菅田将暉、男性共演者からの告白に「後日、報告ができれば」映画『あゝ、荒野』初日舞台挨拶

映画『あゝ、荒野』初任舞台挨拶

映画『あゝ、荒野』初任舞台挨拶(岸善幸監督、木村多江、ユースケ・サンタマリア、ヤン・イクチュン、菅田将暉、木下あかり、高橋和也、山田裕貴)

俳優の菅田将暉が7日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で行われた主演映画『あゝ、荒野 前篇』の初日舞台挨拶に、ダブル主演を務めたヤン・イクチュン、共演した木下あかり、山田裕貴、木村多江、高橋和也、ユースケ・サンタマリア、そしてメガホンを取った岸善幸監督とともに出席した。

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劇作家の山修司が発表した唯一の長編小説を映画化。見た目も性格も対照的な新次(菅田)と建二(ヤン)が偶然出会い、ともにボクシングジムのトレーナー・片目(ユースケ)に誘われプロボクサーを目指す。ボクシングを通して絆や友情を育み、自分を変えようともがいていく中、逃れることができない“宿命の戦い”に直面していく姿を、2021年の東京を舞台に描く。

MCによる「赤コーナー、ライト級、132パウンド、海洋拳闘クラブ所属、新宿新次選手の入場です!」というボクシングの試合さながらの呼び込みで、それぞれ登場した新宿新次役の菅田とバリカン健二役のヤン。ステージに登壇した菅田はボクサー流の登場方法に、「なんか恥ずかしい! こういうとき役者ってダメ(笑)」と照れるも、「本編では照れずにやってます!」と笑顔を見せる。

登壇者たちはボクシンググローブをかたどったYES/NOと書かれた札を持ち、MCからの質問に答えていくことに。しかし、札をもらった瞬間、菅田はうっかり壊してしまい、ほかのキャストや会場を驚かせていた。

本作は『前篇』『後篇』合わせて5時間を超える超大作となっているが、「こんなに長尺になるとは思っていなかった?」という問いかけに、主演でありながらNOを上げたヤンは、「最初は1本の映画だと思っていて、撮影の途中に前後篇になることを知りました」と明かすと、企画の段階から知っていてYESと答えた菅田は、「なんで誰も教えてあげなかったの? 3カ月も撮影してたんだから誰か教えてあげてよ!」と思わずツッコミを入れる。

さらに菅田は「岸さんは編集が大好きな人で、愛があったから成立した作品。これでもだいぶカットしていて、全部で70時間以上撮っていますから」と撮影秘話を明かすと、ユースケが「それを5時間くらいにしている。あとの65時間は、どこにいったんだよ」とぼやく。うなずきながら聞いていた岸監督は「本当はあと2時間くらい(足したい)」とつぶやいていた。

続いて、「新次とバリカンだったら新次の方がタイプ?」という質問には、健二役のヤンは新次、新次を演じた菅田はバリカンを選ぶという結果に。菅田はバリカンを選んだ理由を、「同じように人にだまされたり追い詰められたりという状況の中、新次は人を傷つけることで解決して、バリカンは自分が我慢をすることで解決する人」と切り出し、「そこで考えたとき、そばにいるのはどっちがいいかと思ったらバリカンかな、と」と説明する。

一方、ヤンが「シャワーシーンのため」と理由を話すと、菅田は大爆笑。そしてヤンが「好きです」と突然の告白をすると、菅田は「カミングアウトですよ。後日、事務所を通して皆さんに報告ができれば(笑)」と応じて会場の笑いを誘った。

そして「『あゝ、荒野』の続編をやりたいか?」には、全員一致でYWSになるかと思われたが、なぜかユースケだけNOを上げる。「このメンバーで仕事はしたいし、何本もやりたい。でも『あゝ、荒野』については、後篇まで見てもらえばわかるけど、この後どうするんだろう…と。ここで終わりでいいんじゃないかな」とユースケは熱弁する。「やりたい」と答えた菅田は「たとえば、ボクシングじゃなくてもいい。“その後の幸せな”でもいいかなと考えれば、ありかな」と言い、続けて「信次とバリカンの10年後ということで、高橋さんとユースケさんでやって下さい!」とむちゃぶりのような提案をすると、ユースケと高橋は苦笑い。

最後に菅田は「この映画に関わった人たち、作品には出てないけど見てくれた人たちの思いがこんなに熱いことはない。それが演出にも影響していて、そういう輪みたいなものが今の時代にも広がることがあるんだなというのが、すごくうれしく思います」としみじみ。そして、「そんな実感のある映画ですので楽しんで下さい。ミニオンだと思って」とユーモアたっぷりにアピールした。

『あゝ、荒野 前篇』は公開中、『あゝ、荒野 後篇』は10月21日から公開。

(取材・文・撮影:遠藤政樹)


映画『あゝ、荒野』
10月7日(土)前篇、10月21日(土)後篇 全国順次公開

出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン
木下あかり モロ師岡 高橋和也 今野杏南 山田裕貴
でんでん 木村多江 / ユースケ・サンタマリア
原作:「あゝ、荒野」寺山修司(角川文庫)
監督:岸善幸
撮影:夏海光造
脚本:港岳彦 岸善幸
音楽:岩代太郎
制作・配給:スターサンズ 制作プロダクション:テレビマンユオン

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