注目のホラー映画『IT』『ゲット・アウト』町山智浩がヒットの背景などを語る

イベントの様子

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注目のホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』および『ゲット・アウト』のジャパンプレミアが17日、都内で開催中の、第10回したまちコメディ映画祭in台東における、「映画秘宝」presents映画秘宝まつり内にて開催され、映画評論家の町山智浩や、作家の平山夢明、デザイナーの高橋ヨシキらが出席した。

スティーヴン・キングによる人気小説を基にする『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』は、とある田舎町を舞台に、子供たちの前に突如現れるピエロのペニーワイズがもたらす、予測不可能な恐怖を描く。世界興行収入2億7400万ドル(9月17日現在、Box Office Mojo調べ)を超える大ヒットについて、町山はNetflixが製作した、80年代を舞台とするテレビシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の人気が関係していると指摘。

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「(スティーブン・)スピルバーグとキングの世界を全部詰め込んだドラマシリーズなんですよ」と同作を紹介した町山は、「80年代の、あの頃の甘酸っぱい感じを詰め込んでいる。これが大人気だから、その原点の『IT』をやるっていうことで、お客さんがいっぱい入った」と大ヒットの背景を分析した。

一方の『ゲット・アウト』は、ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスが、白人の彼女ローズの実家に招待されたことをきっかけに、予期せぬ恐怖に直面する姿を描く。450万ドルの製作費に対して、2億5200万ドルの世界興行収入を叩き出している本作について、町山は「誰もスターとか出ていなくて、誰も知らなかったんですけど、たぶん今年一番儲かった映画です。制作費に対する利益が一番巨大」とコメント。

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ホラーでありながらも笑いが込められている本作のメガホンを取ったジョーダン・ピール監督に話が及ぶと「ケイ&ピールっていう漫才コンビで、ずっとテレビでコントをやってた。オバマさんの真似とかやってますけど、ほとんど人種ネタのコントなんですよ。例えば、奴隷として売られていて、売られたくないなって思ってるんだけど、誰も買ってくれないっていう(笑)」とも解説して会場を沸かせた。

一方の高橋は「『トワイライトゾーン』とかね。そういうノリですよね」と笑顔。同作を「トンチが効いててよかったよ」と評した平山は「お笑いやっている人ってさ、割とホラーも上手いんだよね。笑いのところのツボってさ、ちょっと火力上げるとホラーになるから」とも語っていた。

(取材・文:岸豊)


映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』
11月3日(金・祝)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督・脚本:アンディ・ムスキエティ
出演:ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、
フィン・ウルフハード、ソフィア・リリスほか
配給:ワーナー・ブラザース映画 
2017年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/135分/原題:IT
R15+


映画『ゲット・アウト』
10月27日(金)TOHO シネマズ シャンテ他、全国ロードショー!

製作:ジェイソン・ブラム
監督・脚本:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ
ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、キャサリン・キーナー
ユニバーサル映画
配給:東宝東和

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