名優、アンソニー・ホプキンスが自身の役作りを明かす― 映画『ハイネケン誘拐の代償』

(c) Sofie Silberman 2014 (c) Ben Rothstein 2014

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『ハイネケン誘拐の代償』は、1983年に実際に起きた大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件の真相を追ったエミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を基に映画化。世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが、犯罪経験のない幼なじみの5人組に誘拐され、巨額の身代金が要求された事件。

このハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』(90)で殺人鬼ハンニバル・レクター博士を演じ、米アカデミー賞(R)主演男優賞を受賞した名優、アンソニー・ホプキンス。彼の代名詞とも言える『羊たちの沈黙』のレクター博士や、悪魔祓いをテーマにした映画『ザ・ライト エクソシストの真実』のルーカス神父など、観客の記憶に残る演技を見せてきた。

(c) Sofie Silberman 2014 (c) Ben Rothstein 2014

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アンソニーは「まず脚本をよく読んで理解すること。そして好きに演じるのではなく、役になりきる努力をすること。例えば、衣装もその方法の1つだが、スーツ姿で階段の上に立つシーンでは、実業家になりきっていたよ。私ももう70代だから同じ時代を生きた人間として彼を理解できたね」と自身の役作りを振り返る。また、「彼の経歴はウィキペディアでしか調べられなかったが、無声だけど資料映像を見ることができたんだ。できる限りのリサーチをした」ともコメント。

(c) Sofie Silberman 2014 (c) Ben Rothstein 2014

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さらにハイネケンについては、「彼おそらく強い男。裕福な家の出身ではあるが、一族から醸造所を買い取って独力で世界ブランドにした。働くことを信条にしていた人だと感じるね。あるシーンで誘拐犯に“ハイネケンを世界ブランドにできたのは怠けず働いたからだ、お前たちと違ってな”と直接語りかけるんだ。“働きなさい”とね。実に資本主義的な発想だが、それと同時に彼は、“君らの行為は非常に愚かだ。(身代金を手にし)成功すれば英雄になれるが、捕まるだろう”とも言うんだ。ハイネケンは誘拐犯たちを理解しようとしているし、機会があれば彼はいくらでも話をしただろう。“何かを成し遂げたければ私のセミナーを受けろ!”とね。彼はそういう男だ」と分析している。


映画『ハイネケン 誘拐の代償』
6月13日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー

出演:アンソニー・ホプキンス、ジム・スタージェス、サム・ワーシントン、ライアン・クワンテン、マーク・ファン・イーウェン、トーマス・コックレル
監督:ダニエル・アルフレッドソン
配給:アスミック・エース
2014年ベルギー・イギリス・オランダ/95分/スコープサイズ/5.1ch/日本語字幕:松浦美奈

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アーティスト情報

アンソニー・ホプキンス

生年月日1937年12月31日(80歳)
星座やぎ座
出生地イギリス、ウェールズ

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