映画『アメリカン・スナイパー』、無音のエンドロールで感謝・追悼の意

(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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異例の演出

クリント・イーストウッド監督作品史上最大ヒットにして最高傑作。伝説のスナイパーの真実を描く衝撃の実話『アメリカン・スナイパー』。全米興行ランキング3週連続1位を獲得、全米興行収入は2億8000万ドル(336億円)を突破。社会現象となる大ヒットとなっているが、もう一つ大きな話題を集めているのが“無音のエンドロール”。一切音のないそれはまさに異例の演出と言えるだろう。

本作のモデルとなったクリス・カイルは、2013年2月2日に、同じ心の病に悩む兵士エディー・レイ・ルース(当時25歳)によって射殺される。映画の公開を待たずして38歳という若さでこの世を去った。退役後にはNPO法人を立ち上げ、多くの兵士の心のケアに時間を費やしており、戦場の“英雄”ではなく、真の“英雄”として、テキサス州ダラスのカウボーイズ・スタジアムでの彼の葬儀に1万人が参加。エンド・クレジットは、イーストウッド監督による彼への感謝と追悼の意を表している。

カイルと多くの時間を共にした脚本家のジェイソン・ホールは「音楽を入れないほうがいいとクリントが判断した。クリスに対する敬意の表れでもあるし、より崇高な理想のために命を捧げた全員への敬意の表れ。クリントからの感謝のお祈りなのだと思う」とこの演出についてコメントしている。


映画『アメリカン・スナイパー』
2015年2月21日(土)丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー 他全国ロードショー

■ストーリー
米軍史上最多160人を射殺した男。国を愛し、家族を愛し、それでも戦場を愛した男――。
ある日、9.11の惨劇を目撃したクリス・カイルは、自ら志願し、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊をする。イラク戦争のさ中、クリスが命じられた任務は「どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること。」その狙撃の精度で多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるほどになる。しかし、彼の腕前は敵の知るところとなり、“悪魔”と恐れられ、その首には2万ドルの賞金を掛けられ、反乱兵たちの標的となってしまう。一方、クリスの無事を願い続ける家族。平穏な家族との生活と想像を絶する極限状況の戦地…過酷なイラク遠征は4回。
愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく、彼を戦場に向かわせる。 度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでいく…

原作:「ネイビー・シールズ 最強の狙撃手」クリス・カイル、スコット・マクイーウェン著(原書房)
監督:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー
配給:ワーナー・ブラザース映画

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