【レビュー】物語の何割かは“ネタバレ”していること前提― 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』

(C)&TM 2015 Lucasfilm Ltd.All Rights Reserved.

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ストーリー

遠い昔、はるか彼方の銀河系で……。

銀河共和国では通商連合の間で貿易関税率をめぐる論争が繰り返されていた。おまけに腐敗が進む元老院は、本来の機能を失っていた。業を煮やした通商連合が惑星ナブーを見せしめとして包囲したため、元老院はジェダイに助力を求め、クワイ=ガン・ジン、その弟子のオビ=ワン・ケノービを特使としてナブーに派遣する。

その頃、背後では暗黒卿ダーク・シディアスによって巨大な陰謀が進行しつつあった……。

物語の何割かは“ネタバレ”していること前提

遠い昔、はるか彼方の銀河系では、銀河共和国と通商連合の間で貿易関税率をめぐり揉め事が発生、元老院は本来の機能を失い、汚職が進んでいる――という、まるで古代ローマのような設定だ。

ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)、その弟子オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)の2人が、特使として惑星ナブーに派遣されるところから物語は始まる。

2人はバトル・ドロイドの一団に襲撃され、乗ってきた船も失ってしまうという波乱のスタート。その後、紆余曲折あって砂漠の惑星タトゥイーンに降り立った一行は、奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーに出会う。アミダラやジャー・ジャー・ビンクスの登場よりも何よりも、これから物語を先導していくアナキンの登場こそ、前半の白眉だ。

この「エピソード1」がクラシック3部作(『スター・ウォーズ』『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』)に繋がっていくことは観客にとって周知のこと。つまり、観客は物語の展開をある程度想像しながら観ることができるわけだ。アナキン・スカイウォーカーがのちのダースベイダーだということも含めて。要するに物語の何割かは“ネタバレ”していること前提の3部作のスタートといえる。

“ネタバレ”したストーリー(線)が作品の弱点だとするならば、それを補うのが迫力ある見せ場(点)の数々。そこで活きてくるのが、進歩したCG技術だ。映画の中盤、アナキンに強大なフォースが宿っていることに気づいたクワイ=ガンが、船の部品を手に入れるためポッド・レース大会にアナキンを出場させるシーン。スピード感あふれる抜きつ抜かれつを、当時の最新CGを駆使して描いた、紛れもないハイライトだ。このシーン、わざと長めに割いたような気もする。

ともかく、クラシック3部作を観ている人には、アナキンの行く末、クワイ=ガンの運命はもちろんのこと、のちの皇帝になる人物についても分かりやすく示唆されている。それでもなお、その先が知りたくなるのだから不思議だ。

(文・川井英司)


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Star Wars (C) & TM 2015 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』

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アーティスト情報

リーアム・ニーソン

生年月日1952年6月7日(66歳)
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ユアン・マクレガー

生年月日1971年3月31日(47歳)
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