伝説の女優ジャンヌ・モローが歌うシャンソンも! 映画『ヴィオレット-ある作家の肖像-』予告編

© TS PRODUCTIONS - 2013

主演は個性派の名女優エマニュエル・ドゥヴォス © TS PRODUCTIONS - 2013

シモーヌ・ド・ボーヴォワールが「第二の性」で時代を変えたのと同じように、時代を変えた作家として再評価され、その劇的な生涯から、“文学界のゴッホ”とまで言われている作家ヴィオレット・ルデュックの半生を描いた映画、『ヴィオレット-ある作家の肖像-』が、12月19日より公開する。本作の主人公であるヴィオレットは、日本では代表作の「私生児」と「ボーヴォワールの女友達」の2冊が出版されただけなので、知る人は少なく、本国フランスでも一時期は忘れられた作家だったという。しかし、本作の公開を機に、フランスでは全集も出版されることとなった。

この度完成した日本版予告編は、「母は私の手を絶対に握らなかった」という一文をヴィオレットが万年筆でノートに書き記すシーンから始まる。これは、彼女の処女作「窒息」の冒頭の一節。ヴィオレットは、この処女作をボーヴォワールに認められて作家デビューを果たし、ジャン・ジュネ、ジャン・コクトーら当時を代表する作家陣にも絶賛されるが、女性として初めて自身の生と性を赤裸々に書いたために、社会からは受け入れられず、精神に異常をきたしてしまう。しかしヴィオレットは、ボーヴォワールの励ましによって集大成となる小説に取りかかる......

この予告編では、レオス・カラックスやブリュノ・デュモン作品で知られる名カメラマン、イヴ・カープの映像や、『アメリ』『イヴ・サンローラン』のデザイナーを務めたマドリーヌ・フォンテーヌによる衣裳が印象的だが、最後に使われているシャンソンにも注目だ。実はこのシャンソンを歌っているのは、あの映画史に残る伝説の女優ジャンヌ・モロー。このシャンソンは、歌う女優としても知られていた彼女が60年代に発表したアルバム「クラリスの歌/LesChansons de Clarisse」に収録されている「Aimer/愛するということ」。若き日のモローの歌声は、何とも軽やかで美しい。

『ヴィオレット-ある作家の肖像-』は、12月19日[土]より岩波ホールほか全国順次公開。


映画『ヴィオレット-ある作家の肖像-』

12月19日[土]より岩波ホールほか全国順次公開

監督:脚本:マルタン・プロヴォ(『セラフィーヌの庭』)

撮影:イヴ・カープ(『ホーリー・モーターズ』)

衣裳:マドリーヌ・フォンテーヌ(『イヴ・サンローラン』)

出演:エマニュエル・ドゥヴォス、サンドリーヌ・キベルラン、オリヴィエ・グルメ、ジャック・ボナフェ、オリヴィエ・ピィ

原題:VIOLETTE 2013年|フランス映画|フランス語|カラー|1:1.85|5.1ch|139分|DCP|PG12

字幕:松岡葉子

配給:ムヴィオラ

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