『幼な子われらに生まれ』原作者の重松清からコメント到着!「21年の歳月が育ててくれた」

 

(C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

直木賞作家・重松清の傑作小説を実写化した映画『幼な子われらに生まれ』(8月26日より公開)から、原作者である重松清のコメントが到着。重松は「原作が刊行された1996年よりも、ずっとリアルに、2017年の現実と響き合っている。21年の歳月が育ててくれた」と語っている。

原作を書いたのは21年前でした。でも、映画は「いま」の物語になっていました。それが原作者としてなによりうれしい。最高の勲章です。三島監督はじめ、スタッフ、キャストの皆さん、ありがとうございました。―重松清(原作者)

『幼な子われらに生まれ』の映画化は、重松が長い歳月をかけて温め続けてきたものだった。小説を出版したのが1996年夏で、刊行してほどなく、脚本家の荒井晴彦に「よかったぞ」と褒められ、「映画にしたい」と言われたときのことを、重松は「うれしかった、ほんとうに」と振り返る。その後、企画が動きだしては止まり、盛り上がりかけては萎む、を何度も繰り返す中で、重松に出来たことは、何度か別口から来た「テレビドラマに」というオファーを、「この作品は荒井さんに差し上げたから」と断ることだけだった。

それから21年もの歳月が流れ、荒井晴彦と三島有紀子監督の手によって『幼な子われらに生まれ』の映画化がついに実現した。「難産のすえに子どもが生まれたようなものだ」と本作の映画化について語る重松は、この物語を執筆していたときに、二人目の子どもが妻のお腹の中にいたそうで、「父」になる覚悟を自分自身に問いながら物語を綴ったという。

21年の歳月を噛みしめながら観た本作の試写会で、「いま、映画にしてもらって、ほんとうによかった」と感じ、「原作が刊行された1996年よりも、ずっとリアルに、2017年の現実と響き合っている。21年の歳月が育ててくれた」と述べた重松。これから“公開”へ向けて日々成長していく本作に対しては、「小さな、けれど確かな産声が、観てくださる人たちの胸に響くことを願い、祈っている」と想いを語っている。


映画『幼な子われらに生まれ』
8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

出演:浅野忠信 田中麗奈/水澤紳吾 池田成志 南沙良 鎌田らい樹 新井美羽/宮藤官九郎 寺島しのぶ
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫刊)
監督:三島有紀子(『幸せのパン』『繕い裁つ人』
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)

このタグがついた記事をもっと見る

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST