映画『無限の住人』三池崇史監督、原作者とクロストーク!意外な製作秘話も

 

沙村広明と三池崇史監督

5月14日、アニメイト新宿にて、「アフタヌーン」創刊30周年および映画『無限の住人』の公開を記念して、原作者・沙村広明と、三池崇史監督によるトークイベントが開催。二人が揃って公の場に登場するのは、今回が初めてとなった。

沙村と三池監督が会うのは、今回のイベントで2回目。初対面は映画『無限の住人』の撮影が行われていた2015年12月の京都の撮影所で、丁度その日は、木村拓哉が演じる不死身の男・万次と、市川海老蔵ふんする閑馬永空のバトルシーンの撮影日だったとのこと。沙村は「防寒着をフル装備でも寒かったのですが、木村さんは着流しに草履という出で立ちで、撮影中もそのまま。その様子を拝見して感謝の気持ちでいっぱいになりました。非常に素晴らしい体験をさせていただきました」と極寒の京都での撮影を述懐。

一方の三池監督は「キャストの皆さんも楽しんでいました。“サインを貰おうぜ”と興奮していました(笑)」と、キャスト・スタッフ陣が沙村先生の撮影所訪問に興奮していたことを暴露。これを受けた沙村は、木村から台本へのサインを頼まれたことを思い出し「驚いたのと寒くて手がかじかんでしまっており、“木村拓哉さんへ”って自分で書いた字が読めないんです。平謝りだったけれど、木村さんは『これで頑張れます』って笑ってくれました。今思い返しても書き直したいです…(笑)」と微笑ましいエピソードを披露した。

続いて、お互いの作品の印象について問われると、沙村は「『DEAD OR ALIVE』シリーズ、『漂流街 THE HAZARD CITY』、『殺し屋1』などを拝見させていただいていて、どの作品も大好きです。そして三池監督の作品は、必ず印象に残るシーンがあります。一番印象に残っているのは『漂流街』冒頭の砂漠のシーンで、政府の取締役が不法外国人をバスで送るんです。アリゾナの荒れ地みたいなところで撮っていると思ったら、最後のテロップで“埼玉県戸田市”と出てきて(笑)。その演出は衝撃的でとても勉強になりました」とコメント。

これを聞いた三池監督は「ありがとうございます。作品全体の出来より“瞬間”を強く感じさせたいので、そういった連続になるといいなと思っています」と感謝を述べ、続けて「漫画は物語を作りながら絵を描く、この絵を描きたいのでこのシーンを作る、というようにどちらから作ってもいいという部分がうらやましい。映画は集団で作ります。キャスト・スタッフまで入れると200人くらい関わってくるので、バックアップを受けながらでしょうが、結果的に1人で表現するものを本当は作りたい」と漫画と映画の違いについて言及した。

イベントでは、三池監督が「万次は描き始めたときはどうだったの?」と問いかける一コマも。沙村は「若い時はこのキャラを20年描くとは思っていなかったので、連載5年目くらいから、なんで不死身にしたのか…と後悔しました(笑)」と苦笑。「全部で30巻あるんですが、万次がどうやったら死ぬのかというのが途中で解明されます。もっと序盤で明かしていたら、もう少しサスペンスぽく駆け引きみたいな戦いを出すことが出来たかも、と思うこともあります」と今だから話せる裏話を明かしていた。


映画『無限の住人』
2017年 4月29日(土・祝)全国ロードショー

木村拓哉
杉咲花 福士蒼汰
市原隼人 戸田恵梨香 北村一輝
栗山千明 満島真之介 金子賢 山本陽子
市川海老蔵 田中泯 / 山﨑努

原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
監督:三池崇史
脚本:大石哲也
音楽:遠藤浩二
制作プロダクション:OLM
制作協力:楽映舎
製作:映画「無限の住人」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

三池崇史

生年月日1960年8月24日(57歳)
星座おとめ座
出生地大阪府

三池崇史の関連作品一覧

市原隼人

生年月日1987年2月6日(31歳)
星座みずがめ座
出生地神奈川県川崎市

市原隼人の関連作品一覧

戸田恵梨香

生年月日1988年8月17日(29歳)
星座しし座
出生地兵庫県

戸田恵梨香の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST