『君の名は。』と“刺し違える”!? 映画『溺れるナイフ』に10代女子が殺到する理由

『溺れるナイフ』、好調

『溺れるナイフ』、好調

菅田将暉小松菜奈のW主演映画『溺れるナイフ』の観客動員数が、公開から2週目で10位圏内と大健闘している。

上映館数が『君の名は。』の半分 期待を裏切らない面白さ

ヒットの理由について、映画誌ライターはこのように語る。

「12週連続1位の『君の名は。』や、上位キープの『デスノート Light up the NEW world』の公開館数300前後に対して、『溺れるナイフ』はほぼ半数の153。そんな中、都心部の映画館では、10代の女子で満席になるほど殺到しています。少女漫画が原作の青春恋愛ものだけに、特定層のファンの期待感を裏切らない面白さが、その人気の高さに現れています」

原作は2004年から2013年にかけて、『別冊フレンド』に連載されたジョージ朝倉の少女漫画。

累計160万部を超えた『溺れるナイフ』(ジョージ朝倉)

累計160万部を超えた『溺れるナイフ』(ジョージ朝倉)

コミックの売り上げは累計160万部を超えた人気作品だ。ストーリーは田舎町に引っ越してきた人気モデルと、神秘的で容姿端麗な神主一族の跡取りとの、破裂しそうな恋と衝動を描いた青春恋愛もの。

メガホンを取った山戸結希監督は、大学在学中に製作した『あの娘が海辺で踊っている』で注目され、『5つ数えれば君の夢』で商業デビューし高評価を得た新鋭だ。

「原作の独特な世界観は、映画関係者の間では実写化は不可能では、とも言われていました。しかし、それが見事に昇華されています。これまで映画化を拒み続けていたジョージ朝倉に、監督は『一番好きな漫画』だという熱意を、直接手紙で伝え、気持ちを動かして映画化に漕ぎつけました」(前出のライター)

超過密スケジュールも出演陣は高評価

今作の撮影は、わずか17日間という過密スケジュールだったため、天候や撮影環境の悪条件もあったという。11月5日に開催された初日舞台挨拶で主演を務めた小松は、撮影中の思いをこのように語った。

『溺れるナイフ』「死ぬんじゃないか」と思った小松菜奈 (C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

『溺れるナイフ』「死ぬんじゃないか」と思った小松菜奈 (C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

「過酷すぎて、いつも『明日死ぬんじゃないか』という感覚でした。撮影中は『公開できないんじゃないか』と思えるほど、撮れなかったシーンも多かったですし、もの作りの大変さも痛感しました」

ところが、映画は上映1週間で16万人以上の動員を記録し、12日には御礼舞台挨拶が行われた。菅田はこのように撮影を振り返る。

「現場で監督が『鳥を入れたい!』と、3時間くらい待ったりして。正直気持ちのいい待ち時間ではなかったですけど、できあがったものを観ると、ああやって待った時間は伊達じゃなかったなと思いました。本当に映画として完成しないかもしれない、っていうヒリヒリ感があったからこそ、今ここに立てたことに感謝です」

映画のキャッチフレーズは“一生ぶん、恋をした。”。若い女性だけでなく、ぜひ男性もキュンとなる悶絶体験をしてみては。

(文:会田錦司)

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アーティスト情報

菅田将暉

生年月日1993年2月21日(25歳)
星座うお座
出生地大阪府大阪市

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