宮本笑里、豪華すぎるヴァイオリンを手に「格が違う。オーラを感じる」

宮本笑里さんと中澤創太氏

宮本笑里さんと中澤創太氏

さそうあきら原作、謎の指揮者と負け組楽団員が巻き起こす笑いと涙の本格的音楽エンタテインメント、映画『マエストロ!』。公開を翌週に控えた25日、都内にて映画公開のトークイベントが開催された。当日は、日本を代表するヴァイオリニスト・宮本笑里とヴァイオリンの王様であり、その額“11億円相当”とも言われる「ストラディヴァリウス」が夢の競演。さらには日本のクラシック音楽の発展に精を尽くし、ヴァイオリンを知り尽くした男・中澤創太(株式会社日本ヴァイオリン代表取締役社長)も登場、宮本と映画にヴァイオリンにとトークに花を咲かせた。

登場するなり宮本は「格が違う。オーラを感じる。」と印象を話しストラディヴァリウスを手にすると、エドワード・エルガー作曲「愛のあいさつ」を披露。演奏を聴いた中澤は「すぐ手にとって音を出せるものではなく、正直弾くのが難しいんですが、宮本さんの演奏は素敵としか言いようがなかった」と絶賛するも「裏でガンガン弾いてましたから(笑)」と暴露も入れるリップサービス。宮本本人は「振動が普通の楽器とぜんぜん違う。響きから成っているんだなと実感しました。(ストラディヴァリウスは)男性的な音色ですね」と演奏を振り返る。

演奏を披露する宮本

演奏を披露する宮本

ストラディヴァリウスについて、中澤曰く「(ざっくり言うと)概ね音が大きいですね。それは音量だけではなく、音の届き方もそう。しかも、前の人の演奏が残るんです。この前はベルリン・フィルの方が弾いていたので強い音が出ていたんじゃないかと」と話すと宮本も「そうですね」と応じた。
宮本はさらにバッハ作曲の「主よ、人の望みの喜びよ」を披露。今度は「一音一音噛み締めながら大切に演奏しました」と言い、二度目の演奏を聞いた中澤は「やっぱりバランスがいい。他の楽器なら低い音が足りないなとか、もっと高い音が出てもいいなと思うけど、これは文句のつけようがない」と再絶賛した。

センターに鎮座するストラディヴァリウス

センターに鎮座するストラディヴァリウス

そして、ストラディヴァリウスを堪能した後は、本題の映画の話へ。
「今の音楽業界を表した映画だと感じました。音楽性の部分でもとてもわかりやすく解説されていて、初めてクラシックに触れる人でも見やすいと思います」(宮本)、「クラシック業界の大変さが描かれている」(中澤)と二人とも映画のリアリティに感心していたよう。宮本は「リアルな声が沢山詰まっていて、楽器のメンテナンスの部分とか私達にとっては当たり前でも身近でない方に勉強にもなる」と補足する。

若い人たちにももっとクラシックを。と想いを語る宮本

若い人たちにももっとクラシックを。と想いを語る宮本

また、知り合いが松坂桃李にたまたま技術指導をしていたという中澤が「信じられないくらいの練習量をこなしたと聞いていたので、上手いですね。ボーイングや構えも。すごくわかりやすく出ている。」と話すと宮本も「びっくりしました。小さい頃から積み重ねてきて馴染むものなので、一年でこんなに一体になって演奏できるのは凄い」とコンサートマスターを演じた松坂にも感心しきりであった。

宮本は「若い人たちにももっとクラシックを楽しんでもらいたいと思っている」という思いも披露し、イベントの最後にはヴィットーリオ・モンティ作曲の「チャールダーシュ」を演奏し、観客の大きな拍手に包まれたまま貴重なひと時の幕を下ろした。


映画『マエストロ』
2015年1月31日(土)全国ロードショー

原作:さそうあきら「マエストロ」(双葉社刊)漫画アクション連載
監督:小林聖太郎(『毎日かあさん』)
脚本:奥寺佐渡子(『八日目の蝉』)
出演:松坂桃李、miwa、古舘寛治、大石吾朗、濱田マリ、河井青葉、池田鉄洋、モロ師岡、村杉蝉之介、小林且弥、中村倫也、斉藤暁、嶋田久作/松重豊/西田敏行
指揮指導・指揮演技指導:佐渡裕
音楽:上野耕路
エンディングテーマ:辻井伸行「マエストロ!」(エイベックス・クラシックス)
配給:松竹、アスミック・エース
(C)2015『マエストロ!』製作委員会(C)さそうあきら/双葉社

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さそうあきら

生年月日1961年2月9日(57歳)
星座みずがめ座
出生地兵庫県宝塚市

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