ついつい恋愛談義に花が咲く―映画『ヒロイン失格』桐谷美玲×山﨑賢人×坂口健太郎インタビュー

(左から)山﨑賢人、桐谷美玲、坂口健太郎

(左から)山﨑賢人、桐谷美玲、坂口健太郎

私が好きな人か。私を好きな人か。そんなキャッチコピーの映画『ヒロイン失格』は、ずっと大好きな幼なじみがイケてない地味な“六角精児似”の女の子と付き合い始め愕然、そんなときに学校イチのモテ男にアプローチされ、「揺れる」女の子の気持ちを追いかける。ヒロインはとりを桐谷美玲が、幼なじみ、利太を山﨑賢人が、モテ男、弘光を坂口健太郎が演じている。

せつなさ全開の一方、かなりコミカルな要素も盛りだくさん。ショーゲキ(衝撃? 笑劇?)の連続壁ドン場面も登場。弘光が、ググッと、はとりに迫る。逃げるはとりを、至近距離から何度も追いこむ弘光。かつて観たことのない高速壁ドンが展開する。

桐谷:連続壁ドンって、ほとんどアクションだったかも(笑)

坂口:なかなか間に合わなくて、急がなきゃ急がなきゃ、って感じだった(笑)

山﨑:弘光くん、何人いるんだよって(笑)。ほとんど「分身の術」。あれをやるには、もうひとりぐらいいないと。動き、速すぎ(笑)。監督は撮影しながら、『ダイ・ハード』みたいにドンドンドーン! って言ってたし(笑)。

坂口:そのとき、ケータイで調べたんだ。壁ドンって、相手との顔の距離でいろいろ違うみたいで。あと、「ほんとうに壁ドンやられたい女性は3割しかいない」って書いてあった(笑)。

山﨑:マジで?(笑)。

桐谷:そうだよ。(女子にとっては)恐怖だよ(笑)。

坂口:でも、あのシーンは面白いシーンになったよね。

山﨑:ナイス壁ドン!

(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

息もぴったり。仲の良いこのトリオに、ベタな質問をしてみた。まずは、「揺れる」がテーマ。

甲乙つけがたいほど魅力的な異性ふたりから、それぞれ告白されました。どちらのことも好きなのですが、「どっちか選んでほしい」と言われました。そのとき、自分のなかで「なに」を基準に選びますか?

坂口:自分のなかの決定打か……僕は、(相手が)両方とも魅力的でも、自分が楽なほうかもしれない。

桐谷:わかる……。

坂口:たとえば、魅力的でも、ちょっとずぼらなひとのほうが、いいのかもしれない。同じぐらい魅力的なふたりだったら、落ち着きのいい、居心地のいいひとを選んでしまうのかも。

桐谷:(考えが)すっごい一緒だったから、びっくりしちゃって。私も、一緒にホゲホゲできるかが大切。

坂口:ホゲホゲが重要だよね。

桐谷:ほんとうに素でいられる時間というか。たとえば、女の子だったら(好きな相手に)こういうことしてあげなきゃ、ああいうことしてあげなきゃ、っていう気持ちはもちろんあるけど、それだけじゃなくて。だらーんとしたり、ぐでーっとしたり。すっぴんメガネで前髪とめてても平気! とか、そういうことができる(相手)かどうか。みたいなことですかね。

坂口:だよね。もしかしたら、(そのひとと)これから長く一緒にいるかもしれないわけだし。

山﨑:僕も最後は居心地とか、フィーリングですね。(一緒に)居やすいというか。なんか、こっちのほうがフィットする。その「なんか」があるひとのほうを選ぶかもしれない。

坂口:魅力的でも、一緒にいて、こっちが疲れちゃうとかだったら、アレだしね。

桐谷:あと私、インドアも大事かも。完全にインドア派なので。インドアでいてくれるひと。(普通に街などに)出かけるのはいいんですけど、山登り行こうぜ! キャンプ行こうぜ! みたいだと……ちょっと私には違うかなって。

(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

次は「告白」。

告白は、自分からしたい? それとも、されたい?

桐谷:告白はされたい。でも、好きになったひとには自分から頑張る。『最後』(好きという言葉)だけは言ってほしい……。

じゃあ、あまり気になってなかったひとだけど、告白されて心が動くということは……

桐谷:ないかもしれない(きっぱり)。(告白されたことで)気にはなるかもしれないけど。あ、でも、場合によるかも……すっごい押してくるひとに、押し切られちゃうこともあるかも。でも、基本はないです。

山﨑:そういう話があると、(男子にとっては)夢があるよね。押せばいけるかもしれない、っていう。僕は、(告白するなら)自分から、ですね。でも、一回、その状況(告白される)になってみたいです。メチャクチャ好きな子がいて、ちょっと気になってる子もいて、その子(後者)から告白されたら、お……となるのか、自分が体験してみたい。だって、まったく気になってないひとに告白されても、『すみませんでした』と思うから。

坂口:告白されたら、そりゃ、うれしいはうれしいけど、それでいきなり自分の心が動くっていうのはないかなあ。

山﨑:でも……

桐谷:どうした?

山﨑:たとえばですけど、あまり会う機会がないひと、距離感が遠いひとと会って、うわ、めっちゃ可愛い、って思ったとして。でも、そんなに会えないし、付き合うとかまで発展しないだろう、となっていたときに、『好きです』みたいなこと言われたら……お! ってなる。

桐谷・坂口:(笑)

坂口:たしかに、それだと意識はしちゃうかもね。

山﨑:そういうことがあったらいいなあと。

坂口:うん。ドキッとするかもね。

山﨑:急に言われたら……ドキッとするよ。

ついつい恋愛談義に花が咲く。そんなドキドキがたくさん詰まった映画『ヒロイン失格』なのである。

(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

(取材・文:相田冬二/桐谷美玲:ヘアメイク・今井貴子、スタイリスト・宮澤敬子/山﨑賢人:ヘアメイク・高橋幸一、スタイリスト・伊藤省吾/坂口健太郎:ヘアメイク・廣瀬瑠美、スタイリスト・石井大)


映画『ヒロイン失格』
9月19日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー

出演:桐谷美玲、山﨑賢人、坂口健太郎
福田彩乃、我妻三輪子、高橋メアリージュン/中尾彬(特別出演)/柳沢慎吾(特別出演)/六角精児(特別出演)/濱田マリ、竹内力
原作:幸田もも子『ヒロイン失格』(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:英勉
脚本:吉田恵里香
音楽:横山克
主題歌:西野カナ「トリセツ」(ソニー・ミュージックレーベルズ/SMEレコーズ)
制作プロダクション:ダブ
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

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