山口もえ「子育てって、正解が一つじゃない。お互い尊重しながら育てています」―映画『ルーム』発売記念親子試写会イベントレポ

山口もえ

山口もえ

作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説「部屋」をブリー・ラーソン主演で映画化した『ルーム』。世界の数々の映画賞を席巻し、182部門ノミネート/64受賞、さらに第88回アカデミー賞では主演女優賞にも輝いた本作の発売を来週16日(金)に控え、都内にて親子試写会イベントが開催された。ゲストとして登壇したのは山口もえ。1男1女の母でもある彼女の目に本作はどう映ったのか―。

集まった親子に「大丈夫だった?」とまず声をかけた山口は、「私は主人と観たんですが、観終わったあとふたりとも無言でした。いろいろ考えさせられて思うことがあって…。私はこういう観終わったあとに色んな感情を持って、考えされられる作品が大好きなので、今日のいろんな感想を親子で話し合ってもらえたら嬉しい」と挨拶した。

映画のテーマに関しては「現実世界ではあってはならないことだと思う」と想いを述べ、「親子というだけでなく、子育てをしながら…子育てってどちらかと言うと閉鎖的なことなじゃいですか? その中で、そこから飛び出してくっていうのが、作品の表テーマだけでなく、裏テーマもあって、人生の中で新しい世界に飛び出していくとか、どう溶け込んでいくのかとか。親と子以外にも観て感じてもらいたいと思いました」と続けた。

自身が母となったことで「私も母になって頼もしくなった」という山口。子育てについて聞かれると「正直、いろいろ乗り越えられているかもまだわからない。子育てって、正解が一つじゃない。これは正しかったのだろうか、違う選択肢があったのではと試行錯誤しながらやっている。子供は叱りもするけど、それを間違えることもある。そういうときはすぐに謝る。『ママも間違えることはあるからね』って。親といえども1人の人間。子供もそう。お互い尊重しながら育てていますね」と山口流の子育て論に、観客たちも聞き入っていた。

MCの伊藤さとりと山口もえ

MCの伊藤さとりと山口もえ

当日は、会場の親子からの質問に山口が答える場も設けられた。女子高生から「自分がお母さんになって、自分のお母さんに対して変わった思いとかありますか?」と聞かれると「自分を育ててくれた想いを強く感じるようになりました。親になる前までは親の言葉や行動って面倒だったりする。でも自分が親になると、こんな思いでこんな言葉をかけてくれたんだと、ありがたみを感じると思います」とコメント。

また、彼女がまず「将来アナウンサーになりたい」ということについても、自身の体験を踏まえながら「目標にポンっと辿りつけなくても、目の前のことをやっていくことが大切。それが夢への一歩位になるんじゃないかなと思っています」とアドバイス。

続いて大学生から「子供にどんな子になってほしいと思っているか伝えているか?」という問いには、「子どもたちによく言っているのは、『自分が楽しめることを見つけなさい』って言ってます。なにか夢中になれることを持てることはとても幸せなこと。それを何でもいいから楽しんでもらいたいと思っている」と答え、「将来は女優になりたい」という夢には「え?え?お芝居と無縁なところがあって…(笑)。明日何年かぶりにドラマの撮影が入っていて、いまセリフを覚えるのでいっぱいいっぱいで(笑)」と会場の笑いを誘いながらも、「私の言葉じゃないんですが、友達の女優さんが言っていたのは、自分の感情を素直に出すことができるドラマが大好きだと言っていた。自分の感情を自由に出せるようにコントロールできたらすごくいい女優さんになるんじゃないかなって」とコメントした。

質問に聞き入る山口

質問に聞き入る山口

最後にこの映画のおススメポイントを聞かれると「元気が無い時は観ないほうがいいかもしれない(笑)。いろんな方と観てもらって、自分というルームの中から概念を飛び越えていくっていうことについても話してもらえたらなって思います」と語りかけてイベントの幕を閉じた。

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映画『ルーム』
9月16日(金)Blu-ray&DVD発売/レンタル開始(レンタルはTSUTAYAだけ)

ルーム

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出演者 ブリー・ラーソン  ジェイコブ・トレンブレイ  ジョーン・アレン  ショーン・ブリジャース  ウィリアム・H・メイシー  トム・マッカムス  アマンダ・ブルジェル  ジョー・ピングー  キャス・アンヴァー  ランダル・エドワーズ
監督 レニー・アブラハムソン
製作総指揮 アンドリュー・ロウ  エマ・ドナヒュー  ジェシー・シャピーラ  ジェフ・アークス  デヴィッド・グロス  ローズ・ガーネット  テッサ・ロス
脚本 エマ・ドナヒュー
原作者 エマ・ドナヒュー
音楽 スティーヴン・レニックス
概要 閉ざされた[部屋]で暮らす、ママとジャック。体操をして、TVを見て、ケーキを焼いて、楽しい時間が過ぎていく。しかし、この部屋が、ふたりの世界の全てだった。[部屋]で5歳の誕生日を迎えたジャックに、ママは話しはじめた。「この部屋の外にも世界があるの。」閉ざされた[部屋]で生れ育った息子に本当の<世界>を見せるために、母は脱出を図る。初めて<世界>を目にしたジャックはー。
作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説をブリー・ラーソン主演で映画化。大きな愛に、溢れかえる希望に、涙が止まらない。アカデミー賞主演女優賞受賞。衝撃と感動の物語。

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