長谷川博己、2度目の共演となる二階堂ふみの成長が感慨深い?―映画『この国の空』完成披露試写会

(左から)富田靖子、長谷川博己、二階堂ふみ、工藤夕貴、荒井晴彦監督

(左から)富田靖子、長谷川博己、二階堂ふみ、工藤夕貴、荒井晴彦監督

芥川賞作家・高井有一による同名小説を、日本を代表する脚本家・荒井晴彦が18年ぶりに監督に挑んだ渾身の一作『この国の空』(8月8日公開)。7月16日(木)、都内にて完成披露試写会が開催され、主演の二階堂ふみ(里子役)&長谷川博己(市毛役)、工藤夕貴(里子の母親・蔦江役)、富田靖子(里子の叔母・瑞枝役)、監督の荒井晴彦が登壇した。

主演の二階堂が「戦後70年の節目にこの映画を作ることが出来て、皆さんにお披露目できるのは胸に来るものがある」と挨拶すれば、「長谷川さん、アイドルだったんですね。黄色い声が聞こえてあれっと思って。ジャニーズですか?」と工藤は自身のコメントより先に長谷川をイジり、会場の笑いを誘う。

原作の高井有一が「この国の空」を世に出したのは今から30年以上前の1983年。それを受けて監督の荒井は「構想30年、執筆一週間、撮影一月です。素敵な原作なので、シナリオは原作を写しただけです」と謙遜。脚本家でもある荒井が手がけた本に「中学生の時に茨木のり子先生の『わたしが一番きれいだったとき』を読んで、戦争を肌で実感した作品。戦争を題材とした映画に出るなら、そういうものに出たかった」と二階堂。長谷川も「監督の作った台詞が美しくて。いろんな部分で想像させてくれる脚本だった」と絶賛。

工藤は「誰も死なない、誰も血を流さない。だけど無性に最後まで不思議な感動が沸き上がってきて」と感想を述べ、富田も「いろんな戦争を描いた映画があったけど、これは戦争映画なんだろうかと思うくらい静かで、登場人物も限られていて驚いた」と続いた。

二階堂と長谷川は園子温監督の『地獄でなぜ悪い』以来2度目の共演。長谷川は「今回2回目ですけど、撮影現場ではすっかり大人っぽくなって。成長の過程が見えた喜びもあった」と父親的な目線で現場を振り返る。二階堂も「仲の良いお兄ちゃんのような感じ。沢山引き出してもらったところがあると思う」と充実した現場だったことを明かした。

一方の工藤と富田は独特の姉妹を演じた。工藤は「役を理解するのが難しい時もあった。謎の多い、不思議なところのあるお母さん。普通のステレオタイプの母とは違う。それをどう演じられるか」とその役どころについてコメント。富田は「生きるか死ぬかという状況なので、いろいろある。でも、憎いばかりではなく、愛情はあったと思っている。なので、撮影中はケンカすらも楽しかった」と振り返った。

さらに工藤は「ふみちゃんは前向きな女優。いい意味でガツガツしている。初日から英語で話そうとしてくる。ずっと英語だったから、未だに日本語でふみちゃんと話せない。急に親子になるのは難しいけど、英語は心がつながるのには一番便利な言葉だった。関係性を作ることも出来て」と二階堂と英語漬けだったエピソードも披露。裏話満載の舞台挨拶となった。


終戦70周年記念作品『この国の空
8月8日(土)より、テアトル新宿、丸の内TOEI,シネ・リーブル池袋他、全国ロードショー

出演:二階堂ふみ、長谷川博己、富田靖子、利重剛、上田耕一、石橋蓮司、奥田瑛士、工藤夕貴
脚本・監督:荒井晴彦
原作:高井有一「この国の空」(新潮社)
詩:「わたしが一番きれいだったとき」茨木のり子
製作:「この国の空」製作委員会
制作プロダクション:ステューディオスリー KATSU-do
協賛:大和ハウス工業
配給:ファントム・フィルム KATSU-do

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アーティスト情報

二階堂ふみ

生年月日1994年9月21日(23歳)
星座おとめ座
出生地沖縄県那覇市

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長谷川博己

生年月日1977年3月7日(41歳)
星座うお座
出生地東京都

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工藤夕貴

生年月日1971年1月17日(47歳)
星座やぎ座
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