[Alexandros]川上洋平のTSUTAYAで迷ったらコレを観よ!ーこんなタイプの群像劇を初めて観ました『イレブン・ミニッツ』

『イレブン・ミニッツ』

© 2015 SKOPIA FILM, ELEMENT PICTURES, HBO, ORANGE POLSKA S.A., TVP S.A., TUMULT

TSUTAYA常連の[Alexandros]川上洋平が新作DVDをレコメンド! 今月は、14人の男女の11分間を描いた群像サスペンス。

『イレブン・ミニッツ』

『イレブン・ミニッツ』

午後5時から午後5時11分というわずかな時間で、女好きの映画監督や女優、嫉妬するその夫ら、都会に住む男女14人のありふれた日常が激変していく。

3.2 RENTAL
'15年・ポーランド、アイルランド
監督・製作・脚本/イエジー・スコリモフスキ
出演/リチャード・ドーマー

⇒作品紹介・レビューを見る

こんなタイプの群像劇を初めて観ました

いきなり余談ですが“ミニッツ”という単語を含んだタイトルにどうしようもなく魅力を感じてしまいます。『15ミニッツ』や『ミッション:8ミニッツ』など。短い時間の寸劇を、2時間前後の長尺でどう料理してわれわれをもてなしてくれるのか。「今から時間を使って創作料理作っちゃいまっせー」とあおるようなタイトルに興奮するのです。

さて、この映画のタイトルにもミニッツが入っています。公開前からかなり気になっておりましたが観逃していたので、今回ようやく鑑賞しました。いや〜、楽しめました。ただ、どういう映画なのかと聞かれたら解答に困ってしまいます。ニワカ映画ソムリエとしては、よくわからないけど内容が濃密で楽しめる映画と推したいわけなのですが。なんというか、少しズルい感じです(笑)。素敵な意味で。

群像劇であることは、予告を観て知っていたのですが、ストレートな群像劇とはちょっと違う。初めて観ました、こんなタイプのもの。11分間に起こるさまざまな人間模様がすべてつながっていくかと思ったらそうでもないんですよ。ただ、細かい伏線みたいなギミックがちりばめられていて、それを見つけるだけでも楽しめます。例えば、ホテルの部屋で女優をオーディションする映画監督。この監督の部屋のトイレに飾られた絵は、11分後の彼を暗示しているように思えます。まぁ、そんなギミックがあちこちに隠されているのですが、なんとすべてが回収されるわけでもないのです。さっきの絵のギミックも、果たして合っているかどうか確証はないですし。「なんともイジワルで小粋な監督だなぁ」と思いました。でも、だからこそ楽しめたし、もう一回観たくなってしまうはずです。

あと音楽も好きでした。冒頭から流れる時計の針のような音。そしてドロップチューニングされたギターの低音のゆったりとした刻み。不穏でとにかくカッコいい! ヨーロッパ系ポストロックとか好きな人には絶対響く。ぜひご覧あれ。

◆PROFILE

[Alexandros]A写
香港でキャンペーン中。

香港でキャンペーン中。

[Alexandros]

'01年結成の4人組ロックバンド。メンバーは川上洋平(Vo&G)、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)。現在までにシングル14枚、アルバム6枚、映像5作品をリリース。

●今後のスケジュール
[ライヴ]
Tour 2016〜2017 〜We Come In Peace〜
■3月4日 福岡国際センター
■3月11日、12日 沖縄 ナムラホール
■3月25日 香港 Music Zone@E-Max

[レギュラーTV番組]
毎週月曜22:00~ 「Welcome! [Alexandros]」 (SPACE SHOWER TVにて)

[Alexandros] オフィシャルサイト

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST