映画『ソロモンの偽証 前篇・事件、後篇・裁判』藤野涼子役・藤野涼子&藤野剛役・佐々木蔵之介インタビュー

宮部みゆきの小説を『八日目の蟬』の成島出監督が2部作で映画化。昭和の中学校を舞台に、同級生の不審死の真相に迫る生徒たちの心の揺れを描いた『ソロモンの偽証』がDVDで登場。主人公・藤野涼子役の藤野涼子とその父役・佐々木蔵之介が舞台裏を語る。

藤野涼子役・藤野涼子&藤野剛役・佐々木蔵之介

藤野「撮影終了後も役が抜けませんでした」
佐々木「成島監督の真摯な姿勢を感じました」

藤野:撮影中は「涼子ならどう考えるんだろう」って、いつも涼子の気持ちになっていました。撮影が終わっても、まだ役が全然抜けなくて、高校の受験勉強をするときも「涼子ならこんな風に勉強するんじゃないかな」と想像してやっていました。それがあるとき、お風呂で頭をぶつけて、そのあまりの痛さで、やっと涼子が抜けたんです(笑)。

佐々木:成島監督が、そこまで藤野を持って行ったわけか(笑)。オーディションからワークショップも含めて、1年間ぐらい涼子でいたんだよね。

藤野:1年も一緒だったので、みんなとは本当にいい友達で、今でも仲がいいんです。

佐々木:そんなに丁寧に時間をかけた、ぜいたくな現場ってなかなかないよ。僕も成島組は初めてだったけど、台本とは別に、僕が演じた藤野剛の生い立ちからどんな両親に育てられて、妻とどう出会ったかなどバックボーンを書いたものを渡されたんです。大人の主要キャストそれぞれに同じようなものが渡されていたそうで、成島監督の作品に対する真摯な姿勢を感じました。

藤野:今、振り返ると、苦しかった思い出もあります。でも、もう一度、最初から繰り返してみたいんです。自分の演技がもっと上手になって成長していたら、もっともっといい作品になったんじゃないかなって。

佐々木:わかるよ、その気持ち。でも、あのときの芝居はもう二度とできない。そしてあれが、あの瞬間の涼子だったんだよ。そういう意味では、僕は父親役として涼子を見守るだけでなく、女優としての藤野涼子や、そのほかの子役たちが成長していくドキュメンタリーを見ていた気がします。本当にとても幸せな現場でした。

(取材・文:前田かおり/撮影:江藤海彦)

藤野涼子役・藤野涼子◆PROFILE

ふじの りょうこ/'00年神奈川県生まれ。幼い頃から女優業を志望し、たびたびオーディションに応募。本作のオーディションで主人公に抜擢され、役名と同じ芸名で映画デビューを果たす。

藤野剛役・佐々木蔵之介◆PROFILE

ささき くらのすけ/'68年京都府生まれ。'99年に『天国に一番近い男』でTVドラマデビュー後、多数の作品に出演。近作は映画『超高速!参勤交代』('14)や『夫婦フーフー日記』('15)など。

ソロモンの偽証 前篇・事件

ソロモンの偽証 前篇・事件

ソロモンの偽証 後篇・裁判

ソロモンの偽証 後篇・裁判

ソロモンの偽証 前篇・事件

ソロモンの偽証 後篇・裁判

NOW RENTAL & ON SALE
'14年・日
監督/成島出
原作/宮部みゆき
出演/藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、尾野真千子
【セル】各2,800円(税抜)、7,300円(税抜/ブルーレイBOX)

(C)2015『ソロモンの偽証』製作委員会

『ソロモンの偽証』あなたの嘘つき度診断

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アーティスト情報

佐々木蔵之介

生年月日1968年2月4日(50歳)
星座みずがめ座
出生地京都府

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