映画レンタルデータで分かった、「FRaU」読者=大人の女性を惹きつける3つのポイント

(C)2013「ルームメイト」製作委員会

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働き盛りの大人の女性がメインターゲットであろう、ライフスタイル情報誌「FRaU」。「頭もキレイな人」のキャッチコピーどおり、常に知的好奇心をくすぐる企画で読者を惹きつけている。そんな「FRaU」は公式WEBサイト(FR@U)で旅や美容、占いと並んで「映画」のカテゴリを単独で持っているほか、最近も「ヒーロー特集」という切り口でガッツリ誌面で紹介するなど、この「FRaU」における映画というものの重要性を垣間見ることができる。

では、日常「FRaU」に触れている女性は、いわゆる一般女性と映画の趣向が違うのか? 読者層の一番厚い30代を例に、TSUTAYAのDVDレンタルデータを元に検証してみたい。

全国30代女性・レンタルDVDランキング

(C)2013 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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集計期間:2014年5月1日~2015年5月1日、全国のTSUTAYAが対象

FRaU読者
1 (1) アナと雪の女王
2 (2) 風立ちぬ
3 (3) 永遠の0
4 (5) マレフィセント
5 (50) モンスターズ・ユニバーシティ
6 (21) 妖怪ウォッチ 第1巻
7 (6) そして父になる
8 (51) プレーンズ
9 (20) STAND BY ME ドラえもん
10 (9) 土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI
11 (67) 怪盗グルーのミニオン危機一発
12 (8) 謝罪の王様
13 (37) 妖怪ウォッチ 第2巻
14 (7) 清須会議
15 (13) るろうに剣心 京都大火編
16 (4) 白ゆき姫殺人事件
17 (9) 劇場版SPEC~結~漸ノ篇
18 (23) MONSTERZ モンスターズ
19 (11) 劇場版SPEC~結~爻ノ篇
20 (30) ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE

『アナ雪』『風立ちぬ』『永遠の0』などヒット作はもちろんのこと、『モンスターズ・ユニバーシティ』『妖怪ウォッチ』『プレーンズ』『怪盗グル―』などのいわゆるファミリー向け作品も目立ち、一般的なこの年代の女性像がぼんやりとではあるが見えてくる。それに対して、「FRaU」購読者はというと…

FRaU購読者の全国30代女性・レンタルDVDランキング

(C)2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 (C)湊かなえ/集英社

(C)2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 (C)湊かなえ/集英社

集計期間:2014年5月1日~2015年5月1日、全国のTSUTAYAが対象

全国通常
1 (1) アナと雪の女王
2 (2) 風立ちぬ
3 (3) 永遠の0
4 (16) 白ゆき姫殺人事件
5 (4) マレフィセント
6 (7) そして父になる
7 (14) 清須会議
8 (12) 謝罪の王様
9 (17) 劇場版SPEC~結~漸ノ篇
9 (10) 土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI
11 (19) 劇場版SPEC~結~爻ノ篇
12 (21) カノジョは嘘を愛しすぎてる
13 (40) 潔く柔く
13 (15) るろうに剣心 京都大火編
15 (―) ニシノユキヒコの恋と冒険
16 (41) ルームメイト
17 (61) LIFE!/ライフ
18 (54) ウルフ・オブ・ウォールストリート
19 (25) トリック劇場版 ラストステージ
20 (9) STAND BY ME ドラえもん

TOP10までではさほど変動がないように見えるが、TOP20まで見てみるとその違いが大きく出てくる。

『白ゆき姫殺人事件』(井上真央、綾野剛、菜々緒、染谷将太etc.)、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(佐藤健、大原櫻子etc.)、『潔く柔く』(長澤まさみ、岡田将生、池脇千鶴、高良健吾etc.)、『ニシノユキヒコの恋と冒険』(竹野内豊、尾野真千子、麻生久美子、本田翼、木村文乃etc.)、『ルームメイト』(北川景子、深田恭子、高良健吾etc.)などの邦画や、意外なところでは洋画の『LIFE!/ライフ』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』もランクインしているところにも注目したい。

過去表紙を飾ったこともある深田恭子や長澤まさみ(公式WEBサイトより)/(C)2013 KODANSHA LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

過去表紙を飾ったこともある深田恭子や長澤まさみ(公式WEBサイトより)/(C)2013 KODANSHA LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

今名前が挙がったような、おそらくこの世代の女性が好きな俳優・女優が出演していれば…とはじめは思ったのだが、どうやらそれ以外にも何か共通点がありそう。というわけでもうちょっと細かく考察してみた。

キーワードは「女性作家」「キャッチフレーズ」「演者」

まず一つ目は、今挙げた邦画作品全ての原作が女性作家だということ。『白雪姫殺人事件』は『告白』でもおなじみの湊かなえの小説、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は青木琴美の漫画、『潔く柔く』はいくえみ綾の漫画、『ニシノユキヒコの恋と冒険』は川上弘美の連作短編小説、『ルームメイト』は故・今邑彩による推理小説。

そして二つ目が、女性が感心を持ちそうなフレーズが使われているところ。例えば…

女同士の「噂」が暴走する(『白雪姫殺人事件』)
恋の始まりは気まぐれな嘘(『カノジョは嘘を愛しすぎてる』)
大切な人を失っても、人はまた愛することができるのでしょうか。(『潔く柔く』)
すべてが完璧な男(『ニシノユキヒコの恋と冒険』)
女の素顔は恐ろしい(『ルームメイト』)

などなど。こちらであれば、先に“意外”と上げた洋画の2本もフレーズ括りであれば当てはまる。
人生を変える、壮大な旅が始まる!(『LIFE!』)
ヤバすぎる人生へようこそ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)。

そして最後はやっぱり出演者。こればかりは製作側に委ねられる部分も大きいが「誰が出ているか」は映画の期待値・完成度を補完する上で欠かせない要素であるに違いない。

30代女性が“ゾクゾク”するポイントが見えた…?

つまり、FRaU読者もとい大人の女性の心を掴みたければ「女心の分かる女性作家が関わっていて、出演者も女性人気が高く、女心をくすぐるフレーズを使う」でほぼ間違いないのでは?と、ひとつの結論を導き出すことができる。彼女たちの琴線に触れる映画=ゾクゾクする映画だと言っても過言でないだろう。

ところで、このように女性たちがゾクゾクしてたまらない新作映画や旧作も織り交ぜてお届けする「FRaU」最新号(8月号)の「ゾクゾクする映画」特集。誌面では、TSUTAYAの本部MD(マーチャンダイザー)らによる本気セレクションなどもお届け。「ヒーロー特集」以来となる渾身の映画企画、女性はもちろんのこと、この世代の女性が気にいること間違いない映画が網羅されているので、恰好のコミュニケーションツールとしてアナタの“ゾクゾクする映画”を語り合って欲しい。

⇒【特集】FRaU 8月号「ゾクゾクする映画」特集を徹底解剖

FRaU 8月号

FRaU 8月号
2015年7月10日(金)発売

ゾクゾクするほどかっこいい、東方神起が表紙に登場! テーマはフィルムノワール。P10にわたるハリウッドの銀幕から飛び出したような二人のストーリーも必見です!

FR@U(JOSEISHI.NET)

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