NHK連続テレビ小説『マッサン』亀山政春役・玉山鉄二インタビュー

国産ウイスキー造りに生涯をささげた日本人と、彼の一大事業を支えたスコットランド人妻の半生をつづるNHK連続テレビ小説が、TSUTAYA先行でレンタル開始。マッサン役・玉山鉄二が作品の魅力を語る!

マッサン

マッサンには現代の日本人が失った美学がある

マッサンを演じてすでに8ヵ月が経過し、現時点(※取材日は1月6日)で全25週のうち20~22週を撮影しています。かすかに終わりが見えてきたとはいえ、走っている途中なので特別な感慨は正直まだありません。ただ、クランクアップの瞬間にはどんな感情が湧き上がってくるのか、今から想像して期待と不安を感じています。

初めて脚本を読んだ時からマッサンの人物像には共感できる部分が多く、役作りへの手ごたえも感じました。その最大の要因は、歴史と伝統ある朝ドラの中でマッサンがいわゆる“型にはまらない”キャラクターだったから。決してフレッシュでも爽やかでもなく、不器用で脇が甘かったりとぼけたりもしているのに、どこか愛嬌がある。仕事への向き合い方、人生の歩み方においても、自分の信念を曲げずにやりたいことを貫き通す姿勢は、誰しも憧れる生き方じゃないでしょうか。マッサンは現代の日本人が失った美学みたいなものを持っているし、マッサンのモデルとなった竹鶴政孝さんも懐が深く大きな人物だったと聞いています。そんなカリスマ性といい意味での“鈍感力”を備えたマッサンの魅力を表現することが、自分にとっての重要なテーマになりました。マッサン本人はもとより、エリーと二人三脚で夫婦としても成長していく過程を、苦労しながらも楽しく演じています。

今回レンタルされる第3巻までで個人的に好きなのは、第5週の、夢をあきらめかけたマッサンをエリーが歌で励ますシーン。第6週でマッサンがいきなり小説家を目指すくだりもお気に入りです(笑)。舞台を北海道の余市に移した第2部では、マッサンとエリーにさらなる試練が次々と訪れます。それを考えると、マッサンが回り道をしていた時代が懐かしくも愛おしく感じられるかもしれません。僕自身、『あの頃のマッサンはアホで幸せだったなあ』と思いますから(笑)。DVDのいいところは、自分のタイミングで1週間分の90分をまとめて観られること。登場人物の気持ちの揺らぎや美術セットなど、毎日1話ずつ観ていくスタイルでは気づきにくい、細かい部分も感じ取っていただけたらうれしいですね。(取材・文:佐々木優)

◆PROFILE

玉山鉄二
'80年京都府生まれ。高校時代からモデル活動を始め、'99年にTVドラマ『ナオミ』で俳優デビュー。以降、多数の映画とTVドラマに出演。代表作は映画『逆境ナイン』('05)、『手紙』('06)、『ハゲタカ』('09)、『ルパン三世』('14)など多数。

マッサン

連続テレビ小説 マッサン
完全版 vol.1~3(全13巻)

製作年:2014年 製作国:日本
演出・野田雄介 梶原登城、佐々木善春
脚本 羽原大介
歌 中島みゆき
出演 玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス、相武紗季、濱田マリ、西田尚美、早見あかり、前田吟、西川きよし、泉ピン子、堤真一

(C)2015 NHK

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アーティスト情報

玉山鉄二

生年月日1980年4月7日(38歳)
星座おひつじ座
出生地京都

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