祝10万人動員! 石川慶監督×満島ひかり『愚行録』ティーチインイベント

満島ひかり(左)と石川慶監督(右)

満島ひかり(左)と石川慶監督(右)

日本から唯一の長編実写作品として第73回ベネチア国際映画祭<オリゾンティ・コンペティション>部門で正式上映された話題作『愚行録』(配給:ワーナー・ブラザース/オフィス北野、2月18日より全国にて公開中)が上映開始から10日間で興行収入1億円を突破し、全国の上映劇場は78館となっている。

初日から映画ファンを中心に動員をしており、満席も続出。「文句なしの傑作」、「満島さんの演技に圧倒された…」「上映後、しばらくの間立ち上がれなかった。」「脚本が素晴らしくて震えている。」「配役が絶妙で素晴らしい」「鳥肌モノだった。」などSNSを中心に口コミが拡がっている。

作品の大ヒットを記念して妻夫木聡演じる週刊誌記者・田中の妹で秘密を抱える光子を演じた満島ひかりと本作で華々しく日本映画長編デビューを飾った石川慶監督がトークショーと観客とのティーチインイベントが行われた。

満島:今日はお越しいただきありがとうございます。映画を見ていただいてありがとうございます。
石川:今日はありがとうございます。映画見ていただいた後だと、いつもドヨーンとしていて入りづらいなと思うんですが(笑)。満島さんと一緒に楽しい話をしたいなと思います。宜しくお願いいたします

MC:今回、ご一緒に映画を作られてどのような思いでいますか?
満島:石川監督にとって初めての長編映画で、初日舞台挨拶のときに監督が話している間、「監督泣いちゃう!泣いちゃう!」と思ってあさ美ちゃんと見たら目が合って、「同じ気持ちだ!」と思って。監督が、私たちが初めて舞台に立った時の思いと同じ思いをしているんだろうなと思うと、グッときました。

MC:撮影中はどんな監督でしたか?
満島:一つ質問すると全部答えてくれるんです。なんとなく投げかけた質問なのに、全部返ってくる。途中からあまり話を聞かないで、監督が話している姿を見つめているときもありました(笑) あと、男性の手がたくさん出てくるシーンがあるんですけど、最初は「なんか違う。じわ~っと触らないと」と言っていたら、監督が実際に自分の手で教えてくれたときに「上手!」と思って、そこからすごい信頼関係で結ばれた気がします。
石川:そうですね、満島さんも乗り気で。楽しかったです。

MC:監督は、満島さんとご一緒していかがでしたか?
石川:満島さんと一緒にできたというのは嬉しかったですね。今回の撮影は、毎回現場でいろんな案が出てきて、一緒に作っている感じがとてもありました。本編をみて、現場で出てきたものがスクリーンに映っていて嬉しかったです。

MC:印象的なシーンはありますか?
満島:一人でずっと話している場面ですね。監督も仰っていたんですが、この映画は言葉だけでつないでいく物語。話している人の口から出た言葉だけで、いろんなことが起きていると思うのですが、実はその物事の内面でいろんなことが起こっているんです。でも私が演じた光子は、普段はあまり話さない人かもしれない。でもこういう時ってどうやって話すんだろう?と監督とたくさん話し合って辿りついたのが、小学生の男の子のように演じることでした。近所のおじさんに話しかけられて、今日起こった事柄を立て続けに全部話しているという状態にできたらいいな思って演じました。演じている時は、どこにもつかまるところない。どこに立ったらいいかわからない。そういう中で監督と話し合いながら演じていました。

石川:僕も独白のシーンですね。これだけ話し合って、それがちゃんと画に出ていて、本当に良かったです。まずはこの話す姿が決まり、そこからカメラのフレーミングが決まり、そして前のシーンはどう撮っていこうか、という流れで決まっていった。役者さんとのやりとりから出てきたものが、カメラワークや全体の雰囲気にもつながっているのが良い経験でした。

《ティーチ・インコーナー》
質問者:独白のシーンで、セリフが音楽を聴いているような感じがした。何か意識したのでしょうか?

満島:演技している時は、神任せな部分があって。あのシーンは、お芝居をしていてもわからなかったんです。とにかく胸が苦しくて。そしたら共演していた平田さんに「満島、胸が苦しいだろ。俺もこういう役やったとき胸が苦しかったんだよ」と言っていただけて頼もしかったです。
監督:撮影する前は色々話していたんですが、あの場に入ってしまうとそれどころではなかったですね。あのテイクは本当にすごかったです。これで映画成立してるなと確信に近いシーンでした。

質問者:手で何かを触っているシーンが印象的でした。手で愛情を表現しているのかなと思いました。
石川:手に関しては、、とても手が綺麗だったからかな。満島さんの手を見たときに、光子がいるって思いましたね。それからは撮影のピオトルに「手を撮りたい」とばかり話していた気がします。
満島:手「耳を触ってもいいかな〜いや、どっちかな…」「どっちだよ!」というシーンがありました。

質問者:満島さんは、妻夫木さんの共演はたくさんありますが、いかがでしたか?
満島:妻夫木さんは何度も共演していて、現場でも本気で喧嘩ができちゃう数少ない人で。でも今回の現場ではあまり話さなかったんです。口にしたら大事なものがなくなってしまうんじゃないかと思って。普段はたくさん話しますけどね。何度も共演してるのもありますけど、妻夫木さんとはとてもやりやすかったです。そういえば先日、日本アカデミー賞の助演男優賞を受賞されていましたけど、妻夫木さんに昔言われたことがあるんです。「自分が賞をもらった時は、相手役が良かったんだと思え」と言われたことがありますね。

最後に満島が「映画だけでなく、トークも聞いていただいて、本当にありがとうございました。途中で席を立つ方がいなくて良かったです!」とほっとした様子で話し、石川監督は「日は本当にありがとうございました。3週間経ってもまだ劇場に来ていただいているというのが嬉しいです。周りの人に『愚行録』よかったよ〜と言っていただけると嬉しいです。」と挨拶し、イベントは無事終了した。


映画『愚行録』
公開中

出演:妻夫木聡、満島ひかり
小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田 満
原作:『愚行録』貫井徳郎
脚本:向井康介
音楽:大間々昂
監督:石川慶
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野

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