藤山直美×阪本順治監督『団地』と併せて観たい! 団地が舞台の映画3選

(C)2016「団地」製作委員会

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阪本順治監督と藤山直美が名作『顔』以来15年ぶりのタッグを組み、団地を舞台に織りなされる愉快なドラマを描いたコメディ映画『団地』が公開中だ。今回は、『団地』と併せて観たい、団地が舞台の映画を3本紹介する。

ストリート・ギャングとエイリアンの死闘

『アタック・ザ・ブロック』/監督:ジョー・コーニッシュ

<あらすじ>ロンドンの低所得者向け公営団地で暮らすモーゼス(ジョン・ボイエガ)率いる少年ギャング団は、隕石の落下によって現れたエイリアン軍団に襲われてしまう。なんとか撃退したものの、エイリアンは次々に現れてきてモーゼスたちを追い詰めていく…。

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エイリアンと戦うのは往々にして軍人だが、子供、しかもろくでもない少年ギャングが戦うというアイディアが面白い。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でブレイクしたジョン・ボイエガは、幼さ残る横顔を見せながらも、既に存在感が抜群。バトルシーンは見ごたえ十分だし、少年たちが見せる無茶苦茶さには大いに笑わせられる。

エロと妄想全開のコメディ

『中学生円山』/監督:宮藤官九郎

『中学生円山』/監督:宮藤官九郎

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<あらすじ>中学2年生の円山克也(平岡拓真)は、「とある目標」を達成すべく、日々ストレッチに勤しんでいる。そんなある日、克也は謎めいたシングルファーザー下井辰夫(草なぎ剛)と出会う。それから数日後…団地の近くで殺人事件が発生し、克也は辰夫が犯人なのではないかと妄想するのだが…。

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中学生の男子は妄想することに忙しい。もし教室にテロリストが入ってきたら、AV女優とエッチできたら、そんな妄想をしてばっかりなのだ。だからこそ、克也が抱く目標には、かつて中学生だった男たちの多くが共感してしまうだろう。克也の妄想だとしか思えなかったストーリーが現実となって浮かび上がり、アクション映画顔負けのバトルが繰り広げられる終盤の展開も秀逸。

「なりたかった大人になれなかった」大人たちの姿

『海よりもまだ深く』(5月21日より劇場公開中)/監督:是枝裕和

(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ

(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ

<あらすじ>かって文学賞を受賞したものの、今では興信所の調査員に成り下がった良多(阿部寛)は、元妻の響子(真木よう子)に愛想を尽かされ、ギャンブルに熱中するばかりのダメ男。ある日、月に一度しかない息子の真悟(吉澤太陽)との面会日を楽しんでいた良多は、団地で暮らす母の淑子(樹木希林)の元を訪れる。しかし、団地に台風が直撃してしまい、良多、真悟、そして真悟を迎えに来た響子は、淑子の家で一夜を共にすることになり…。

主演の阿部、共演の真木、吉澤の演技はそれぞれ素晴らしいが、「海よりもまだ深く」良多を愛す淑子を演じた樹木の名演は秀逸の一言に尽きる。その老練な演技たるや、かつて阿部や是枝監督とタッグを組んだ『歩いても 歩いても』での名演に勝るとも劣らない。切ない人間模様の背景に映し出される、団地や公園の遊具といった被写体に込められた「存在意義との乖離」も味わい深く、ラストで導かれる「灰色な」結末も素晴らしい。

>【レビュー】『海よりもまだ深く』―見る者の胸を打つ、可笑しくも悲しい人間模様
>是枝裕和監督×樹木希林インタビュー/細部へのこだわりが生み出す普遍性と日常の切り取り方の妙

(文:岸豊)

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アーティスト情報

阪本順治

生年月日1958年10月1日(59歳)
星座てんびん座
出生地大阪府

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斎藤工

生年月日1981年8月22日(36歳)
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生年月日1958年12月28日(59歳)
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