映画『新宿スワン』白鳥龍彦役・綾野剛インタビュー

和久井健の人気コミックを園子温監督が豪華キャストで実写映画化。主人公で、男気あふれる実直な新人スカウトマンを演じた綾野剛が、作品に対する思いを語り尽くす!

綾野剛

誇大表現を恐れずに思い切り演じました

コミックの実写化は『あれ? ちょっとイメージと違うな』と感じることも多いのではないでしょうか。だから、『龍彦なら、そうだよね』と言っていたただけるような演技を心がけました。そのために意識したのは、誇大表現を怖がらずに、最後まで思い切りやりきること。原作にたくさんヒントがあったので、迷いは一切ありませんでした。例えば表情やしぐさ、土下座の仕方一つをとっても、原作にはすべてがきちんと描かれていました。それを実際にやってみて、繰り返し体で覚えることで、龍彦を“本物”にしていく。演技に説得力が伴うように、何度も繰り返し行いました。

園子温監督は、役者やスタッフに対する愛がとにかく深い方。僕たちと作品を、愛おしく抱きしめていてくれるような温かさを感じました。そして、すごく役者的な発想を持っている監督でもあると思います。監督の中に20人くらいの“違う監督”がいらっしゃって、そのたくさんの人格の中から、作品ごとに異なる感性の監督を連れてこられているような印象を受けました。現場によって演出方法が変わるので『園監督といえばこれ』という決まったものもないですし、『新宿スワン』にしても、暴力描写がすごく強烈なのに不思議と重くなりすぎていない。それは原作の素晴らしさももちろんありますが、やっぱり監督の演出力のおかげです。

実は僕、原作を少なくとも15回は通して読んでいるんです。ストーリーはわかっているのに、ついつい読み返してしまう。これは映画版にも言えることですが、キャラクターが魅力的だから、何度でも接したくなるんです。きっと、このキャストの顔ぶれを見て、『濃くて疲れそうだな』と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とサラッと観られる映画なので、ぜひご自宅でゆっくりと鑑賞していただきたいです。家で観る『新宿スワン』は、劇場で観る『新宿スワン』とはまた違った面白さがあるはずですから。クセになるような中毒性があるので、何度でも手に取ってご覧いただければ嬉しいです。スカッと気分転換したいときにもピッタリです。

(取材・文:相田冬二/撮影:anan/小笠原真紀)

白鳥龍彦役・綾野剛◆PROFILE

あやの ごう/'82年岐阜県生まれ。'03年にTVドラマ『仮面ライダー555』で俳優デビュー。その後、数々の話題作への出演を経て、連続テレビ小説『カーネーション』('11)で大ブレイク。10月スタートのTVドラマ『コウノドリ』で連続ドラマ初主演を務める。。

新宿スワン

新宿スワン

新宿スワン

10.2 RENTAL 11.3 ON SALE
'14年・日
監督/園子温
出演/綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、深水元基、村上淳、
久保田悠来、真野恵里菜、丸高愛実、安田顕、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎、伊勢谷友介
【セル】3, 900円(税抜)、5, 800円(税抜/プレミアム・エディション)、
4, 800円(税抜/ブルーレイ)、6, 800円(税抜/ブルーレイ プレミアム・エディション)

(C) 2015「新宿スワン」製作委員会

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アーティスト情報

綾野剛

生年月日1982年1月26日(36歳)
星座みずがめ座
出生地岐阜県

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