新作映画『ジャングル・ブック』を観るべき3つの理由――映画の未来は、密林の中に!

(c)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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『ジャングル・ブック』ってどんな映画?

ジャングルにひとり取り残された人間の赤ん坊モーグリは、黒ヒョウのバギーラに救われ、その命は母親オオカミのラクシャに託された。「仲間のために尽くす」という森の掟に従い、人間ではなくオオカミらしく生きようと努めるモーグリ。しかし、人間への復讐心に燃えるトラのシア・カーンは、モーグリが成長すれば森の脅威だと脅しをかける。苦渋の選択を迫られたモーグリは、家族に別れを告げ、人間の村を目指すが、それはシア・カーンの罠だった。

観るべき理由:1――主人公以外、ぜんぶCG!これぞ映画の未来像

小さな体に、大きな夢と希望を抱いた主人公が、生まれ育ったジャングルを守るために、過酷な運命と向き合いながら、冒険と成長を成し遂げるディズニー映画の最新作。躍動感あふれる人間の少年と、彼を取り巻く雄大な自然美、愛くるしい動物たちのコンビネーションが生命賛歌をうたいあげる本作は、主人公以外、ぜんぶ(つまり森の木々や川を流れる水、動物たち)がCGという驚異の映像技術が最大の見せ場になっている。

具体的には写実的なアニメーション・プロセス、人間の演技を反映させたモーション・キャプチャー、行動範囲が無制限なバーチャル・カメラなどさまざまな技術がミックスされており、その迫力は「スゴ過ぎてドン引き」するほど。これぞ映画の未来像だと圧倒されるはずだ。

観るべき理由:2――ウォルト・ディズニーの精神を継承

ディズニー映画にとって、『ジャングル・ブック』は特別な位置づけの作品だ。なぜなら、1966年に亡くなったウォルト・ディズニーが、遺作として最後に手がけた長編アニメーションこそが『ジャングル・ブック』(67)なのだ。

今回、約50年ぶりにディズニー映画によってスクリーンに復活した本作には、「ストーリー至上主義」「テクノロジーの追求」というウォルトが遺した2つの精神が継承された。主人公はあくまで物語。それを具現化する映像技術の駆使というプロセスは、生前のウォルトが、古くから伝わる昔話を題材に、当時最先端だったセルアニメの技法を用いて『白雪姫』『シンデレラ』『眠れる森の美女』といった名作を生み出した姿に共通している。『ジャングル・ブック』は長く輝かしい歴史を誇るディズニー映画だからこそ、実現した伝統芸である。

観るべき理由:3――“唯一”の人間キャスト、ニール・セディ君の夢は?

唯一の人間キャストとして、主人公モーグリにあふれだすエネルギーと生命力をもたらしたのが本作で映画デビューを飾ったニール・セディ。プロとしての演技経験はないものの、世界各地で行われた2,000人規模のオーディションにおいて、ファヴロー監督らが即決した逸材だ。

ニール君とファヴロー監督

ニール君とファヴロー監督

先日、映画のプロモーションのために初来日を果たしたニール君(現在12歳)に「将来の夢」を聞いてみると、「初めて芝居を体験してとっても楽しかったから、これからも映画の仕事はしてみたいな。それに体を動かすのが大好きだから、スポーツ選手もいいかもね。バスケや野球、フットボールが大好きだし、テコンドーの黒帯も目指しているんだ」。この発言通り、持ち前の運動神経が、モーグリの役作りに活かされているのは一目瞭然。ファヴロー監督は「ニールは聡明な俳優で、とても仕事がしやすかった」と俳優としての将来性に期待を寄せていた。

(文・内田涼)


映画『ジャングル・ブック』
8月11日(木)日本公開

原題:The Jungle Book
監督:ジョン・ファヴロー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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