YOSHIKI男泣き!映画『WE ARE X』ジャパンプレミアで封印された過去への思いを明かす

 

映画『WE ARE X』完成披露ジャパンプレミア

2月24日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、ドキュメンタリー映画『WE ARE X』の完成披露ジャパンプレミアが開催。劇場の正面エントランス大階段には、X JAPANの言わずと知れた名曲『紅』にちなみ、紅色に染まったカーペットが敷かれ、その上には巨大な“X”オブジェが登場。まさにX JAPAN一色となった会場に出席したYOSHIKIは、涙ながらに「本当にファンの皆さんに感謝しています」と胸の内を明かした。

YOSHIKI、Toshl、PATA、HEATH、SUGIZOが登場すると、ファンで埋め尽くされた会場の興奮は最高潮に。サウンドバイツエリアでは、駆け付けたファンひとりひとりに握手やサインをするなど、ファンとのコミュニケーションを楽しむ様子を見せたメンバーだが、なんと映画イベントでの全員登場は、30年以上にわたるバンドの歴史でも初めてのこと。まさしく本イベントは、X JAPANにとって新たな歴史の1ページを刻むこととなった。

 

映画『WE ARE X』完成披露ジャパンプレミア

続いて行われたのは、試写会および舞台挨拶。本作が製作された経緯を問われたYOSHIKIは、「ドキュメンタリーをいつかは作ろうということでカメラが回っていたんですよね。ただ、その後に壮絶なドラマがあって、それはX JAPANの解散、そしてHIDEの死、Toshlの洗脳、再結成、海外進出、その中でまたTAIJIの死。そういった色々なことが起こる中で、とてもじゃないけど振り返れないし、映像を辛くて観られないということで、いつのまにかそういう話はなくなっていたんですよね。X JAPANのラストライブですら見るのが辛いのに、X JAPANの全部を描こうなんて不可能だろうと」とコメント。

そして「ただそういった中で、X JAPANは、まだ進行形である、X JAPANのストーリーというのは、心に痛みをもっている人、または人生に挫折しそうな人たちに勇気を与えられるんじゃないか、人の命を救えるんじゃないかということを言われ、そうであるならば、企画を進めてみようと思ったんです。たまたまその時期が、マディソン・スクエア・ガーデンでの公演と時期が被ったので、この映画の撮影、そして今までの映像を探してみようということで始まりました」と製作の裏話を明かした。

 

映画『WE ARE X』ジャパンプレミア

本作について「最初は観るのを5回くらい断った」と明かしたToshlだが、本作を初めて観たときについて「レコーディングだと呼ばれて、スタジオに行ったらそこに映画館が出来ていて、YOSHIKIがどうしても観せるということで、レコーディングではなく、ひとり映画鑑賞会になりました」と明かし、「観終わった後は、15分から20分くらい全く言葉が出ない、椅子から動けずに、絶句してしまいました」と振り返った。

これを受けたYOSHIKIも「僕も初めて観た時は、Toshlと一緒で立ち上がれなかったですし、あれは夢だったんじゃないだろうかと、どこかで現実を消化しきれていないところがあったけど、実際に映像で観るとやはり本当だった」と感慨深そうに述懐。「観るたびに泣いてしまって、8回くらい観たんですけど、観るたびにこういうのがあったんだと発見がある。何回も見ないと消化できないところがある」とコメントすると、PATAはしんみりとした会場を温めようとするかのように「じゃあ皆さんも何回も観に来るように。涙で前が見えないこともあると思います!」とお茶目にフォローし、会場の笑いを誘った。

 

映画『WE ARE X』ジャパンプレミア

一方のHEATHは、「衝撃的なシーンもあるんですが、なぜX JAPANがここまで大きくなって、たくさんの人を魅了させるバンドなのかというのが、この映画を観ていただけるとわかると思います」と作品の魅力をアピール。SUGIZOが、「とても壮絶で、偉大な歴史を持つX JAPANの中で、僕はほんの最近の一部に存在しているんですけど、この歴史を観てしまうと、僕は本当にここにいて良いのかと思ってしまう。ここに僕がいて何ができるだろうと考えてしまう」と語ると、YOSHIKIは「SUGIZOがいるから今のX JAPANがあるんです」と続け、会場からは拍手が。

再びマイクを握ったToshlは、「とにかく、僕的にもなかなか振り返れない過去があって、本当に長いロングインタビューを一対一で行ったんです。その中で自分の消したいところも、監督はどうしてそこを使いたい、それで意味があるんだと言ってくれて。さらけ出すならすべてさらけ出そうということで、この映画にはそういうシーンも多々収まっています」と告白。そして「この映画で自分の過去とケジメをつけて、X JAPANとしてHIDEとTAIJIと一緒に、大きな壁をぶち破って行くんだなと。そしてファンの方たちと一緒に分かち合って、運命共同体として、みんなと一緒に気持ちを込めて観たいなと思います」と晴れやかな顔で語った。

 

映画『WE ARE X』ジャパンプレミア

これを聞いたYOSHIKIも、「決してカッコいいシーンばかりでない。僕も個人的にはToshlと同じくらい入れてほしくないシーンがあったんだけれど、監督に押し切られた。当時HIDEが亡くなった時、壊れてしまいまして、もう生きていけない、ミュージシャンもできないということで、ロスでセラピーを受けていたんです。その時お医者さんに、うんそうだねって頷かれると、そんなのわかるわけないじゃないと怒って帰ってしまったりしていたんですよ。そういう時期がずっと続いて、結局そのセラピーは途中で断念してしまったんですけど、この映画のインタビューも最初は全然喋れなかったんです。上辺のストーリーは喋れるけど、内面まではさらけ出せない、カギはかけたままで、ドアはどうしても開けない。その時にお医者さんに診てもらっていた時の事をだんだんと思い出して、気付いたら泣きながら喋っていました」と赤裸々に告白。

続けて「カギを開けて、ドアを開けたんですけど、結局はそのドアというのは、最初は暗い・痛い・悲しい未来に続くドアを開けてしまったと思っていたのが、ただ今考えると、そのドアというのは、実は希望に満ちたドアをだったんだなと、この映画を観て思いました。そして、僕らがこうやって存在しているということは、何年もの間ずっとこうやって応援してきてくれたファンがいたからこそ、この映画も完成し、こうやってステージに立って居られると思うし、今度イギリスに行きますが、そういった世界でもコンサートができるんだというふうに思っています。本当にファンの皆さんに感謝しています。ありがとうございます」と涙ながらにファンへ感謝の気持ちを伝えた。

 

映画『WE ARE X』ジャパンプレミア


映画『WE ARE X』
3月3日全国公開

■監督:スティーヴン・キジャック ■上映時間:96分 / アメリカ映画
■クレジット:(C)2016 PASSION PICTURES .LTD
■公式サイト:http://www.wearexfilm.jp/
■公式Twitter:https://twitter.com/wearexmovie

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