オアシスの1stアルバム『Definitely Maybe/オアシス』が売れた理由とは?

 

(C)Tim Abbot

リアム&ノエル・ギャラガーが製作総指揮を務め、バンド結成から96年のネブワース・ライヴまでの軌跡を描くオアシス初の長編ドキュメンタリー『オアシス:スーパーソニック』が12月24日に公開を迎える。本作のタイトルにもなっているデビューシングル『スーパーソニック』を収録した1stアルバム『Definitely Maybe/オアシス』は、当時イギリス史上最速のスピードで売れたデビューアルバムとなった。今回は、この名盤誕生の秘密に迫る。

1994年1月。モノウ・ヴァレー・スタジオでのレコーディングで、プロデューサーのアラン・マッギーは「ライヴの音と違う、良くない」とノエルに伝えた。「オアシスはライヴが最高なのに、そのノリが伝わってこなかった」そうだ。ノエルはイラついていて、「いいから発売して2枚目でちゃんとやろう」と言ったものの、アランは「これじゃ2枚目なんてない」とバッサリ。そこで、アランは2度目のレコーディングを決める。

2月にソーミルズ・スタジオで行われた2度目のレコーディングでは、ライヴの音を担当していたマーク・コイルに白羽の矢が立った。ライヴの最高の音をアルバムに閉じ込めようとしたが、ミックスしてみると失敗。藁にも縋る思いで、3度目のミックスはオーウェン・モリスに依頼。オーウェンはスタジオで初めてリアムに会うと「ジョン・レノンに似てる!」とにっこり。するとリアムも「当たり!」と応え、メンバーとの相性の良さもあってか、オーウェンはレコーディングを見事に成功させ、『Definitely Maybe/オアシス』を誕生させた。

映画本編には、『ロックンロール・スター』『リヴ・フォーエヴァー』『ワンダーウォール』『モーニング・グローリー』ほか、オアシスの軌跡を語る上で欠かすことの出来ない名曲が20曲以上も使われており、キャッチーなメロディと印象的なリリックの数々には、ファンならずとも引き込まれること必至。映画『オアシス:スーパーソニック』は、この冬に見逃せない音楽ドキュメンタリーになりそうだ。


映画『オアシス:スーパーソニック』
12月24日(土)、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

監督:マット・ホワイトクロス『グアンタナモ、僕達が見た真実』
製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン
製作総指揮:リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、アシフ・カパディア『AMY エイミー』『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』
編集:ポール・モナハン/音楽:ラエル・ジョーンズ/再レコーディングミキサー:リチャード・ディヴィ/
VFX&アニメ―ション:ザ・ブルワリー/ VFX&アニメ―ションスーパーバイザー:マーク・ナップトン/
ミュージックスーパーバイザー:イアン・クック、イアン・ニール
2016年/イギリス/英語/カラー/122分/日本語字幕:石田泰子/監修:鈴木あかね、粉川しの/配給:KADOKAW

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