英BBC選「21世紀の最も偉大な映画 TOP100」から“これは!”という映画3選―TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

英BBC(英国放送協会)が「21世紀の最も偉大な映画 TOP100」を発表しました。世界各国から選ばれた映画評論家など177人が調査に参加。日本映画も選ばれています。その中から「これは!」という3本を紹介します。

考えるな、感じろ

  マルホランド ドライブ

ある真夜中、マルホランド・ドライブで車の衝突事故が発生。ただ独り助かった黒髪の女は、ハリウッドの街までなんとか辿り着き、留守宅へ忍び込む。すると、そこは有名女優ルースの家だった。そして、直後にやってきたルースの姪ベティに見つかってしまう。ベティは、とっさにリタと名乗ったこの女を叔母の友人と思い込むが、すぐに見知らぬ他人であることを知った。何も思い出せないと打ち明けるリタ。手掛かりは大金と謎の青い鍵が入った彼女のバッグ。ベティは同情と好奇心から、リタの記憶を取り戻す手助けを買って出るのだが…。

【特選Point】

鬼才の名を得て、80年代から代表作の多いリンチ監督ですが、この作品はとにかく「考えるな、感じろ」という作品です。 あらすじだけを読んでも意味がわからず、しかし映画を見ると、もうあらすじすらどうでも良くなる、そんな奇妙な作品です。当時はまだ知名度が低かったナオミ・ワッツですが、これを機に躍進したことでも知られます。もしこの作品からかもし出される雰囲気で魅せられてしまった方は『ロスト・ハイウェイ』もお勧めいたします!

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足掛け12年の壮大なドラマ

  6才のボクが、大人になるまで。

6才のボクが、大人になるまで。

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スクール・オブ・ロック』『ビフォア・ミッドナイト』のリチャード・リンクレイター監督が、オーディションで選ばれた6歳の少年エラー・コルトレーンを主演に据え、彼の12年間の成長と家族の変遷の物語を、劇映画でありながら実際に12年間をかけて撮影するという画期的かつ大胆な手法で描き出し、登場人物に刻まれるリアルな時の流れをもフィルムに収めた感動の家族ドラマ。

【特選Point】

登場人物が物語の進行と共に歳をとるという点では『渡る世間は鬼ばかり』的とも言えるが、決定的に違うのは映画を完成させるまで一度も世の中に出していないこと。 本作と同じリチャード・リンクレイターの『ビフォア~』シリーズもかなり野心的な作品だが、これはそれを凌駕するリアリティ。 インディペンデントじゃないと実現できない作品。

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ヒッチコックの爆弾理論

  ハート・ロッカー

ハート・ロッカー

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ハートブルー』『K-19』のキャスリン・ビグロー監督が、テロの脅威が続く混沌のイラクを舞台に、死と隣り合わせの日常を生きるアメリカ軍爆発物処理班の男たちの姿を力強く描き出した緊迫の戦争アクション。

【特選Point】

戦場での爆発物処理を英雄的に扱うのではなく、戦争に完全に取り込まれてしまった男の物語です。ジェレミー・レナーがそんな”ワーカーホリック”の男を演じています。 爆弾は爆発させてしまうのではなく、いつ爆発するかわからない状態で画面に出し続けるだけで緊張感が持続する。かのヒッチコックも名言を残しています。 それくらい手に汗握りながら見ることを強制させられる作品です。

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【オススメ人】
勝江正隆

学生時代に映画に目覚め、年間200本以上劇場で観ていました。96年に出会った『ユージュアル・サスペクツ』にショックを受け、映画を将来の仕事にしたいと思うようになりました。大学3年の時に洋画配給会社で働き、カンヌ国際映画祭にバイヤーとして参加しました。その時に映画ビジネスの面白さを知り、現在に至ります。

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