと思った」(斎藤)

チャウ・シンチー監督6年ぶりの最新作が世間を席巻する中、11月21日(金)公開となる本作の日本語吹き替え版の完成に伴い、舞台挨拶が行われた。
本作の主人公、妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン)役に斎藤工、映画オリジナルキャラクターの女妖怪ハンター・段(スー・チー)役を貫地谷しほり、ハリセンボンの近藤春菜が猪八戒役、沙悟浄役には箕輪はるか、孫悟空役を声優の山寺宏一が務めている。

それぞれ役柄に合わせた衣装をまとって登場すると、まず衣装について聞かれた貫地谷が自分以外のメンバーを観て「今日の衣装、皆が本気だったので驚いています」と言えば、斎藤も「これを着るのは最初で最後だろうなと思うので、噛み締めています」とコメント。ハリセンボン春菜は肉襦袢をまとっての登場に「自(前)じゃねーわ!」と会場を笑わせた。

チャウ・シンチーの吹き替えといえば山寺宏一がおなじみだが、今回本人は出演していない。それでもオファーがあったことを「本人が出ていないので出番がないと思ったけど、違う役で是非ということで。非常に嬉しかった」と作品に携わる喜びを語った。また、自身がファンでもあり「挑戦したくてたまらなかった」と語る貫地谷、「初めての挑戦ではあったが楽しもうと思った」という斎藤、そしてハリセンボンに話が及ぶと“オファーを受けたものの、まだ声をとっていない”という。これは一体どういうことか…!?

MCから「ん? 聞いてないですか? 状況を」と聞かれると「まさか私たちだけ台詞を生で言うってことですか?(笑)」と突っ込むハリセンボンに向け、その真相を伝えるべく劇場で流れている予告編が流される。すると…

…?あれ…?

…?あれ…?

予告の最後にはハリセンボン?と「?」マークが。これには「声優決定で名前出てましたよ!」と食い下がるハリセンボンだが、MCから「猪八戒、沙悟浄のイメージキャストです!! 実は本作ではしゃべらないので台詞がございません!!」と伝えられると「えーっ!!!!」と驚く余韻に浸らせることなく改めてイメージキャストとして紹介されるのであった。これには春菜も「本当にね…こんなことされたら“とんでもねー!”映画だよ」と突っ込みを入れる。

チャウ・シンチーはチャップリンのよう

伊東政浩氏

伊東政浩(いとうせいこう)氏

実は作品を先に観ていたハリセンボン。薄々は気づいていたようだが…。はるかは「私たちが知っている西遊記と違って、こんなに裏切られるかと」感想を述べた。映画通でも知られる斎藤は、チャウ・シンチーを「漫画家と一緒で自分のやりたいことがすべて計算、プロデュース出来ていると思うので、映画監督を超えた…チャップリンに近いかなと」と自分なりに分析。貫地谷は、「面白いのがすごい」と言えば、山寺も「期待を上回る最高の面白さなので、子供から大人まで沢山の人に見てほしいなと思っています」と作品を後押し。

本作がドルビーアトモスで流れる初の日本語吹き替え作品であることが明かされ、さらにMCから「ちょっと今日お客さんがいつもと違うと思いませんか」と聞かれた貫地谷は「ずーっと気になってます」と客席の違和感を伝えると、映画初の“お坊さんタイアップ”が発表になった。この挨拶のはじめから、全日本仏教青年会のお坊さん30名が客席にいたのだ。

代表のお坊さんが登壇し「伊東政浩(いとうせいこう)と言います」と自己紹介をすると、笑い混じりに会場がざわつく。伊藤氏は「仏教では、人の心には貪・瞋・癡(とん・じん・ち)の三毒があると言われています。孫悟空は怒りの象徴、猪八戒はむさぼりの象徴、そして沙悟浄は妬みや愚痴を現しているんですね。彼らが旅をする中で自分の中にある魔と戦いながら、浄化していくというのが西遊記の物語。ぜひ、三蔵法師の慈悲と知恵をこの映画を通じて感じていただきたい」と作品についてコメント。

斎藤が「僕はオリジナル版がライバル。吹替え版の方が面白いと自信を持っています。レンタルを待つのではなく、ぜひ劇場で観てほしい」とコメントすると、声優の山寺も「壮大な映画なので、多くの人に見てもらいたいですね。そして主役の2人はもちろん、他のキャストも吹き替えが素晴らしいので、ぜひ吹替え版を楽しんでください」と太鼓判を押し、舞台挨拶を締めくくった。



映画『西遊記~はじまりのはじまり~』
11月21日(金) TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー!

【作品情報】
三蔵法師は玄奘(げんじょう)という名前の若き妖怪ハンターとして登場し、妖怪退治に奮闘する姿が描かれる。武器は「わらべ唄 三百首」。わらべ唄で妖怪の善の心を呼び覚まそうと試みるが、失敗ばかり。師匠には「お前にはほんの少し“何か”が足りなかった。修行に励め」と諭される。「西遊記」でおなじみの「仏教の悟りを開いた三蔵法師」とは程遠い姿だ。沙悟浄、猪八戒、孫悟空も斬新な姿で登場する。沙悟浄はカッパではなく巨大な魚と獣を合わせた水の妖怪。猪八戒は美男子として現れ、巨大なイノシシに変貌する。孫悟空は外見が青白くはげた老人として現れ、獰猛な猿に変貌する。さらに「西遊記」には登場しない女性妖怪ハンターの“段”がオリジナルキャラクターとして登場し、玄奘とのはかない恋を繰り広げる。

原題:西游降魔篇
製作・脚本・監督 チャウ・シンチー
出演スー・チー(妖怪ハンター)/ウェン・ジャン(玄奘)/ホアン・ボー(孫悟空)/ショウ・ルオ(空虚王子)
2013年/中国/110分/ PG12 (C) 2013 Bingo Movie Development Limited
配給:日活/東宝東和 配給宣伝協力:東京テアトル

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アーティスト情報

チャウ・シンチー

生年月日1962年6月22日(56歳)
星座ふたご座
出生地香港

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