『シング・ストリート 未来へのうた』と併せて観たい! 至高の音楽映画3選

(C) 2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved

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『ONCE ダブリンの街角で』や『はじまりのうた』で知られるジョン・カーニー監督の最新作『シング・ストリート 未来へのうた』が7月9日より全国公開中だ。音楽映画の名匠としての地位を確立しつつあるカーニー監督の最新作では、ダブリンで暮らす高校生が、モデル志望の女の子を振り向かせるために結成した、ロックバンドの活動を描く作品だ。今回は、『シング・ストリート 未来へのうた』と併せて観たい、至高の音楽映画を3本紹介する。

ジョン・カーニー監督の名を世界に知らしめた秀作

『ONCE ダブリンの街角で』

『ONCE ダブリンの街角で』

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<あらすじ>アイルランドのダブリンで掃除機の修理業を営みながら、シンガーソングライターとして活動する男(グレン・ハンサード)は、ある日チェコ系移民の心優しい女(マルケタ・イルグロヴァ)と出会う。2人は音楽を通じて親しくなり、男はロンドンに旅立つ前に、女にレコーディングに参加しないかと誘う。それから2人は、ストリート・ミュージシャンを勧誘してバンドを結成し、アルバムの制作に取り掛かり…。

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「男と女の出会い」→「交流」→「バンドの結成」という、カーニー監督が現在までに一貫するスタイルを確立した長編デビュー作。その3要素の後ろに控える結末は、少しの寂しさを感じさせる一方、実に爽やかでポジティブな風も感じさせる。演技経験がほぼないミュージシャン2人を主演に据え、さらに彼らが演じる男と女に名前を付けないことで、物語にリアリティと普遍性を与えているのも巧い。

内向的な天才ミュージシャンの姿を描く音楽コメディ

『FRANK -フランク-』

『FRANK -フランク-』

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<あらすじ>ミュージシャン志望のジョン(ドーナル・グリーンソン)は、ひょんなことから大人気インディーズ・バンド「ソロンフォルブス」のキーボードを担当することに。常にマスクを被っている謎めいたリーダー兼ボーカルのフランク(マイケル・ファスベンダー)に認められたジョンは、レコーディング合宿に参加するのだが…。

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なんといっても、実在したコメディアン、クリス・シーヴィーをモデルにしたフランクの一挙手一投足と、彼を演じたファスベンダーの好演が印象的。各所に「(マスクを)脱ぐのか?脱がないのか⁉」という緊張感が付きまといながらも、思わずずっこけたくなるようなギャグが数多く登場し、絶妙な緊張と緩和の笑いが生まれている構成も素晴らしい。今年にかけて、『レヴェナント:蘇えりし者』や『エクス・マキナ』といった良作への出演で、演技派俳優として脚光を浴びたグリーンソンが、絶妙なさじ加減で見せる「冴えなさ」も秀逸。

ニューヨークで紡がれる音楽の喜び

『はじまりのうた』

『はじまりのうた』

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<あらすじ>かつてヒットを飛ばしたものの、今では落ちぶれた音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)は、酔っぱらった末にたどり着いたライブハウスで、グレタ(キーラ・ナイトレイ)というシンガーソングライターに出会う。その才能にほれ込んだダンは、グレタにバンド結成を持ち掛ける。ダンの娘・バイオレット(ヘイリー・スタインフェルド)らをメンバーに加えた二人は、周囲の助けを得ながら、路上でのアルバム制作に乗り出し…。

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なんといっても、実在したコメディアン、クリス・シーヴィーをモデルにしたフランクの一挙手一投足と、彼を演じたファスベンダーの好演が印象的。各所に「(マスクを)脱ぐのか?脱がないのか⁉」という緊張感が付きまといながらも、思わずずっこけたくなるようなギャグが数多く登場し、絶妙な緊張と緩和の笑いが生まれている構成も素晴らしい。今年にかけて、『レヴェナント:蘇えりし者』や『エクス・マキナ』といった良作への出演で、演技派俳優として脚光を浴びたグリーンソンが、絶妙なさじ加減で見せる「冴えなさ」も秀逸。

(文:岸豊)


映画『シング・ストリート 未来へのうた』
公開中

監督・脚本:ジョン・カーニー(『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』)
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エイダン・ギレン、マリア・ドイル・ケネディ、ジャック・レイナー、ルーシー・ボーイントン

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