『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』と併せて観たい! 時間逆行映画3選

アリスインワンダーランド

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世界中で1000億円越えの大ヒットを飛ばした『アリス・イン・ワンダーランド』から6年を経て、シリーズ最新作の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日より全国公開を迎えた。本作で描かれるのは、家族の思い出に心を奪われたマッドハッターを救うために、アリスが時間を遡って繰り広げる大冒険だ。そこで今回は、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』と併せて観たい、時間逆行映画を3本紹介する。

時間旅行映画の隠れた名作

『ある日どこかで』/監督:ジュノー・シュウォーク

<あらすじ>作家志望の大学生リチャード(クリストファー・リーヴ)は、処女作の上演記念パーティで、見知らぬ老婦人から「戻ってきてね」と声をかけられる。それから8年後、脚本家として活躍していたリチャードは、新作の構想に煮詰まっていた。気分転換のため、大学時代に訪れることがなかったホテルを訪れた彼は、ホテルの資料室で美しい美女エリーズ(ジェーン・シーモア)の写真を見かける。その後、この美女がかつての老婦人と同一人物であることを突き止めた彼は、彼女と再会するために、過去に戻ろうと試みる…。

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リチャードが実現する時間逆行のメカニズムが論理的に構築されているとは言い難いが、序盤で張られた伏線が鑑賞者をニヤリとさせる流れで回収され、ドラマティック・アイロニー(登場人物が知らない事実)が効果的に笑いを誘う物語の構成は秀逸。若き日のジェーン・シーモアが見せる輝かんばかりの美貌には目を奪われるし、エリーズのマネージャーを演じたクリストファー・プラマーが見せる複雑な心理描写には心を打たれること必至。随所で挿入される「パガニーニの主題による狂詩曲」、そしてイシドア・マンコフスキーの巧みなカメラワークも、ストーリーの感動を高めている。

実写版を超えた傑作アニメ

『時をかける少女』/監督:細田守

『時をかける少女』/監督:細田守

好評レンタル&発売中

<あらすじ>女子高生の真琴(声:仲里依紗)は、親友の千昭(声:石田卓也)、功介(声:板倉光隆)と一緒に、野球ばかりする日々を過ごしていた。そんなある日、真琴はひょんなことからタイムリープ能力を手に入れる。能力のおかげでテストも余裕の真琴だったが、ある日、千昭から思わぬ告白をされてしまう。その後、真琴は、告白自体を無かったものにしようと、タイムリープしようとするのだが…。

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大林宣彦が原田知世主演で制作した実写版のアニメ化作品。実写版へのオマージュを見せながらも、そのクオリティは明確に実写版を超えている(2010年にも再び映画化されているが、これも比較にならない)。滑らかな映像表現、仲里依紗や石田卓也らボイスキャストの名演、タイムリープが上手く機能した物語性、そして奥華子が歌う切なさに満ちた主題歌「ガーネット」…。全てが素晴らしい本作は、時間逆行映画の中でも、絶対に抑えておきたい作品だ。なお現在、渋谷パルコが本作とコラボして「時かけカフェ」を展開中なので、こちらもぜひチェックしてほしい。

【絶叫は控え目】藤原竜也×時間逆行ミステリー

『僕だけがいない街』/監督:平川雄一朗

『僕だけがいない街』/監督:平川雄一朗

2016年8月3日レンタル開始、Bly-ray&DVD発売

<あらすじ>漫画家志望の藤沼悟(藤原竜也)は、自分の身に降りかかる事件を食い止めなければ、何度も同じ時間を繰り返してしまう【リバイバル】という現象に巻き込まれていた。何者かによって殺された母の死をきっかけに少年時代にリバイバルした悟は、母の死の原因となった児童連続誘拐殺人事件を解決しようと奔走するのだが…。

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三部けいによって現在も連載中の同名コミックを実写化した作品。毎度毎度、出演作での絶叫が話題を呼ぶ藤原だが、本作では抑え目。静かに苦悩し、過去を変えるために奔走する悟を好演している。また、幼少期の悟を演じた中川翼や、物語のカギを握る少女・加代に扮した鈴木梨央など、子役たちの演技も見ごたえ十分だ。ただ、序盤から正しく積み上げられていたタイムリープの設定が、終盤にかけて瓦解してしまうことだけは惜しまれる。

(文:岸豊)


映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』

7月1日(金)全国ロードショー

製作:ティム・バートン
監督:ジェームズ・ボビン
出演:ジョニー・デップ/アン・ハサウェイ/ミア・ワシコウスカ/ヘレナ・ボナム=カーター
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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