[Alexandros]川上洋平のTSUTAYAで迷ったらコレを観よ!―誰しも経験したことのある、“リアル”な青春『イエスタデイ』

『イエスタデイ』

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TSUTAYA常連の[Alexandros]川上洋平が新作DVDをレコメンド! 今月は、ビートルズの名曲に乗せて描いた、さえない少年の青春ドラマです。

『イエスタデイ』

『イエスタデイ』

60年代後半のノルウェー。ビートルズに憧れて友人たちとバンドを結成した男子高校生が、演奏が思うように上達しないことや美人な転校生との恋に悩む。

5.24 RENTAL(TSUTAYA先行レンタル)
'14年・ノルウェー
監督/ペーテル・フリント
出演/ルイス・ウィリアムズ、ホーヴァール・ジャクウィッツ

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誰しも経験したことのある、“リアル”な青春

お!? いい意味で想像と違ったバンドもの青春映画でしたー。青春映画は結構多いですが、この映画はそのなかでも妙に“リアル”でした。

舞台は'67年、ノルウェーの首都オスロ。ビートルズ(特にポール・マッカートニー)フォロワーで少しさえない少年とそのバンド仲間。最初は「オスロでバンド?」と、想像がつかなかったのですが、映画が始まるとすんなり親近感が湧きました。

北欧独特の街並みや、(特にあの時代の)ファッションって、日本と全然違うのになんであんなにほっこりするんでしょうね。手持ちのレコードプレーヤーで音楽を流しながらガールフレンドと湖で過ごすんですが、なんかオシャレやな〜と。日本じゃありえない光景です。「なんやそのイケてるデート! お前は、さえない少年という設定ちゃうんかい!!」と思わず突っ込んでしまいます。

個人的にこの映画の素敵だな〜と思った部分は、少年たちのやることなすことが全部「中途半端」なところです。ビートルズに憧れているのに、プロを目指しているわけでもない雰囲気。意中の女の子の前でライヴをするのですが、アンプが壊れてライヴが中断するシーンがありまして、「おっ、ここでいつも練習しているアコギスタイルで対応か!?」と、誰もが思うんですが、なんと主人公はあきらめちゃって飲んだくれちゃうんですよ。「おいおい、そこはアコギで決めて、逆に持っていけよ〜」と突っ込みたくなりますが、そんな度胸、主人公は持ち合わせていません。でもこの主人公は、そもそもバンドで成功するのが自分の夢なのかどうかも、まだぼんやりしている。憧れてはいるけど、「自分はポールになれないんじゃないか?」と疑い始めている。それでも葛藤しながら、目の前のことに精一杯になっている主人公に愛しさを覚えるはずです。「なんて不器用なんだ、まるで昔の俺か」と。そんな誰しも経験したことのある、ちっぽけだけど“リアル”な青春が、この映画には描かれています。

◆PROFILE

[Alexandros]A写
幕張メッセのど真ん中は気持ちよかったです。

幕張メッセのど真ん中は気持ちよかったです。

[Alexandros]

'01年結成の4人組ロックバンド。メンバーは川上洋平(Vo&G)、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)。現在までにシングル14枚、アルバム6枚、映像5作品をリリース。

●今後のスケジュール
[ライヴ]
Premium V.I.P. Party
■7月2日 日本ガイシホール
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO
■8月11日、12日 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
UKFC on the Road 2017
■8月16日 新木場STUDIO COAST

[Alexandros] オフィシャルサイト

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