2015年おすすめ「夏映画」―戦後70年―今こそ戦争を問い直す3本

1945年の終戦から70年―。忘れてはいけない記憶がある。伝えていくべきドラマがある。今や「平和な国」と言われているこの日本で、改めて歴史とともに「生きること」を見つめなおすキッカケにしたい3本。

『野火』(7月25日公開)

(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

【作品紹介】
第二次世界大戦末期のフィリピン戦線。日本軍の敗北が濃厚になる中、結核を患った田村一等兵は部隊を追放され、野戦病院からも拒絶され、行き場を失う。猛暑と空腹、孤独と戦いながら、戦地をさまよう田村が見たものとは?

【見どころ】
鬼才・塚本晋也が監督、製作、脚本、撮影、主演を務め、大岡昇平氏の同名小説を映画化。約20年という歳月をかけ、完成にこぎつけた。過酷な逃避行から浮かび上がる戦場の狂気が、熱や匂いさえ伝える圧倒的な映像で迫りくる。

『この国の空』(8月8日公開)

(C)2015「この国の空」製作委員会

(C)2015「この国の空」製作委員会

【作品紹介】
終戦が近づく昭和20年。母と叔母とともに暮らす19歳の里子は、度重なる空襲に「結婚もできないまま、死んでいくのだろうか」という不安に襲われる。そんな彼女の前に、妻子を疎開させ、徴兵を免れた銀行員の市毛が現れ…。

【見どころ】
将来を悲観する少女の視点から、戦争を描く異色のヒューマンドラマ。大人の女性へと開花するヒロインの苦悩と葛藤を演じるのは、活躍目覚ましい二階堂ふみ。市毛役の長谷川博己との色香ただよう共演で、新境地を切り開く。

『日本のいちばん長い日』(8月8日公開)

(C)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会

(C)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会

【作品紹介】
太平洋戦争末期の昭和20年夏、原爆が投下され、「降伏か本土決戦か」の決断を迫られる阿南陸軍大臣や鈴木貫太郎首相、そして昭和天皇の苦悩を軸に、日本の未来を案じ、身をていした人々のドラマが重厚なタッチで描かれる。

【見どころ】
半藤一利氏のノンフィクションを原作に、「終戦前夜、日本で何が起こったのか」に迫る歴史超大作。『駆込み女と駆出し男』も好評だった原田眞人監督の下、役所広司、本木雅弘、松坂桃李、堤真一ら豪華なキャスト陣が勢ぞろいした。

(作品紹介・解説文:内田涼)


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