「まるで『朝まで生テレビ』を生で見ているよう」―田原総一朗×森本敏が「ドローン」を熱く語る

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米軍の無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と対テロ戦争の知られざる真実を暴く問題作『ドローン・オブ・ウォー』が、10月1日に全国公開される。15日、安保法案の賛否に関心が高まっている状況下で公開される同作について、政治・軍事分野におけるスペシャリストである田原総一郎氏と森本敏氏を交えたトークイベントが開催され、本作で描かれる「新しい戦争の形」について熱い議論が交わされた。

司会進行の長谷川豊氏に呼び込まれ、会場に集まった観客から拍手で迎えられる形で田原氏と森本氏が登場。田原氏は冒頭で長谷川氏に本作の感想を求められると、「ニュアンスとしては『アメリカン・スナイパー』に似ており、今回のドローンのような(軍人の)役割になっていたら、恐らく僕らは早く廃人になっていた」と感想を述べた。続けて森本氏は「一番の問題は兵器のシステムが恐ろしいのではなく、それを使う人間の意図が怖い」と述べると、国連で現在議論されている軍事用ドローンの自動化、アメリカ国内での“ドローン操縦士”の勲章授与の問題についても触れ、「人間の在り方、兵器に在り方について考えさせられる」と一連の軍事用ドローンの問題を引き合いに出し、作品の感想を述べた。

森本氏の感想を受けて、長谷川氏は「ボタン1つで一方的に相手を爆撃する今までと違うこのような新しい戦争は許されるべきか?」と田原氏に問いかけると、「許す、許さないの前にまず、このアンバランスさに人は耐えられなくなるのではないか」と見解を述べた。そして、話は世界各国の“軍事用ドローン”事情について及び、「北朝鮮は攻撃用ドローンとして、少なくとも300機を保有していることが予想される」という森本氏の衝撃発言に、場内は驚きの反応を見せた。 続けて、ロシア、ウクライナもかなりの数の軍事用ドローンを保有しているほか、中国では7種類の攻撃用ドローンを北朝鮮の倍近く保有していることが語られ、仮に中国のドローンが日本の防空識別圏に入った場合の日本の対応にも言及した。さらに平成30年には日本でも“偵察用ドローン”が運用開始する他、新たなドローン法案が現在国会で議論されているなど日本の実情にも触れ、司会の長谷川氏は終始、驚きの声を上げていた。

話が連日報道されている安保法案(安全保障関連法案)に及ぶと、韓国、北朝鮮、中国などアジア圏における日本の立ち位置やアメリカとの関係性、軍事問題についての実情について言及する森本氏に対し、田原氏が突っ込むというスタイルに。次第にヒートアップする2人のトークはあっという間に終了時間を迎え、長谷川氏が終了のアナウンスをするも田原氏は振り切り、再び森本氏との会話へ戻るテレビで見かける田原氏のペースに。「まるで『朝まで生テレビ』を生で見ているようだ」との長谷川氏のコメントに場内は爆笑し、トークイベントは締めくくられた。


映画『ドローン・オブ・ウォー』

10月1日(木)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

監督/脚本:アンドリュー・ニコル 『ガタカ』『TIME/タイム』

製作:ニコラス・シャルティエ 『ハート・ロッカー』

出演:イーサン・ホーク 『6才のボクが、大人になるまで』ブルース・グリーンウッド ゾーイ・クラヴィッツ他

配給:ブロードメディア・スタジオ

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