戦争と芸術~今こそ映画を、芸術を考える4本―TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

戦争や冷戦という状況下で芸術と向き合う人々の物語。平常時ではないからこそ、映画とは何か、芸術とは何かを考えさせられる。そんな映画をまとめました。

静かに心揺さぶられる「芸術」についての物語

  善き人のためのソナタ

善き人のためのソナタ

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1984年、壁崩壊前の東ベルリン。反体制派への監視を行っていた秘密警察局員ヴィースラーは、劇作家ドライマンとその舞台女優クリスタを監視し、反体制の証拠を掴むよう命じられるが…。

【考えさせられるPoint】
冷徹なヴィースラーが、劇作家ドライマンの監視を続けるうちに静かに変化を遂げていく過程が本当に素晴らしい。芸術を愛する人たちの心にいつまでも残る名ラストシーンは、ぜひご自分の目でお確かめ下さい。

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恵まれた映画監督の悲しみの物語

  ナチス、偽りの楽園 -ハリウッドに行かなかった天才

戦前ドイツで活躍した映画監督クルト・ゲロンはナチスから迫害され、強制収容所“テレージエンシュタット”でプロパガンダ映画の製作を命じられる。知られざる映画監督の悲劇の物語を明らかにするドキュメンタリー。

【考えさせられるPoint】
同胞の映画人たちがハリウッドに逃れ成功を収める中、ドイツに残ったゲロン。偽りの楽園”テレージエンュタット”の賛美映画を撮ることになった彼の運命を目にする時、やるせない絶望と悲しみが見る者を襲う。

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木下惠介監督の「映画への想い」を叙情的に描く

  はじまりのみち

はじまりのみち

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「河童のクゥの夏休み」の原恵一監督が、名監督・木下惠介を題材にした初実写作品。太平洋戦争下、監督作「陸軍」が当局の不興を買い、辞表を提出した惠介は、病に倒れた母を疎開させようと共に山越えに挑むが・・・

【考えさせられるPoint】
病身の母親をリヤカーに乗せ疎開する中、木下監督の胸に浮かぶ「映画」や「母親」に対する想いを原監督が優しく美しく描き出した作品。思わず笑え、思わず泣かせる加瀬亮、田中裕子、濱田岳らの演技も素晴らしい。

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最後は”笑い”が勝つのです

  生きるべきか死ぬべきか

生きるべきか死ぬべきか

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第二次世界大戦直前、ドイツの侵攻が始まったワルシャワを舞台に、シェイクスピアの「ハムレット」を上演していた劇団が諜報戦に巻き込まれながらも大奮闘する様子をスピーディーに描いた傑作コメディ。

【考えさせられるPoint】
1942年作にも関わらず、古さを全く感じさせないエルンスト・ルビッチ監督の傑作コメディ。ハラハラしながらしっかり笑え、戦争に対してはウィットで対抗。これぞ映画、これぞコメディと叫びたくなる傑作!

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【オススメ人】
TSUTAYAスタッフ:かしこ

90年代のミニシアターブームから映画にはまり、気づいたら幾星霜。 単館系、文芸系、ドキュメンタリー映画をよく見ます。
最近は海外の映画祭にボランティアで参加したいと思いたち、もっぱら英語を勉強中。(でも道のりは遠い…)

>様々なジャンルやテーマで映画をおすすめ中! TSUTAYA映画通スタッフが教えるとっておきの映画はコチラ

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