遺作が公開中のロビン・ウィリアムズ、今こそ見直したい代表作は?

(c) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation

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先月開催された第87回アカデミー賞の授賞式。その一年に亡くなった映画人を追悼するプログラム「IN MEMORIAM」で、一際大きな拍手が沸き起こったのは、スクリーンにロビン・ウィリアムズが映し出された瞬間だった。世界中を悲しみに包んだ突然の死から約7カ月。実写映画の遺作となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が日本公開される。映画は夜中に展示物が動き出す不思議な博物館を舞台にした人気シリーズの第3弾で最終章にあたる。

ロビンさんが演じたのは、魔力が宿った石版によって命を吹き込まれた第26代の合衆国大統領のセオドア・“テディ”・ルーズベルト。個性豊かな展示物たちをまとめ上げるリーダー的な存在であり、彼らに振り回される主人公の夜間警備員・ラリーにとっては頼もしい父親のような役どころだ。シリーズ第1作目では先住民の娘で、女性探検家のサカジャウィアとの恋模様も描かれ、その一途に相手を思い続ける姿は「愛らしい」という言葉がふさわしかった。

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ラリー役のベン・スティラーにとっては、同じコメディ界出身で演技派として人気を博したロビンさんは良き先輩であり、理解者だったはず。「とても心が広くて優しかったし、相手が誰であろうと態度を変えずに接してくれた。彼の一ファンだった僕にとって、同じ映画に出演し、一緒に過ごせたことは本当に幸運だと思うよ」とスティラー。生前のロビンさんと深い親交があった翻訳家・戸田奈津子さんによると、内輪の追悼式にスティラーの姿もあったそうだ。

そんなロビンさんの代表作を絞るのは難しいが、今こそ見直してほしい作品の筆頭が89年製作の『いまを生きる』。全寮制の名門進学校を舞台に、ロビンさん演じる型破りな英語教師と生徒たちの交流を描いた感動作だ。当時無名だったマット・デイモンベン・アフレックの才能に光を当てた『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)。『ダークナイト』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督とタッグを組んだ『インソムニア』(02)での殺人鬼役も鮮烈な印象を残している。]

(文:内田涼)


映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』
大ヒット上映中

監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、ダン・スティーヴンス、ベン・キングズレー
配給:20世紀フォックス映画

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アーティスト情報

ロビン・ウィリアムズ

生年月日1951年7月21日(63歳)
星座かに座
出生地米・イリノイ・シカゴ

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