[Alexandros]川上洋平のTSUTAYAで迷ったらコレを観よ!

『Mommy マミー』

TSUTAYA常連の[Alexandros]川上洋平が新作DVDをご紹介! 今月はカンヌで話題を集めたグザヴィエ・ドラン監督による母子のドラマです。

『Mommy マミー』

『Mommy マミー』

発達障害により、突発的に逆上する息子とそんな息子との生活に苦しんでいたシングルマザーが、吃音症の隣人と親しくなり、二人の生活に明るい変化が訪れる。

12.2 RENTAL
'14年・加
監督・製作・脚本・編集・衣装・出演/グザヴィエ・ドラン
出演/アンヌ・ドルヴァル

深いため息をついてしまうほど完成度が高い

グザヴィエ・ドラン監督の最新作。第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を獲得したのが記憶に新しいですね。

この作品、とても好きです。ストーリー、音楽、演技すべてにおいて完成度が非常に高く、鑑賞後に思わず深〜いため息をついてしまうほど。

個人的に一番よかった部分は、描写が生々しいところでした。プライベートのSNSでも見ているかのような感覚に陥ったのですが、画面サイズの比率が1:1の正方形なんですね。監督自身「より登場人物の生にフォーカスできるように」と語っていましたが、登場人物たちが抱える閉塞感みたいなものも感じ取れる仕組みになっています(だからこそ途中であるちょっとしたサプライズがかなり効果的なわけです)。

そんな監督のセンスに負けじと俳優たちの役者魂にも火がついております。発達障害を持つ息子役にアントワン=オリヴィエ・ピロンさん。まだ18歳の若さですが、その演技力に圧倒されるはず。お茶目な顔立ちから放たれる、切なく訴えてくるような目つきは、どこか危険な香りがします。でも途中で『ホーム・アローン』のオマージュ的なシーンもあって、監督のキュートな一面もうまく盛り込まれておりました。母親役はグザヴィエ作品ではおなじみのアンヌ・ドルヴァルさん。とにかくカッコいい。終盤のシーン、隣人に引っ越すことを告げられたときの気持ちの表現がもうアカン。素晴らしかった。そして隣人役のスザンヌ・クレマンさんも吃音症という難しい役を、丁寧にかつよだれが垂れるぐらい熱く演じていました。この3人で物語は進行しますが、3人の絆が強くなるにつれ、終えんも感じ取ることができてとても辛かった。なんとも切ない描き方をしています。

決してワイキャイ言いながら楽しめる娯楽作品ではないですが、シンプルで希望をしっかり与えてくれる重厚な人間ドラマです。個人的にはグザヴィエ作品の中で一番好きです。ぜひご覧あれ。

(C)2014 une filiale de Metafilms inc.

◆PROFILE

[Alexandros]A写
個人写真

先日、台湾でキャンペーンをしました。音楽雑誌の取材なのにほぼ映画の話(笑)

[Alexandros]

'01年結成の4人組ロックバンド。メンバーは川上洋平(Vo&G)、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)。現在までにシングル10枚、アルバム5枚、映像4作品をリリース。

●今後のスケジュール
[ライヴ]
5th Anniversary テレビ朝日ドリームフェスティバル2015
■11月21日 国立代々木競技場第一体育館

TOUR 2015 "ご馳走にありつかせて頂きます"
■11月23日 Zepp Fukuoka
■11月25日、26日 Zepp Namba
■12月5日 沖縄ナムラホール
■12月11日 香港 Music Zone @ E-Max
■12月12日 台湾 THE WALL TAIPEI
■12月19日 幕張メッセ国際展示場

[リリース]
11thシングル「Girl A」が12月2日発売!

[レギュラーTV番組]
毎週月曜22:00〜 「Welcome! [Alexandros]」 (SPACE SHOWER TVにて)

[Alexandros] オフィシャルサイト

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