絶賛公開中の映画『PAN』出演の演技派女優、ルーニー・マーラにクローズアップ

現在公開中の『PAN~ネバーランド~夢のはじまり』で、闘うプリンセス「タイガー・リリー」を演じているルーニー・マーラ。まだ30歳と若いが、これまでカンヌ国際映画祭で女優賞を受けるなど、演技派女優として名を馳せている。

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ルーニー・マーラ(画像は『PAN~ネバーランド~夢のはじまり』予告編より)

父親はアメフトチームの副社長 セレブ女子

『ルール 封印された都市伝説』DVD(C)COLUMBIA TRISTAR HOME ENTERTAINMENT,INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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『PAN』は、誰もが知る冒険物語「ピーターパン」を、新たな視点を取り入れながら実写化した映画。タイガー・リリーは森のプリンセスで、ピーターたちと共に勇敢に闘うため、様々なスタントをこなす必要があった。3週間にわたり、アクションが得意の俳優ヒュー・ジャックマン(悪役の黒ひげ役)と闘い、その勇姿を称えられている。

強いだけではなく、母性本能があり女性らしいをも兼ね備えているタイガー・リリーをルーニーがどう演じたか、また、ヒュー・ジャックマンとの格闘シーンも見どころだ。

大人も子どもも楽しめる内容で、既に観た人からはこんな意見が聞かれる。

「思った以上の良作。最初から最後まで、ファンタジーの世界に夢中になりました。ピーターの成長ももちろんですが、タイガー・リリーの魅惑的な美しさと、強靭さに見とれました」

ルーニー・マーラは、実は由緒正しいセレブな家柄で育った、「超」がつくほどのお嬢様である。父は、アメフトの「ニューヨーク・ジャイアンツ」副社長を務めている。

「女優活動を始めたのは2005年から。DVD映画『ルール 封印された都市伝説』でデビューし、2008年には映画『Dream Boy』で初主演を果たし、高い演技力に注目が集まりました」(映画ライター)

2010年には、リメイク版『エルム街の悪夢』にヒロイン役で出演し、同年、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャルネットワーク』にも出演し、細部にまで気を配る演技が高評価を得て、同監督の『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)で主演の座を射止めることになる。

7ヵ所のピアスで役作り

『ドラゴン・タトゥーの女』DVD(C)2011 Columbia Pictures Industries, Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

『ドラゴン・タトゥーの女』

その『ドラゴン・タトゥーの女』では、壮絶な役作りが話題になった。

色白で清楚で可憐なイメージの彼女を180度変えた“リスベット”役。長い髪を少年のように短く切り、全身に7ヵ所ピアスを開け(乳首までも)、眉毛も脱色したのだ。

リスベット役はキャラクター性が非常に重要であり、無表情で隠しているが内面は繊細で傷つきやすく少女の心を持っている。記憶力が半端ではなく、頭脳は明晰でコンピューターのよう。そんな複雑な役を彼女は体当たりで演じ、恐ろしいレイプシーンや、その復讐のシーンでは、強烈な印象を与えた。

当時ルーニーは26歳、新人女優にも関わらず『ドラゴン・タトゥーの女』では、アカデミー賞主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。

その後、2014年の『トラッシュ! この街が輝く日まで』での役柄は、NGOで働き、ゴミの山で暮らす少年たちに手を差し伸べる優しい女性役で出演。こちらはあまり知られてはいないが、作品自体の評価は非常に高いので、ぜひとも見ておきたい。

プライベートは慈善活動に NPO団体設立も

幻の小説といわれ、大ベストセラーとなった『The Price of Salt』(1952年)を実写化した映画『CAROL』。ルーニー・マーラはこの映画で、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。ニューヨーク、ロンドン映画祭でも称賛の声を浴び、日本では来春公開予定。

ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの二人の美しい女性が魅せる、女性同士の逃避行を描いた恋物語。二人の美しさと演技はもちろん、1950年代を再現した美術やカメラワークも素晴らしい。哀愁漂う完璧な作品と感動の声が鳴りやまない。今年度のアカデミー賞最有力候補との呼び声が高い。

その一方で、ルーニーのプライベートは、華やかな活躍とはやや異なる印象を受ける。

ケニアの孤児院を視察した際、人生観が変わるほどの衝撃を受け、同時に子供たちとの絆で結ばれたことを感じたという。彼女はNPO 団体を設立し、食料や医療を支援している。心優しく行動的な女性、それがルーニーなのだ。

性格はとてもシャイで、普通の女の子達のようにつるむ事やパーティーが苦手という。デヴィッド・フィンチャー監督は彼女のことを「地に足のついた女性」と評するが、正にその通りだろう。

まだ30歳にして、演じる役の幅広さを追求をし続けるルーニーは、一人の人間としてリスペクトでき、これからさらに期待の高まる女優である。

(文:本橋 里絵)

(C)2011 Columbia Pictures Industries, Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

ドラゴン・タトゥーの女

ドラゴン・タトゥーの女

出演者 ダニエル・クレイグ  ルーニー・マーラ  クリストファー・プラマー  スティーヴン・バーコフ  ステラン・スカルスガルド  ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン  ベンクトゥ・カールソン  ロビン・ライト・ペン  ゴラン・ヴィシュニック  ジェラルディン・ジェームズ
監督 デイビッド・フィンチャー
製作総指揮 スティーブン・ザイリアン  ミーケル・ヴァレン  アンニ・ファウルビー・フェルナンデス
脚本 スティーブン・ザイリアン
原作者 スティーグ・ラーソン
音楽 トレント・レズナー  アッティカス・ロス
概要 スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーを、2009年のスウェーデン版に続き今度は「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督で再映画化した衝撃のミステリー・サスペンス。主演はダニエル・クレイグとハリウッド期待の新星ルーニー・マーラ。ジャーナリストのミカエルは、大物実業家との名誉毀損裁判で敗訴し窮地に陥っていた。そんな時、大財閥の元会長ヘンリック・ヴァンゲルからある依頼が舞い込む。それは、40年前に一族の少女ハリエットが失踪した事件の再調査というもの。ミカエルは背中にドラゴンの刺青を入れた天才ハッカー、リスベットと真相を究明。次第に未解決の連続猟奇殺人事件が浮き上がってくる。二人が突き止めた身も凍る真実とはー。

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アーティスト情報

ルーニー・マーラ

生年月日1985年4月17日(33歳)
星座おひつじ座
出生地米・ニューヨーク

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