市原隼人「カエルは出てくるし、河童は出てくるし。ぶっ飛んでるなあと(笑)」

(左から)三池崇史監督、市原隼人

(左から)三池崇史監督、市原隼人

三池崇史監督が市原隼人を主演に迎えて贈る最新作、映画『極道大戦争』。「三池崇史監督 presents 大人だけの空間」と題したトークショー付きプレミア試写会が開催され、ゲストに市原隼人が登場した。

―「神様のパズル」以来7年ぶりのコンビについて
三池:久しぶりに会って、根っこが大きくなっている印象を受けました。市原君とは、一番最初に会った時のことが忘れられなくて、「今回の役作りは大変だね」ってプロデューサーから市原さんに話していて。そしたら「いや、大丈夫です。自分、役作りしないんで」ってさらっと言っていて。こいつ、すげえなあ、面白いなあって(笑)。でも、それは全く何も考えていないんじゃなくて、ちょっとその役柄の為に知識を入れてもその人にはなれないわけで、現場で撮影しながら感じ取っていくことを大切にされているんだな、と。彼にとっては、知識を入れたり、体つくりなどは当たり前の準備であって、役作りとは言わないんですよ。

市原:舞台の演出よりも映像の演出家の方が、あらゆる力が必要だと思います。三池組は、照明、美術、衣装、ヘアメイクなど全ての部署が、本当に信頼でつながっている気がします。三池さんは別にとやかく言わないんですけど、スタッフ全員が、三池監督に生半可なものは渡せないって感じで限界までこだわっていて。極道大戦争では、本当に毎日何が起こるかわからない現場だったんですが、今こうした現場が少ない中で、その場に入れて凄く嬉しかったです。

―本作の脚本について
三池:「猫侍」の1本目を監督した山口義高さんやアクション監督の辻井啓伺さんらと、飲みながら本作の構想は決まったんです、そこに、幸運なことに日活のプロデューサーもいて、実際に翌日から映画として動き出して…。日活をなめてかかるとやけどするぞってことを、2時間の鑑賞後には痛いほど感じるかと思います。こんな作品を映画にできるのは日活しかいません。

市原:最初脚本を読んだときは何が何だか…。カエルは出てくるし、河童は出てくるし。ぶっ飛んでるなあと。(笑)

三池:主人公の影山が市原さんになってから、作品の細かな部分が決まっていった。だから、皆さんがこの映画を面白くないと感じたら、それは僕のせいじゃなくて、市原さんのせいです。だって、彼に合わせていったら、自然とそうなっちゃんだもん(笑)。この映画で市原さんのファンを続けるのも良し、離れていくのも良し…(笑)

―市原以外のキャストについて
三池:まず、リリーさんがこんな表情しているの見たことあります? 彼は映画で汗をかいたことがないって言っていたんですけど、初アクションということでかなり気合が入っていました。あと、高島さんも若頭の役で楽しんでましたね。一方、でんでんさんはこれまで通りというか、いつも通り素晴らしかった。良く本番前に練習している姿が印象的ですが、本番ではまるでその練習を感じさせないというか…(笑)あと、絵も得意なんですよ、彼。すごく上手くて、まあ欲しい絵かどうかって言われたらそうでもないですけど。

市原:リリーさんは初めて共演して、ハードな話を沢山してくれました(笑)、この場ではとても話せない内容ですが、リリーさんが言うと、なんかおしゃれに聞こえてしまうんですよね。かなりハードなのに(笑)

―撮影現場について
市原:映画はハプニングとアクシデントだと三池さんは良く語られているんですが、まさにそうで、アクションも普通のお芝居も、時として意図しない瞬間や間が生まれることが本当に楽しくて。

三池:市原さんって幼稚園からその感じなの?すごく想像つくなあ。周りは苦労したでしょ(笑)、これだけしっかりしていると。

15回目となる「三池崇史監督 presents 大人だけの空間」も、台本がない中終始熱いトークが繰り広げられ、三池は最後まで会場を沸かせていた。


映画『極道大戦争』
6月20日(土)TOHOシネマズ 新宿 ほか全国ロードショー

監督/三池崇史
脚本/山口義高
出演/市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔、渋川清彦、優希美青、ピエール瀧、でんでん、ヤヤン・ルヒアン
配給・宣伝/日活

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アーティスト情報

三池崇史

生年月日1960年8月24日(57歳)
星座おとめ座
出生地大阪府

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市原隼人

生年月日1987年2月6日(31歳)
星座みずがめ座
出生地神奈川県川崎市

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