「図書館戦争」が女子のハートを撃ち抜く理由!(ネタバレあり)

映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』ついに公開!

有川浩氏の原作も大ヒット!

有川浩の原作も大ヒット!

岡田准一と榮倉奈々、福士蒼汰、松坂桃李、栗山千明というそうそうたるメンバーが出演する映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』がついに10月10日に公開。

原作は、有川浩氏の代表作となる大ヒットシリーズ。4冊の本編の他に恋愛に比重を置いた別冊シリーズが2冊発売され、すべてがロングセラーという人気作だ。その魅力は一体どこにあるのだろうか。

“本を読む自由”を守る使命と“胸キュン”恋愛模様

この作品の舞台は「昭和」から「正化」へと歴史の記号が変わった近未来の日本。それまでの自由な思想を持ち、本を読むことを許されていた時代は終わりを告げ、すべての本に検閲が入り、“言葉を狩る時代”となってしまっていたのだ。そんな中、検閲に対抗し“本を読む自由”を守る“図書隊”に主人公の笠原郁が入るところから、この話は始まる。

と、ここまで書くと戦争なんて…?と特に女子が一気にひきそうだが、今作はそんな女子にこそオススメしたい。なぜなら、この作品は社会派の雰囲気をまといながら、ベッタベタな恋愛要素がかなり色濃く描かれている“ラブストーリー”とも取れる作品なのだ。
その“胸キュン”具合は、相当なもの。何といっても、笠原郁が図書隊に入隊したのは、高校生の頃に検閲で取り上げられそうになった大事な本を取り返していた憧れの図書隊員を追って、というシンデレラ的な理由なのだから。
その後、郁が“チビ”と呼ぶ鬼教官である堂上篤や、優しき正論を話す小牧上官、優秀ながら冷徹な同期の手塚、寮が同室の美しき情報通である柴崎など、様々な出会いと検閲をめぐる戦闘を通し、郁が成長する物語を描く。

恋愛に不器用な2人。“じれったい”の上を行く鈍さも愛おしい

なによりも注目してほしいのが堂上と郁の関係性。お互い恋愛に関しては驚くほど鈍いのだが、物語のキーとなる所作が“頭ポンポン”だったり、不器用だからこそいきなり核となるような言葉をかけてしまったりと、ドキッとするシーンが多発。

さらに“お互いが命を懸けて本を守る”というミッションの中で全身全霊でぶつかるからこそ、そこにはわざとらしい駆け引きなどなく、時に気持ちが赤裸々に態度になって表れるのだが、それでも、2人はお互いの気持ちだけでなく、自分の気持ちにもなかなか気づかない。この“じれったい”の上を行く鈍さも、読み進めるうちに愛おしくなってくるのだから不思議だ。

実写化となった映画『図書館戦争 LIBRARY WARS』では、堂上がその憧れの図書隊員だと気づくところで終了しているからこそ、最新の映画作品での続きの展開を楽しみにしていてもらいたい。さらに、この2人の恋愛模様だけでなく、ドラマ『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』で描かれた小牧と毬江、柴崎と手塚の関係性もしっかりと原作には詳細が描かれているので、ぜひ、じっくり読みこんでもらいたい。

図書隊員の熱い志にも感動!

もちろん、見どころは恋愛箇所だけではない。自他ともに認めるかなりの自衛隊オタクである有川浩氏の取材力と知識を活かして描かれた、隊の詳しすぎる内部事情、さらには隊員たちのクセなどを取り込んだ生活を描いた日常も、魅力の一つ。圧倒的な戦闘シーンは、息をのむ展開で、読み進めずにはいられない。すべての図書隊員が、熱い志を持ち、真っ直ぐにぶつかる姿に、大きな感動を覚えるはずだ。

有川浩氏の作品には、ため息が出るほど素敵な登場人物が多い。その一人ひとりに焦点を当て、しっかりと描いてくれているからこそ、物語にぐっと引き込まれ、抜け出すことができないのだろう。その代表作となるこの『図書館戦争』シリーズを、ぜひ原作と映画で楽しんでもらいたい。
きっと、原作を読めば、そのキャスティングの一致度の高さに驚くはずだ。そして、これまでラブストーリーばかり読んでいた女子にこそ、どっぷりとハマることを約束したい。(文:吉田可奈)

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アーティスト情報

岡田准一

生年月日1980年11月18日(37歳)
星座さそり座
出生地大阪府

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有川浩

生年月日1972年6月9日(46歳)
星座ふたご座
出生地高知県

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