『明日の世界』と併せて観たい! クローンがモチーフの映画3選

 

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未来にいる自分のクローンから交信を受けた一人の少女が、時空を超えて大切な記憶を取り戻そうと奔走する姿を描くアニメーション映画『明日の世界』が、5月21日よりシアター・イメージフォーラムにて3週間限定で上映中だ。今回は、『明日の世界』と併せて観たい、クローンがモチーフの映画を3本紹介する。

月面で会ったのは、もう一人の自分

『月に囚われた男』/監督:ダンカン・ジョーンズ

<あらすじ>宇宙飛行士のサム(サム・ロックウェル)は、人工知能を搭載したロボットのガーティ(ケヴィン・スペイシー)と共に、月の裏側で発見されたエネルギー源の採掘ミッションを行っていた。地球との通信が途絶えた孤独な状況下で淡々と作業をこなすサムだったが、ある日の作業中に事故を起こしてしまう。その後、宇宙船で目を覚ましたサムに、さらなる異常事態が降りかかる。なんと彼の前には、自分にそっくりな男が立っていたのだ…。

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「もう一人のサム」の登場、一人目のサムの精神の不安定化、どちらが本物かという紛糾、彼らが知ることとなる驚愕の真相など、見る者の予想を裏切り続ける展開の連続は、秀逸の一言に尽きる。終盤で両者が知ることとなる現実は実に厳しいが、その現実を受け入れて自らに課せられた使命を全うしようと努める彼らの姿は、見る者の心に大きな感動を呼び起こす。

孤独なミッションに挑む男の正体は…

『オブリビオン』/監督:ジョセフ・コシンスキー

<あらすじ>物語の舞台は、侵略者スカヴの襲撃、大地震と津波、そして核兵器によって荒廃してしまった地球。ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は相棒のヴィカ(アンドレア・ライズブロー)と共に、人類の惑星タイタンへの移住化計画を下支えするミッションに就いていた。そんなある日、ジャックは一隻の宇宙船の墜落を確認し、その乗組員であるジュリア(オルガ・キュリレンコ)を救出する。しかし、ジュリアとの出会いをきっかけに、ジャックは自身に秘められた驚くべき秘密を知ることになり…。

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鑑賞者のミスリードを誘う複雑な展開が連続するのだが、ジャックとジュリアの関係性や、彼らの過去、そしてスカヴの正体など、一つ一つ提示された要素を繋げていくと物語の全容が見えてくるので、謎解きの要素が多いSFとして大いに楽しめる。ストーリーだけでなく、アクションやプロダクションデザイン、映像表現も上質。いったい何回目だと突っ込みたくなるが、クルーズが地球を救う作品はどれも面白い。

死んだリプリーがまさかのクローン化!

『エイリアン4』/監督:ジャン=ピエール・ジュネ

<あらすじ>200年前、エイリアン・クイーンを身に宿したまま溶鉱炉に身を投じたリプリー(シガーニー・ウィーヴァー)は、軍の科学者たちが収集したDNAによって、実験宇宙船の中でクローンとして再生される。リプリーは、自身のクローン化に伴って生まれたエイリアンたちを本能的に敵と見なし、偶然居合わせた宇宙貨物船「ベティ」のクルーであるコール(ウィノナ・ライダー)らと共に、エイリアンとの最後の戦いに挑むのだが…。

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『エイリアン3』で死んだリプリーのクローン化という衝撃的な幕開け、ゲリラ的に繰り広げられるど派手なアクション、後半で明かされるコールの秘密など、ストーリーはシリーズでも屈指のドラマ性を誇る。それもそのはず、なんと脚本を担当しているのは、今日のハリウッドをリードするマーベル映画『アベンジャーズ』シリーズで監督を務めているジョス・ウェドンである。若き日のライダーが見せる、クールで瑞々しい演技も素晴らしい。

(文:岸豊)


映画『明日の世界』
5月21日(土)~6月10日(金)までシアター・イメージフォーラムにて<3週間限定>レイトショー!

原題:World of Tomorrow / 2015 / アメリカ /17分
『きっと全て大丈夫』
原題:It’s Such A Beautiful Day/2012/アメリカ/62分
配給:ニューディアー、ダゲレオ出版

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