『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』と併せて観たい!蘇りについての映画3選

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修学旅行中にバスの落下事故で死んだ男子高校生が、大好きなクラスメイトのために現世への蘇りを目指して奮闘する地獄・ロック・コメディ『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』が6月25日より公開中だ。振り返ってみると、蘇りを扱った映画には名作が多い。そこで今回は、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』と併せて観たい、蘇りについての映画を3本紹介する。

「蘇り映画」の走りに位置づけられる作品

『天国から来たチャンピオン』/監督:ウォーレン・ベイティ

<あらすじ>アメフト選手のジョー(ウォーレン・ベイティ)は、夢にまで見たスーパーボウルへの出場を前に、事故で命を落としてしまう。あの世への中継地で出会った天使長ジョーダン(ジェームズ・メイソン)に、自身が天使のミスによって早死にしてしまったことを知らされたジョーは、既に火葬されていた肉体の代わりを探すことに。そしてジョーは、自身が一目ぼれしたベティ(ジュリー・クリスティ)という女性に抗議されていた大富豪ファーンズワースの肉体を借りることに決めるのだが…。

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導入部分における天使の無能&開き直りっぷりにはうんざりさせられるが、これを打ち消すほど魅力的なのが、ジョーとベティが織りなすロマンス。彼らの出会い、切ない別れ、そして思わぬ再会という三段構成のラブストーリーの完成度は非常に高く、その後のハリウッドで「蘇り映画」が続々と制作される土台を作ったと言っても過言ではない。本稿で紹介した作品だけでなく、ネタ元となった『幽霊紐育を歩く』と併せて鑑賞することもおすすめしておこう。

黄泉がえった(蘇った)者がもたらす喜びと悲しみ

『黄泉がえり』/監督:塩田明彦

『黄泉がえり』/監督:塩田明彦

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<あらすじ>。熊本県の阿蘇で、かつて失踪した一人の少年が数十年ぶりに姿を現した。その後も、既に死んでいるはずの人々が、次々と黄泉がえり、近しい人々の前に姿を現すようになる。厚生労働省に勤務している川田平太(草なぎ剛)は、その真相究明に当たるのだが…。

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黄泉がえりが人々にもたらすものは、なにも喜びだけではない。死んだ人を忘れられそうになっていた者が感じる複雑な感情、黄泉がえりした者が感じる虚しさ。観客にとって消化しやすい感情だけでなく、受け止めがたい悲しみを掬い取ったストーリーは実に深い。また、あどけなさが残る長澤まさみや市原隼人の好演もグッド。劇中に登場する歌手・RUI(柴咲コウ)が歌う「月のしずく」のスピリチュアルなリリックとメロディ、そして「ある人物」の死がもたらす二重のドラマティック・アイロニーは秀逸の一言に尽きる。

竹内結子のファンになること必至のドラマ!

『いま、会いにゆきます』/監督:土井裕泰

<あらすじ>妻の澪(竹内結子)に先立たれた巧(中村獅童)は、息子の佑司(武井証)と共に仲良く暮らしていた。そんなある日、思い出の廃工場を訪れていた2人の前に、亡くなったはずの澪が現れる。再会を喜ぶ巧と佑司だったが、澪は2人に関する記憶を無くしていた…。

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記憶をなくした澪に巧が話す2人の出会いと別れ、そして再会に至るまでの日々は、実に等身大で見る者に感情移入を誘う。『黄泉がえり』でも好演を見せた竹内だが、本作での演技は同作に負けず劣らず見る者の心を揺さぶるはずだ。余談だが、筆者の周りには本作で彼女のファンとなったという映画好きが非常に多い。難病によって思うように行動することができない巧に扮した中村のパフォーマンスも、アクの強い役を務めることが多い中村らしからぬ、素朴な魅力を醸し出しているのが素晴らしい。終盤における「視点の逆転」も、鑑賞者が予期する以上にドラマティックなラストを導く小道具として効果的に機能している。

(文:岸豊)


映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』

大ヒット上映中

監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也、神木隆之介 /尾野真千子、森川葵/桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、シシド・カフカ、清/古田新太/宮沢りえ
製作:アスミック・エース、東宝、ジェイ・ストーム、パルコ、アミューズ、大人計画、KDDI、GYAO
制作プロダクション:アスミック・エース
配給:東宝=アスミック・エース

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アーティスト情報

ウォーレン・ベイティ

生年月日1937年3月30日(81歳)
星座おひつじ座
出生地米・バージニア・リッチモンド

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土井裕泰

生年月日1964年4月11日(54歳)
星座おひつじ座
出生地広島県

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宮藤官九郎

生年月日1970年7月19日(48歳)
星座かに座
出生地宮城県

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