ドラマ『トクソウ』織田俊哉役・吉岡秀隆インタビュー

最強の捜査機関とも称される超エリート集団、東京地検特捜部の内幕に迫るWOWOWの連続ドラマ『トクソウ』。織田俊哉役を演じた吉岡秀隆が作品の魅力を語る!

トクソウ。

演じている僕が心配になるほど特捜の闇に深く切り込んでいます

『トクソウ』の魅力を一言で言うと、WOWOWでしかできない硬派な社会派ドラマであることに尽きます。実際に地検特捜部の暴走については報道でもよく耳にしていましたが、僕自身「ドラマにしちゃって大丈夫?」と心配になったほど深く切り込んでいます。おまけにそれを、サスペンスや人間ドラマの要素も絡めながらエンターテインメントとして見せる手腕はWOWOWならでは。そんな意欲作なので、演じ手としても本当にやりがいがありました。僕が演じた織田は、政治家の秘書だった父親が特捜部の取り調べを受けた直後に自殺してしまったという複雑な過去をもっています。しかも当時の担当検事は三浦さん演じる鬼塚でした。ですから鬼塚と対決するシーンを含めて、常に織田の根底にある影の部分を意識していました。

個人的に気に入っているのは、事件から1年後のシーンです。ここはメイクさんや衣装さんのこだわりで、織田の髪型や衣装を鬼塚のイメージに近づけています。第1話で建設資材会社の社長に話を聞くシーンがあり、この時と外見や口調は変わっているのですが、被疑者の情に訴えて落としていく手法は変わっていない。対比が鮮やかな素晴らしい脚本で、連ドラの醍醐味が感じられます。

撮影はとにかくスピーディで、一回段取りをしたらすぐ本番という現場でした。その緊張感たるや、いつもドキドキしている状態(笑)。でも、現場の緊張感が画にもしっかり映り込んでいて、作品のテーマともうまくシンクロしていると思います。劇中では終始、織田の正義と鬼塚の正義がぶつかり合いますが、「正義は複雑だ」という鬼塚のセリフにもあるように、正義は人によって、あるいは時代や状況によっても変わってくるものかもしれません。このドラマを観た方が一人でも多く「正義とは一体なんだろう?」と考えるきっかけになってくれたらうれしいですね。

◆PROFILE

'70年埼玉県生まれ。4歳で劇団入りし、映画初出演作は『八つ墓村』('77)。TVドラマ『北の国から』シリーズ('81〜'02)や映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ('05〜'12年)などに出演。現在、TVドラマ『流星ワゴン』に出演中。

トクソウ

トクソウ

製作年:2014年 製作国:日本
演出 河合勇人 滝本憲吾
原作 由良秀之
出演 吉岡秀隆 真飛聖 吉沢悠 深水元基 長谷川朝晴 佐野史郎 矢島健一 でんでん 斉木しげる 松重豊 三浦友和

© 2014 WOWOW INC.

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