あの伝説のコミックがまさかの実写化! 映画『寄生獣』主演・染谷将太 インタビュー

—累計発行部数1300万部を突破した伝説のコミック『寄生獣』がついに映画に。漫画原作映画の出演も多い主演の染谷将太さんは語る。

染谷将太

「ミギーとなら、僕も相棒になれると思う」

「漫画原作の作品でキャラクターを演じることについて、特別何かを意識したりはしないんですが、原作が目の前にある場合、意識しなくても影響されることはたくさんあります。今回は台本自体が原作の魂を受け継いだものですし、それは監督が原作を意識しているということなので、僕も一緒に意識しました。カットによっては監督がiPadで原作の画を見せて、それを参考にしながら演じていましたね。また、撮影現場に原作が置かれてもいたので、自分も読みました。いつもは撮影が始まったら、あえて原作は読まないようにするので、初めてでしたね。想像することが必要な作品だったので、現場で原作を読むことで情景を想像しやすくなりました」

—原作でも映画でもそうだが、主人公の新一はこの“異常事態”をわりとすぐに、素直に受けとめている。

「もともと新一はピュアな男の子で、起きたことを純粋にそのまま受けとめることができると思うんです。ミギーとは相性がよかったというか(笑)。僕も、あんなヤツがいたら、すぐ打ち解けて、バディになれるでしょうね」

「ルールがあるなかで面白さを追求したい」

—ミギーを演じる阿部サダヲさんとは、モーションキャプチャー撮影のため、事前に“共演”していたとはいえ、実際の撮影ではひとりきり。特別な体験になったようだ。

「普段はなるべくノープランでやろうとする人間なんですけど、今回はかなり考えましたね。ミギーの存在を想像して、自分のなかである程度作り上げていかないと成立しなかった。それに自分のお芝居がCGに影響することもあるんじゃないかと。ミギーは、山崎監督率いる(VFXチーム)「白組」が作るわけですが、腕そのものは僕なので、僕の動きひとつでコントロールできちゃうんですよ」

—彼の動きひとつで、新一とミギーのやりとりの様相も変化する。CGが前提のひとり芝居に、不自由ではなく自由を見出そうとすること。“演じること”をめぐる彼のポジティヴィティが感じられる。

「言われてみれば、そうなのかもしれないですね。ある程度のルールや指示があるなかで、自由を見つけているのかもしれない。ガチガチに縛られても、放し飼いにされても楽しめるタイプの人間だなとは思います。今回で言えば、相手が“いない”ということは、可能性がデカいなと」

—さて、彼には役に“寄生される”経験はあるのだろうか。

「自分にはそれはないんですよね。自分の性格上、役をコントロールできないと、パフォーマンスはできない。映画って虚構じゃないですか。そのなかでできないことはないと思ってるんですよ。娯楽であり芸術でもあるけど、人が作って人が見るものである以上、何か気持ちが動くものになればいいなって。その結果さえよければ、何をやってもいい。面白くなれば何でもアリだと思ってます」(取材・文/相田冬二 撮影/木村利美)

(C) 映画「寄生獣」製作委員会

◆PROFILE

染谷将太/Shota Sometani
'92年生まれ、'01年俳優デビュー。'03年発表の第36回日本アカデミー賞新人俳優賞など、様々な受賞歴を持つ。公開中の映画『神さまの言うとおり』にも出演。

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アーティスト情報

染谷将太

生年月日1992年9月3日(26歳)
星座おとめ座
出生地東京都江東区

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