映画『駆込み女と駆出し男』監督・原田眞人インタビュー

井上ひさしの小説『東慶寺花だより』を基に、幕府公認の縁切寺に離縁を求めて駆け込んでくる女たちが再出発していくさまを描いた人情劇『駆込み女と駆出し男』。監督を務めた原田眞人が作品へのこだわりを語る。

原田眞人

俳優陣が想像以上の演技でこたえてくれた

この話をもらって、まず頭に浮かんだのが、映画『ラスト サムライ』に出演した際に、いつかここで時代劇を撮りたいと願っていた圓教寺のこと。原案の主人公、信次郎にも魅力を感じたし、それには大泉洋がぴったりだと思いました。それで“圓教寺ロケ”“信次郎役は大泉洋”という二つの条件を出して監督を引き受けたんです。

特に撮りたかったのが、ある女性を追ってきたやくざに信次郎が話術で挑むシーン。どんな相手にもひるまずしゃべり倒す主人公のイメージは、大泉さん以外には浮かばなかった。結果、想像以上の演技でこたえてくれました。

ヒロインのじょごとお吟には、戸田恵梨香と満島ひかりが扮していますが、初めは満島にじょご役をオファーしたんです。でも実際会ったときの戸田のあっけらかんとした感じが自然児のじょごに合っていたのと、満島がお吟を希望したという経緯で配役が決まりました。戸田の目力の強さ、満島のたたずまいの美しさ。それぞれ彼女たちにしか出せない魅力が出ています。

◆PROFILE

原田眞人/'49年静岡県生まれ。映画監督デビュー作は『さらば映画の友よ インディアンサマー』('79)。『ラスト サムライ』('03)には俳優として出演。『日本のいちばん長い日』('15)など数多くの作品を手がけ、本作が初の時代劇となる。

『駆込み女と駆出し男』

『駆込み女と駆出し男』

12.2 RENTAL 11.26 ON SALE
'15年・日
監督・脚本/原田眞人
原案/井上ひさし
出演/大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、樹木希林、堤真一、山﨑努
【セル】バンダイビジュアル 3,800円(税抜)、5,800円(税抜/特装限定版)、4,800円(税抜/ブルーレイ)、6,800円(税抜/ブルーレイ 特装限定版)

(C)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

(取材・文:深田尚子/撮影:江藤海彦/ヘアメイク:板谷博美)

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アーティスト情報

原田眞人

生年月日1949年7月3日(69歳)
星座かに座
出生地静岡県沼津市

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