新井浩文が選ぶ「出演したかった映画」5本

2015年は5本の出演映画が公開されるなど、日本映画に欠かせない存在の新井浩文さんは、自身が出演したかった映画を厳選。信頼を寄せる監督や俳優仲間の作品がそろいました。


新井浩文が選ぶ「出演したかった映画」5本

ナイン・ソウルズ

富士山麓に大金が埋まっているという情報を知った服役囚9人が刑務所から脱走。逃避行の中で、しだいに連帯感を深める彼らは、それぞれの生きる目的を見いだす。

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アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎の小説を中村義洋監督が映画化。隣人から同じアパートに住むブータン人留学生に広辞苑を贈ろうと本屋襲撃を持ちかけられた青年がその真意を知る。

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鮫肌男と桃尻女

『ドラゴンヘッド』で知られる望月峯太郎の同名コミックを映画化。組織の金を横領した男と、薄幸の境遇から家出した女の逃走劇をスタイリッシュに描く。

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マイ・バック・ページ

60年代後半の学生運動を背景に、若手ジャーナリストが革命家を名のる学生活動家と出会い、思わぬ事件に巻き込まれ、葛藤する姿を見つめた青春ストーリー。

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月光の囁き

友達からようやく恋人同士になった高校生の拓也と紗月。初々しいデートに喜びを感じる紗月に対し、拓也には普通の恋愛では満たされない異常な性癖があった。監督は塩田明彦。

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『ナイン・ソウルズ』―「豊田さんが撮るものには、俳優への愛を感じる」

『ナイン・ソウルズ』

『ナイン・ソウルズ』

出演する予定だったんですけど、色々な事情で出られなくなってしまって。

豊田さん曰く、ウチは“ニワ・トリオ”って役だったらしい(笑)。どの役がやりたかったっていうより、豊田さんの映画になぜウチがいないんだろう? って思いましたね。とにかく作品の世界観に入りたかった。

『青い春』で演技経験がなかったウチを使ってくれた恩人でもあるし、今、仕事があるのは8割豊田さんのおかげ。監督への信頼感って、作品の“仕上がり”でわかります。『新井をよく撮ろう』と思ってやってくれてるから。豊田さんが撮るものには俳優への愛を感じるんです。

『アヒルと鴨のコインロッカー』―「ウチにとって瑛太と龍平は、俳優の中でも特別な存在」

『アヒルと鴨のコインロッカー』

『アヒルと鴨のコインロッカー』

劇場で観て、衝撃を受けた作品ですね。瑛太と(松田)龍平が出ていることに加えて、内容的にもすごく面白くて。“自分もここに入っていたかった!”とイライラしてきて、速攻で二人に電話したことをすごく覚えてます。

一人だったらまだいいんですよ。ただ二人そろってっていうのが。やっぱり瑛太と龍平って、ウチにとっては俳優の中でも特別な存在。だから彼らにはいつも本音でぶつかっています。

監督の(中村)義洋さんはウチの主演作『松ヶ根乱射事件』で共演しているんですが、まだ作品に出たことはなくて。一度やってみたい監督ですね。

『鮫肌男と桃尻女』―「登場人物が全員強烈で、あの中の住人になりたかった」

『鮫肌男と桃尻女』

『鮫肌男と桃尻女』

浅野さんが大好きで、観に行きました。元々、望月峯太郎さんの原作が大好きなんですが、映画の方も、キャラクターが全員強烈。小日向しえさんに恋をしましたし、自分もあの中の住人になりたかったです。

ちなみに、この映画をきっかけに石井克人監督のお名前を知りましたが、石井さんは、ウチが唯一手紙を出した監督なんです。『青い春』の試写状を添えて『ぜひお仕事をしたいです』と書きました。ご本人に届いたかわかりませんが。のちに『山のあなた~徳市の恋~』に一瞬出させていただきましたが、一度ガッツリ仕事をしてみたいですね。

『マイ・バック・ページ』―「ラスト、妻夫木さんの“泣き”の芝居がよかったです」

『マイ・バック・ページ』

『マイ・バック・ページ』

ウチが映画を観るときに考えるのは、鳥肌立つの? 立たないの? それだけ。

この作品は鳥肌が立ちました。ラスト、妻夫木さんの“泣き”の芝居がよかったです。やっぱり彼の“泣き”はきれいなんですよね。班長さん(山本浩司)が最後に煙草吸う場面も、班長さんにああいう芝居をつけられるのは山下さんだけ。

でも、面白かったのにお客さんが何で入らなかったんだろう? 業界に評判がよくても、何がウケるかわからないですよね。だからウチも自分の作品はTwitterでガンガン宣伝するし、劇場に確認しに行きます。作ったからには観てほしいですから。

『月光の囁き』―「つぐみさんの大ファン。相手役がうらやましかった」

この作品だけ、他のセレクト理由と違うんですが、ウチ、つぐみさんの大ファンなんですよ。

『ねじ式』で日本人形みたいな格好をしていて、“なんだ、このキレイな人!”って思いました。おっぱい揉まれるシーンも衝撃的で。この映画も、当時観て、相手役の水橋さんがただただうらやましかった。それだけです(笑)。公開が'99年ですか。年齢的には出られたかもしれないけど、デビュー直前だったので厳しいですね。

その後、つぐみさんとはCMで一度共演しましたが、緊張してまったく話せませんでした。塩田監督もぜひやってみたい監督のひとりです。


(C)2006「アヒルと鴨のコインロッカー」製作委員会 (C)望月峯太郎/講談社・東北新社 (C)2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会

新井浩文

1979年青森県生まれ。'03年、『青い春』で第17回高崎映画 祭最優秀新人男優賞を受賞。'15年は5本の出演映画が公開。 映画を中心に活躍する、独特の存在感を持った個性派俳優。

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アーティスト情報

新井浩文

生年月日1979年1月18日(39歳)
星座やぎ座
出生地青森県

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