『ショコラ』千恵役・長澤まさみインタビュー

海外ドラマ初出演にして主演を務めた長澤まさみが、慣れない中国語のセリフを話すうえで心がけた点や、撮影して気付いた台湾ドラマの魅力を語る!

ショコラ

このドラマに出演して初心を思い出しました

このお仕事を引き受けたはいいけれど、台本を見て「こんなにたくさん中国語を覚えなきゃいけないんだ!」って、ゾッとしたことはありました。 でも、初心を思い出しました。初めての場所や環境だったので、いろんなことを冷静に思い返すことのできる、いい機会になりました。

私が演じた千恵は喜怒哀楽が豊かなので、中国語の先生と二人で、セリフのイントネーションをすごく考えながら勉強しました。日本語と同じような感覚でセリフに感情を乗せてしまうと、言葉のイントネーションが違うので、意味がうまく伝わらない。意味が伝わらないと感動もしてもらえません。イントネーションとともに感情の乗せ方も教えてもらいました。
台湾の方たちはみんな本当に優しい方ばかりでした。中国語セリフに大変な思いをしている私を、みなさん毎日ほめてくださいました。撮影のたびに「うまくなったね」と言ってくれるんです。私の中国語はみなさんにほめられて上達したんです。みなさん親戚のようでした。

勝ち気な千恵はキャラクター的に怒っているシーンが多いのですが、監督からは「かわいく怒ってくれ」と言われました。でも、「はい」と答えながら、そうはしなかったんです。本気で怒った方が面白いし、かわいいし、ぶりっ子になりたくなかったので。そこは自分の意思を通しました。監督の言うことを聞かなかったかもしれない(笑)。
台湾のドラマは、登場人物たちがストレートに感情表現することが多くて、ポップ。それにジョークも効いているし、かわいらしくて愛嬌があるのが魅力だと思います。

それからこの作品はアクションにも力を入れていて、アクションの動き一つひとつがかっこいいです。例えば、普通に殴られるシーンでも、一度クルッと回ってから倒れたりと、すごく迫力があります。体の使い方も違うんでしょうけど、日本のアクションは、ドスッと動きが重い感じがしますが、台湾は身のこなしが軽いです。そのアクションの違いが面白かったです。第3、4話のヤクザに人質として捕らえられた千恵をシーウーが助けに来てくれるシーンでは、シーウーが倉庫を蹴破って入って来るんですけど、そこはヒーローっぽくて本当にかっこよかったです!

この作品は私が中国語を話しているところが絶対面白いはずです。面白いというのはヘンな意味ではなくて、これだけ多くの中国語を話していること自体が非現実的で面白い。「なんじゃこりゃ!」って(笑)。日本の方には違和感を楽しんでもらいたいです。

◆PROFILE

長澤まさみ
'87年静岡県生まれ。'00年に東宝シンデレラオーディションでグランプリを獲得し、同年の映画『クロスファイア』で女優デビュー。映画『ロボコン』('03)で初主演を務め、以後、多数の映画やTVドラマに出演。映画『海街diary』が2015年6月13日に公開予定。

ショコラ

ショコラ

製作年:2014年 製作国:台湾
各70分
監督・出演 北村豊晴
原作 窪之内英策
出演 長澤まさみ、ラン・ジェンロン、マー・ルーロン、ウ・ジエンハー、イン・ウェイミン カルチュア・パブリッシャーズ
※Vol.8〜15は2月3日レンタル開始

(C) Comic International Productions Co.,Ltd. (C) Eisaku Kubonouchi/Shogakukan Inc.

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