怖すぎてCM苦情殺到『呪怨-ザ・ファイナル-』 日本ホラーの金字塔、PR作戦に変化あり?

言わずと知れたジャパニーズホラーの代表作『呪怨』。これまでにビデオ版、劇場版、ハリウッド版と合計11本が制作され、日本のみならず世界中を恐怖に陥れてきた。その最新作『呪怨-ザ・ファイナル-』が“絶叫”公開中である。

「呪怨 ーザ・ファイナルー」オフィシャルサイトより

主演の平愛梨「もう出たくない」

この作品、実は公開前から「怖すぎる」という理由で、配給会社やテレビ局に抗議が殺到していた。というのは、テレビで流されたCMに対して、放送からわずか3日間で100件を超えるクレームがあり、それによってCMは放送中止、怖さをおさえた映像に差し替えざるを得ない状況となっていたのだ。

また、主演の平愛梨は、撮影中に怖すぎて吐き気がしたり過呼吸になったりして、演技ではなく素で怖かったと明かした。

さらに、映画アピールのために出演したテレビ番組では、思わず「出演するものじゃないし、見るものでもない」と、本音(?)も飛び出したほどだ。

共演者が「見てもらわないとだめでしょ(笑)」とフォローする場面もあった。だが平は「もし次回作があっても断ります」と語り、よほど怖かったことをうかがわせた。

お笑い芸人にプロレスラー…PRに方針転換あり!?

さて、リングシリーズと共に「とにかく怖い映画」という地位を確固たるものにしている『呪怨』だが、前作『呪怨-終わりの始まり-』あたりから少し方針転換をしているようにも感じられる。

それが表れているのが、恐怖の核心である「俊雄」「伽椰子」親子が役柄そのままの姿で、映画のPRイベントに参加するようになってきたことだ。時にはお笑い芸人と絡んだり、時にはプロレスラーと面白対決をしたり、あの伽椰子がこんなことを!? というシーンも少なくない。恐怖の対象でしかありえなかった伽椰子と俊雄が、シュールな笑いを誘っているのだ。

これは、「呪怨」というブランドがここまで確立されてしまったがゆえに、本作でとにかく怖がらせる必要性は薄れ、更なるブランディングに重きを置くようになってきたからではないだろうか。とにかく怖いものなら歴代の作品にいくらでもあるよ、ということかもしれない。その結果、「呪怨」を代表するキャラクターである伽椰子と俊雄の役割にも変化が求められたのだろう。

とはいっても、今作もわずか15秒のCMが放送できなくなる程の恐怖が待ち受けていることは間違いない。まだ見ていないのであれば、怖いもの好きな方はそのまま映画館へGO、怖いのはちょっと苦手という方は、伽椰子と俊雄のユーモアを感じられる姿を見てから劇場へ足を運べば、少しは恐怖が和らぐ……かもしれない。


映画「呪怨-ザ・ファイナル-」予告編

(文:白岩 淳)

このタグがついた記事をもっと見る

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

佐々木希

生年月日1988年2月8日(30歳)
星座みずがめ座
出生地秋田県

佐々木希の関連作品一覧

青柳翔

生年月日1985年4月12日(33歳)
星座おひつじ座
出生地北海道

青柳翔の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST