約30年ぶりのメガホンにかける想い―映画『マンゴーと赤い車椅子』

(C)2014 『マンゴーと赤い車椅子』製作委員会

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撮りたい題材がある限り現役

2月7日公開の映画『マンゴーと赤い車椅子』は、事故による脊髄損傷で歩けなくなったしまった彩夏(秋元才加)が、ありのままの自分を受け入れる勇気を見出して、赤い車椅子を相棒に奮闘と再生の物語。監督の仲倉重郎は1983年の『きつね』から実に約30年ぶりとなる作品となった。

その間に彼自身にも不慮の出来事があり、車椅子生活を余儀なくされていた。「もう撮影現場に立てないのでは」と仲倉の脳裏に浮かんだが、そんな弱気を吹き飛ばしてくれたのは、リハビリのために入院した国立身障者リハビリ病院(現国立障害者リハビリテーションセンター)で出会った若者たちだったという。センターには様々な原因で中途障害者になった人たちが、みんな明るくリハビリ生活を楽しんでいた。その前向きな姿を見て仲倉は驚き、彼らと過ごしながら彼らの事を映画にしようと考えていたという。

そして、8ヵ月のリハビリを経て退院後、仲倉は若い看護師の車椅子奮戦記を書いた本に出会い、彼女の体験と自分の体験を合わせて映画化を決意し、結果実現させる。そんな仲倉は現在73歳。次回作の構想もあるという。「撮りたい題材がある限り、映画監督は現役である」と語っているそうだ。


映画『マンゴーと赤い車椅子』
2015年2月7日(土)よりイオンシネマ板橋・ヒューマントラストシネマ渋谷他全国ロードショー

<物語>
都内の内科病院で看護師をしていた宮園彩夏(秋元才加)は23歳の誕生日、4階の自室から転落してしまう。幸い一命は取りとめたが、脊髄損傷で下半身の感覚を失うた。入院生活を送る彩夏の精神状態は荒廃し、故郷の鹿児島県大隅半島から出てきた母の洋子(愛華みれ)や病院関係者にも不満ばかりぶつけていた。そんな彩夏の心を解きほぐしたのは同じ車椅子の仲間たち、そして、心の支えとなったのは、祖母勝子(三田佳子)とのメールのやり取りだった。そんな中、自分の車椅子をオーダーする彩夏は真っ赤な車椅子を選んだ。家族が育てている赤いマンゴーを思い出したからだった。同じ車椅子の入院患者でロックミュージシャンの五十嵐翔太(NAOTO)から彩夏の車椅子を「赤い戦車」と名付けられ、前を向いて生きる事を教えられる。ある日、彩夏は翔太からバンドのラストライブのチケットを貰う。外出許可を得て、ライブ会場に向かう。それが彩夏にとって車椅子生活になってから初めて経験する「外の世界」であった…。

監督:仲倉重郎
脚本:福島敏朗、山室有紀子、仲倉重郎
出演:秋元才加、NAOTO(EXILE/三代目J Soul Brothers)、石井貴就、吉岡里帆、榎木孝明、愛華みれ、杉田かおる、松金よね子、ベンガル、森宮隆・仁科貴・折井あゆみ・REDRICE(湘南乃風)・ドン小西・三田佳子 他
配給:アイエス・フィールド 2014年/日本/5.1ch/DCP/ビスタサイズ/93分

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アーティスト情報

秋元才加

生年月日1988年7月26日(30歳)
星座しし座
出生地千葉県

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生年月日1973年8月15日(45歳)
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