東京国際映画祭「EVEREST フレンドシップ会見」岡田准一主演『エヴェレスト 神々の山嶺』製作過程報告会見開催

(左から)夢枕獏、角川歴彦、在日本ネパール国大使:マダン クマール バッタライ特命全権大使、平山秀幸監督

(左から)夢枕獏、角川歴彦、在日本ネパール国大使:マダン クマール バッタライ特命全権大使、平山秀幸監督

岡田准一主演、阿部寛、尾野真千子出演『エヴェレスト 神々の山嶺』を3月12日(土)に全国公開。全世界で翻訳され、大ベストセラーとなっている夢枕獏著「神々の山嶺(いただき)」。映画化が望まれながらも、そのスケールの大きさから未だに実現していなかった原作を『愛を乞うひと』の平山秀幸監督がついに映画化。

実際に現地ネパール・エヴェレストに飛び、高度5,200m付近やカトマンズでの撮影も行いながら極限に挑んだ超大作となっている。本作の製作状況を報告すべく、製作代表の角川歴彦・KADOKAWA取締役会長、平山監督、原作者・夢枕獏登壇による「製作過程報告会見」を開催。本作のメイキング映像も初披露した。

角川は「原作は有名な小説。最初にお話があったとき、映画化にはスケールが大きすぎて手に追えないと遠慮した。いろいろ調べているうちに実はいろんな映画人が映画化したいと挑戦していたと分かった。そういう作品に挑戦できたことをうれしく思う」と製作のきっかけについて話した。実際の撮影にあたっては「エヴェレストの名にふさわしく、いろいろな高いハードルがあった。5,000m以上の山に、実際に3人の俳優が登ることが大前提だった。監督のその思いがあり、そして日本にはそういう俳優がいるということに、心から敬服します」とあいさつ。

原作者の夢枕は「今までいくつか映像化のオファーがあったけど、残念ながらどれもだめだった。(エヴェレスト)現地での撮影抜きには不可能。大きなハードルで実現には至らなかった。(映画化が実現したのは)今でも信じられない気持ち。スタッフ、角川会長、平山さん、みんなの思いで実現したと思っている。自分の書いたものが映像で見られること、また現地でも見させてもらったこと、これはもう感謝でいっぱい」と話し「すごい映画になるんじゃないかとドキドキしている」と興奮気味に続けた。

現在編集まっただ中という平山は「今まで高尾山くらいしか登っていないし、高所恐怖症」といいながらも「企画が始まった時点で覚悟を決めた。現地スタッフ、コーディネーター、あらゆるスタッフに支えられて僕も俳優も仕事ができた」と今の状況を振り返る。

会見では、これが初披露となるメイキング映像が上映された。ネパール・カトマンズや、エヴェレストでの撮影の様子が映し出されたほか、キャストらの姿も。5,200メートル付近での撮影で、高地特有の赤黒い肌に日焼けした岡田が「日にちが経つほどつらくなっていくのを楽しみながら撮影したいと思います。上に来てよかった。エヴェレストがちょっと違って見える」と過酷な環境ながら充実した表情で話す様子や、阿部の「ここ(エヴェレスト)に来なかったら出来ないものがある。スタッフはどこの人間かわからないほど顔が日に焼けている」と語る様子が上映された。

会見の様子

会見の様子

上映を終えると、角川がヘリコプターで本編撮影隊を見に行った様子を振り返りつつ「ヘリの操縦士が『行けるところまで行こう』と5,800m付近まで行った。そこからのパノラマの景色は生涯忘れられない。映画化不可能と言われたこの作品を今回やり遂げた。日本の俳優は本当に手練れだなと。そして平山監督も撮影までに4回エヴェレストに行っている。4回ですよ!そんな監督は世界でも平山さんだけ。本当にご苦労様でした」とねぎらい、「こんなに素晴らしい作品を世界に向けて発表できるというのは、日本人として誇りに思っている。改めて岡田准一さん、阿部寛さん、尾野真千子さんには心から感謝を言いたいと思う」と出演者3名を讃えた。

また、本会見は、11月6日(金)に公開される『エベレスト3D』と共に、「EVEREST フレンドシップ会見」として開催。両作ともエヴェレストが舞台の作品ということもあり、『エベレスト3D』のバルダザール・コルマウクル監督と、出演者の森尚子が登壇した。コルマウクル監督は「日本でもエヴェレストの映画を作られると聞いて非常に興味を持ちました。ぜひ観てみたいと思います」とあいさつ。角川は「ぜひ両方の映画を観てもらえたら。エヴェレストがどんなに人を拒絶する場所かよくわかってもらえると思います。観ると『絶対にエヴェレストに行っちゃいけない』という人と、『ぜひ行きたい』という人に分かれると思います」と話すと、会場からは笑いが起こった。


映画『エヴェレスト 神々の山嶺』
2016年3月12日(土)全国ロードショー

出演:岡田准一、阿部寛、尾野真千子、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、テインレィ・ロンドゥップ、佐々木蔵之介
監督:平山秀幸
脚本:加藤正人
音楽:加古隆
原作:夢枕獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)

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